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〈ネタバレ無し〉天才女性指揮者の栄光と滑落の物語『TAR ター』の魅力とは

どうも!じきどらむです!

ドイツのオーケストラ・ベルリンフィルで、女性として歴史初、首席指揮者に任命された天才指揮者リディア・ターの栄光と滑落の物語です。

という訳で今回はケイト・ブランシェット主演『TAR ター』の魅力をまとめていきます。最後まで宜しくお願い致します!

予告はこちらです⤵︎


キャッチコピー

旋律、栄光、絶望、狂気。


イラスト じきどらむ


天才的な指揮者

リディア・ターは女性初の首席指揮者であり、エミー賞グラミー賞アカデミー賞トニー賞を全てを制覇した歴史上15人しか居ないEGOTの1人です。

そんな彼女は指揮者という立場で得た職権を濫用し、若い女性音楽家に肉体関係を迫るなどのハラスメントを長年繰り返してきました。

周囲の人物は見て見ぬふりをしていましたが、被害者の1人が自殺したことをきっかけに、段々とリディアは精神的に蝕まれていきます。


狂気の演技

本作では過去にボブ・ディランを演じるなど、惹きつける演技力が魅力的なケイト・ブランシェットが主演を務めています。

その圧倒される演技力と緻密なまでに練られた脚本が融合した結果、アカデミー賞作品賞、監督賞など主要6部門にノミネートされました。

専門用語だらけの長尺セリフを自分の言葉として発し、精神的に蝕まれて落ちていく様子も坦々と表現していく様に狂気を感じさせます。


観客の不安を煽る

誰もが従う絶対的な存在の彼女は権力という名の愛を振りかざすし、気づいた時には全てを失い現実と妄想が混ざり合っていきます。

彼女の心が蝕まれていく様子などは森の叫び声や暗闇に出現する幽霊などになって画面に現れていき観客の不安を煽っていきます。

一度では理解出来ない真相に触れると物語の核心に迫っていく。無意識に権力という名の暴力を使用していく彼女の行末を見届けてください。


まとめ
『TAR ター』★★★★★

唐突に終わりを突きつけ観客を呆然とさせる演出のためにエンドクレジットから始まる作品は魅力的でした。何より引き込まれてしまいます。

最後まで見てくれてありがとうございます(*^^*)
以上、じきどらむでした!

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