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多民族国家のシンガポールは"1ヶ国でX度楽しい!"

ハロー!你好!
趣味が海外旅行の社会人です。

旅先の概要や魅力(時には苦労)を言語化して伝える「◯◯はこんな国シリーズ」第3弾!
今回はシンガポールです。

実は僕の海外ひとり旅デビューは、2019年に行ったシンガポール。
これまで中国の留学先で知り合った友人に会うため、一人で中国や韓国、ベトナムに行ったことはあったが、現地で誰にも会わずに完全に一人というのはシンガポールが初めて。

行き先がシンガポールになった理由は長くなるため割愛するが、正直そこまで期待していなかった。
東京23区くらいの小さな国で、
歴史は浅く、
ショッピングがメインで、
行く前は「まぁこんなもんでしょ」と勘繰っていた。
しかし実際に行ってみると、期待値を上回るほど楽しかった。
そしてこの経験が、ひとり旅の自信と経験になり、今でもその旅の楽しさに魅了されている。

今回はそんなシンガポールの魅力を紹介します。


旅のインフォメーション

シンガポール共和国🇸🇬
1965年にマレーシアから都市国家として分離独立。
建国の父はリー・クアンユー
長らくイギリスの植民地支配を受けていたが、1963年にマレーシアを結成。
しかし、マレー人優遇政策を採るマレーシア中央政府と、華人系とマレー系の平等政策を進めたい人民行動党との対立により、最終的にマレーシアから独立する形となった。

民族(ざっくり):華人系7:マレー系2:インド系1
言語:英語・中国語・マレー語・タミル語
他民族間の交流は英語が基本。
宗教:仏教・イスラム教・キリスト教・ヒンドゥー教など
治安:良好◎
物価:円安の影響で日本と同じくらいか少し高め

プラナカン建築が並ぶカトン地区
プラナカンとは、マレー系と中華系の文化の融合。
その混血子孫のことも指す。

異世界・多文化のサラダボウル!

国土が狭い国でありながら、多民族国家のシンガポール。
エリアごとに異国情緒漂う街並みに出会え、一つの国で3カ国旅行しているような気分を味わえちゃう!

まずはお馴染みチャイナタウン
チャイナタウンは「牛水車」というようだ。
アジアの活気があるが、ここはやっぱりシンガポール。清潔で衛生的で安心感がある。

プラナカン建築(中華とマレーの融合)の建物に飲食店がひしめき合う。オシャレな中華街という印象。
かと思えば、中国大陸の雰囲気が漂うお店も。
そしてアートがいちいち面白い。壁画アート巡りも楽しい。

続いて一気にアラブの世界へ。
アラブストリート

モスクの中の見学も可能。

アラブストリートはかなりコンパクトで、モスク周辺はトルコランプや絨毯などのお土産屋さんになっている。
イスラム好きなのに小ぢんまりとしすぎて、撮った写真がこれだけだった(笑)

そしてリトルインディア
インドに長らく憧れていた僕にとっては大興奮の場所!
実はシンガポールのマイベストプレイス!(笑)

ここがシンガポールとは誰が想像できようか?

他の街を歩いていても、大体目にするのは華人系とマレー系がほとんどなのに、リトルインディアに来るとインド系ばかりになる!
長らくインドには憧れがあり、行きたいけど勇気がないを繰り返していた28歳。
まさかシンガポールでインドを味わえるとは!

興奮して動画をいっぱい撮ったが、何度見返しても映っているのはインド系ばかりで、マレー系や華人系どころか、東アジア系は僕ひとり(笑)
超絶アウェー感を抱きながらも、リトルインディアに大興奮!

ただここは何度言ってもシンガポール。
インドの雰囲気はがっつりありつつも、街並みはきれいなインドといった感じ。
インドというかスリランカに近いかも?

きれいなインド
建物の雰囲気もプラナカンを感じさせるのがやっぱりシンガポール。

僕みたいなインドに行きたくても勇気がない人は、シンガポールで雰囲気を掴むのもアリだと思います(笑)
ちなみに僕は、シンガポール(2019)→スリランカ(2023)を経て、念願叶ってインド行きを実現!(2023)


バラエティー豊かな本場の美食グルメ

シンガポール料理?
チキンライス?
他に何かある?

そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思う。
今でこそ"マレー料理"は有名になりつつあるが、先ほども申し上げた通り、シンガポールは多民族国家で、食のスタイルもバラエティに富んでいる。
しかも中華系・マレー系・インド系と異なる民族が暮らしているため、ある意味どのジャンルにおいても全て本場の味を楽しむことができるのだ!

