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お店の未来と外国語

先日、店員にバカにされたように笑われた。

それはレジで「小銭お持ちですか?」という質問に対して、「いりません」と答えたからだ。

中国語なら「没有(めんよう)」と「不要(ぷよう)」という非常に似た言葉の間違い。

(めんよう)が(ありません)で、(ぷよう)が(いりません)だ。

こう書くと、(ありません)も(いりません)もすごく似ている、日本で間違える外国人がいても不思議じゃない。

ともかく、「小銭お持ちですか」に「いりません」と言ってしまった。

これで、おそらく「あの外国人、小銭あるかって聞いたのに(いらない)だってよ、ハハハハハ..... 」って感じでぶつぶつ言われながら笑われる。

あまり感じ良くないが、間違えたこっちが悪い、笑われた理由も判る、こっちも苦笑するしかない。

その時、ひとつのニュースを思い出した。

ある深夜の番組でコンビニの店員が外国人で、カタコトの日本語で対応した事を芸人に笑われ(バカにされ)ていたのを、非常に怒っている人がいて、それがニュースになっていた。

記事によると大炎上。

上の記事を簡単に説明(引用)すると、

<外国人の研修生。一万円札渡して、で、お釣りを千円札でほしかったんです。で、『お釣り千円で』って言ったら、『ずりせんですか? ちょっとすいません。店長さん、店長さん。ずりせん。ずりせん。なんですか?』って言ってた>

とか......

<「てにをは」を間違える人とかね。『500円です』を『500円でいいです』とか言う人いますよね。『なんでそっちでまけてくれたん?』みたいな>

まあ、このような会話をネタにして笑っていた事が炎上。

この動画も見たけど、映像を見る限り、この発言は直接店員に発せられたものでなく、{こんな事があった}と言うスタジオトークだ。

個人的に思う事は、この発言は芸人のサービストークが半分で、そこまで外国人の心情によりそって、炎上に持ち込む程ではないと思う。

{こんな事があって}{こう言ってやった}なら、良くないかもしれない。

外国人のヘタな日本語を笑うべきではない。そういう怒る理由も理解出来ない訳じゃないけど、笑われたほうは、こんな事ぐらい{屁}でもないぐらいに思ってるんじゃないだろうか。

笑われながら覚えればいい。だけど自分が笑われる事も覚悟しておいたほうがイイ。

どちらにしろ、日本でも外国人労働者が増えると店員が外国人、客が日本人、または店員が中国人、客がネパール人とか、色んな組み合わせが考えられる。

最初に書いたような事は中国以外の外国でも経験した、客だろうと、ちゃんとしゃべれないと笑われたり、呆れられたり、困られたりだ。

外国人同士が日本語でやり取りする中で、正確な日本語ってなんだって思う。

もう年寄りにしか判らないけど、むかし、「クイントリックス」というテレビCMがあった。

「クイントリックス」という商品名を日本語で発音するのと英語で発音する、ただそれだけのCM。

「クイントリックス」と外国人に発音させ、「あんた英語ヘタだね」だからギャグになっているけど、「あんた日本語ヘタだね」なら炎上要素満載だ。

もう、なにが正解かわからない。

話が脱線しすぎてまとめられなくなった。

つまり、この先、スーパー、コンビニなどは、ほとんどセリフレジになるだろうし、するべきだと思う。

会話があるから、間違いが起こるし、怒ったり、笑われたりする。

世界中でレジのない店やセルフレジに出来る所はどんどんして欲しい。



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