なかなか壮絶だった単身赴任時代 エピソード5


<おじさんDX Vol 9>


転勤してから数か月後から支店の成績も上向きになり、何となく手応えが出てきた時です。


✅取引先営業の方々の支援


 私が赴任した地域は、ちょいと田舎でした。北海道はどうしても札幌市が中心になります。大手企業は、営業効率を求めて北海道の支社を廃止し、東北の支社と統合する傾向が、各社出てきたころです。

 現地を回る営業マンは、少なくなっていたのです。そのような状況ですから、当然のように効率を求めます。札幌市を中心に営業するスケジュールと
地方を営業するスケジュールのように効率を求めた営業スタイルです。


 私が居た地域は、中途半端な場所にあって、足を向けて営業するメリットがなかったのです。更に売上も良くありませんから、取引金額も低い状態でした。メリットのない所にわざわざ営業が、来る理由もありません。

こうなると、色々情報が得られないだけでなく、競合他社に後れを取ります。

【営業マンが来ない原因】
✅スタッフの営業マンに対する態度が悪い
✅買ってやっていると言う意識が強い
✅提案商品の導入を検討しない
✅一部の取引先と関係が悪い

✅営業マンだって遊んでいる訳では無い

 ただでさえも買わない取引先や期待できない取引先に、わざわざ時間をかけてまで来る事はないのに、営業マンに嫌われているのですから「そりゃこないよね」となります。それは、私達も立場が違えど、同じなのでは?と思ったのです。

 私が、着任したという噂を聞きつけて、古くから知っている営業マン達が
足を運んでくれました。久しぶりの商談という名の世間話は、ストレスが溜まっていた私にとって嬉しかったです。

そんな事が数回続きます。


各地を渡り歩いている営業マンにある日 私はこう聞いたのです。

✅『率直な意見を言って欲しい』
✅『ウチのこの支店 どう思う?』

 お互い信頼関係の出来た仲です。耳の痛い話を聞かされるとともに、その意見や感想を聞いて、自分のやっている事に迷いがあった私です。

✅やはり...そうだよね

 その時に進むべき道が、見えた気がしたのです。支援ばかり受けていちゃ申し訳ない。スタッフには、営業がわざわざ来てくれたなら、1品でもいいから 仕入れるように!と指示をします。


お互い人間です!気持ちよく仕事をしたいものです。

こうして、少なからず営業マンが、来るようになったのです。

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