【雑感】中堅社員の離職から学ぶ
<おじさんDX Vol 501>
まずは、記事のご紹介の御礼を
私のような凡人がこの御三方に立ち入って良いのか😅
と思っていますが、どの方も素晴らしい記事を書かれています。私が説明するよりもリンク先から是非ご覧いただきたいと思います。
さて、本日の記事は
防ごうと思っても退職者の発生はある程度覚悟していますが、それが中堅社員となると事態はより深刻です。
昔の話になりますが、とある企業で見て来た経験を少々記事にしました。
✅中堅社員の離職の影響
会社によって中堅社員の在籍期間はマチマチですが、仮に5年以上とした場合、この5年間での投資はいくらなのか算出してみた方が良いです。
中堅社員ともなれば、表現は良くありませんが赤字社員化しておらず、企業にとって稼ぐ集団となっている可能性もあります。
利益を生む存在、それも投資して育てて来たのですから、離職されるのは、再び同様の人材育成をしなければいけないのと、この先を見込んだビジョンにも影響してくるのです。
頭の痛い問題なのです。
✅起きたコトは戻らない
どうして、なぜと思っても離職は事実です。
当時、その企業は出店攻勢中で売上も右肩上がりでした。
「株式上場を!」を合言葉に、ローカルな地方の一企業でしたが、規模的には地域一番の店舗を持つほどの勢いでした。
ただ勢いはあっても、離職率が高かったのです。
退職していったメンバーは、本当の理由を言いませんし、経営側は自分たちの運営が受け入れられなかったとは思わず「退職者に責任がある」と思っていた事でしょう。
事実、その後も何ら対策はされず採用して退職されての繰り返し。
ヒトが育つはずもなく、どんどん職場も高齢化していくのです。
それでもしばらく経営出来ていたのが、余計に問題を先送りにしたのです。
長らく現場の最前線だった管理者達が、定年で退職間近になったのですが、誰が引き継ぐかでその組織は揺れたのです。
✅中堅社員の退職に学ぶ
この会社組織の失態は、次世代育成を行わなかったコトにあります。
更にそんな時にタイミングが悪く、全国規模企業の進出による市場の淘汰が始まったコトに対処出来なかったのです。
出店攻勢も銀行からの借り入れの為だったという噂も..。
ある一定の層が管理職に名を連ね、若手も中堅も一般社員として長年続けさせた結果、新人から中堅までの道はあっても、その先の管理職となると先が詰まっている…。
と思ったのかどうかまで確認していませんが、調べてみると退職した中堅社員の大半は、その頃に進出してきた競合他社に転職していたのです。
その規模は、転職した社内で「○○出身者」というコミュニティーが作れるほどの人数でした。
その破壊力は、人手不足だけでなくそれまでのノウハウの流出や顧客そのものが競合他社に流れるという、凄まじい勢いだったのです。
中堅社員の退職に学ばなかったとある企業は、すでにありません。ちなみに私もそのなくなった企業の出身者だったりします😅
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