そして地元のB級グルメを味わうにはホーカーズがオススメ!
ホーカーズは路上屋台のことで、色々な出店を1箇所に集めた屋外のフードコートのようなもの。
政府系機関が管轄しており、安くて美味しい。

ローミー
片栗粉でとろみをつけた醤油ベースのラーメン。
マックスウェル・フードセンター内(2019)
ナンとカレーとカレー味のつみれ
リトルインディアにあるテッカセンター内のホーカーズ。
利用客はもちろんインド系ばかりでアウェー体験!
(2019)

ホーカーズ以外にも安くて美味しいものがたくさん!

ヤクン・カヤトースト
東京国際フォーラム施設内にもあるそうだ。
温泉卵に醤油を混ぜて、ココアバターに練り込まれたトーストにつけて頬張る!甘じょっぱくてクセになる味!
バクテー(右下)白胡椒とニンニクで煮た豚肉のスープ
豚肉がほろほろやわやわ。スープもすっきりとした味の中に白胡椒などのスパイスが香って食欲をそそる。
白米に浸して食べるのもグー👍
バクテーの名店SONG FA/バクテーは中国語で肉骨茶。
フルーツも美味い!シンガポールでドリアンデビュー!
ドリアンは中国語で猫山王(マオシャンワン)というのか。
濃厚でクリーミーでほのかな甘味!
食べる前はパパイヤのように独特のにおいが口に残るのかと思っていたが、全然そんなことなかった。
癖も臭みも全くなくて本当に美味しかった!
ドリアンが嫌いな人の理由が分からないほど感動した。
ちょっと奮発してお昼から名門ラッフルズホテルのロングバーでシンガポールスリングを頂く。
トロピカルな甘味と酸味の豊かなカクテル。
大袋に入ったピーナッツは食べ放題。
食べ終わったピーナッツの殻は床に捨てるのがマナー。
シンガポールで唯一ポイ捨てが許される不思議な空間。
高級紅茶ブランドTWGラウンジで紅茶とマカロンを頂く。かつてイギリスの植民地でもあったシンガポール。
紅茶もマカロンも上品なお味でした。
当時はTWGのことを"少しリッチな紅茶ブランド"くらいの認識でしかなかったのだが、その後他の国に旅行した際に、空港の免税店でTWGを見た時に、その値段の高さに開いた口が塞がらなかった。すごいなTWG…。

何もかもが桁違いの近未来的植物園

有名な観光地の一つにガーデンズ・バイ・ザ・ウェイがある。
これはシンガポール政府がCITY IN THE GARDENの構想を実現化した近未来的な植物園のこと。

当初僕はそれほど期待していなかった。
「人工的に作られた植物園ねえ…。まあ特別珍しいものではないよね。」
くらいの感じだった。

しかし実際はただの植物園ではなかった。
想像をはるかに超える植物園で、シンガポール政府の底力を感じた。

入り口からありえないほど高いところから流れ落ちる滝(35m)がお出迎え。初っ端から期待を裏切られた。
モイスチャー〜!!!
空中散策路を渡るとちょっとしたトレッキング気分。
ちょっとした散策気分を味わえて想像以上に楽しい!
ウツボカズラやハエトリ草などの食虫植物コーナー。
食虫植物ってワクワクしませんか?
フラワードーム内には、地中海やアフリカ大陸、アメリカ大陸などの珍しい植物も植えられている。
ここでもちょっとした世界一周気分を味わえるのか!
すごいなシンガポール!

そして一際目立つのがスーパーツリーグローブ

スーパーツリーグローブは、高さ20〜50mの植物をまとった人工樹木。
一本一本の枝にLEDライトが取り付けられている。
夜になるとライトアップされ、音楽とともにスーパーツリーが様々な光を放つ。まるでスーパーツリーに命が吹き込まれたかのような生命力にただただ圧倒される。
(ガーデンラプソディ)
そしてガーデンラプソディ終演後、急いでマリーナベイサンズへ行き、水と光のスペクトラルショーを観賞。
2大ナイトショーを贅沢にハシゴ観!

まとめ

東京都23区ほどの小さな面積にも関わらず、
「これでもかっ!」と思わせるほどの多種多様な文化とエンターテイメントを詰め込んだ魅力の国ーシンガポール。
コンパクトながらも、どこに行っても飽きない様々な表情を魅せてくれる。
逆にコンパクトだからこそ、ひとり旅でも十分に楽しめる要素が満載なのもシンガポールの良さである。

中華もマレーもインドもプラナカンも
すべてお得に、そして贅沢に味わってみてはいかがでしょうか?

本日もご覧いただきありがとうございました!
トゥリマカシー!(マレー語でありがとう)

立派な孔雀の絵が描かれた団地
チャイナタウン

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