見出し画像

自爆営業、自腹行為における心理的安全性の話

<おじさんDX 308>

悪しき慣習として、売上目標達成の為に従業員への購入をさせる/する行為があります。これは金額の大小にかかわらず、禁止した方が良いのです。むしろ従業員が購入しないと目標が達成できない目標は、無謀です。


✅自爆営業した方が評価があがる❓

そんな私も社員購入で商品を購入するコトが多かったのですが、これは、その商品に興味があっての事でしたので、自爆営業とは違います。

メーカー様からサンプルを頂くケースもありますが、無料なのと身銭を切ったのでは、商品への評価も何となく変わって来てしまうのです。

有力なメーカーなら、サンプルをどんどん提供して来ますが、果たしてその商品は、お客様にとって良いモノなのか...。

利害関係が絡んで来ると正当な評価が、私のような俗物な人間だと妨げられるのではないか...という視点からです。

一種の商品勉強の為に自分に投資しています。


これからの時期...年末のノルマ達成のためなのか、自爆営業と思われる行為を聞く事が多くなります。

例えば、クリスマスケーキや年賀状など...😅

たしかに販売目標は、大切なのですが、そうした風土のある組織ですと、社員の心理的安全性も確保出来なくなります。

「社員購入を沢山した方が、会社に貢献している」なんて思われてしまうと購入したくもないモノを買わされることに繋がっていきます。


✅破損やミスにおける弁償

時には商品を落としてしまったりして破損させてしまうケースがあります。また、お客様との商談時の当初見積もりが、正確性に欠けた為やイレギュラーで価格が変わってしまうなど...現場でトラブルが発生することがあります。

そうした際に従業員へその差額を弁償という形で補填させる行為を見た事があります。また従業員も自身の評価への影響を恐れて自腹行為を...。

私は、わずかな金額でも自爆/自腹行為禁止です。


✅自爆/自腹行為は隠蔽に繋がる

会社が把握しなければいけないところ、自爆/自腹行為があると表面化しなくなりますので、運営面についてもマイナスです。良い事も悪い事も隠さずに実施されてこそ健全な運営なのです。

こうした悪しき慣習が蔓延すると「トラブル」を起こしても「金さえ支払えばどうにでもなる」となります。本来は、わざと行った行為ではないにせよ、その後への対策が講じられるはずのものが、対策されないコトに繋がるのです。

小さい金額だったことが、隠蔽のおかげで対策されずに大きな金額(損失)に繋がっていくのです。

真面目なスタッフの中でも、勘違いした責任感から「弁償します」という申し出があっても、管理者は認めてはいけません。

私は、そう申し出るスタッフに

「(気持ちは分かるけど)仮にその損失が、数百万円だったら弁償するのですか?」

故意ではなく、業務上発生した損失の度に自爆/自腹を求められるような職場では、心理的安全性が確保されず安心して働けません😱

責任感を発揮して欲しいところは、日常の仕事で少しでもマイナスを回収すべく行動することです。

それに1人自爆/自腹を認めたら前例として残り続け、その後も認めないと公正な状況になりません。

「あの人は弁償して、この人は弁償しなかった」と、職場の秩序も乱れる事に繋がっていくのです。


🍀駄文を読んで頂き誠にありがとうございます。 ✅1.ガリガリ君の購入資金に充てます。 ✅2.ボンコツな愛車の維持費の足しにします。 ✅3.神社のお賽銭か盲導犬に募金します。