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〈ネタバレ無し〉大人とは、複雑に見えて単純だ。『猫は逃げた』

〈今はそんな感じ〉

どうも!じきどらむです!

城定秀夫監督と今泉力哉監督によるコラボレーション企画「L/R15(えるあーるじゅうご)」の共同脚本作品の二作目です。一作目はこちらです⤵︎

〈ネタバレ無し〉人が感じる“愛”という概念の正体とは『愛なのに』

日常の等身大でドロドロとした恋模様を切り取る2人の監督がタッグを組んだ作品で、公開前から楽しみにしていた作品でした。

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という訳で今回は今泉監督と城定監督の共同脚本作品の『猫は逃げた』の魅力をまとめていきます。最後まで宜しくお願い致します!


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イラスト:じきどらむ


予告はこちらです⤵︎

キャッチコピー

だらしないけど、本当の気持ち。4つの"好き"がこんがらがって


離婚寸前の関係

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漫画家の亜子とジャーナリストの広重は飼い猫のカンタと共に、順風満帆な生活をしているように見えましたが実は離婚する寸前の夫婦でした。

面倒な話し合いは全て済ませ、最後はカンタの親権を決めて離婚する予定でしたが、話し合いをする前にとある事件が発生してしまいます。

なんと、カンタが脱走し行方をくらましてしまうのです。亜子と広重はカンタの失踪をキッカケに出逢った頃の記憶を思い出すのでした。


優しさと愚かさ

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城定監督と今泉監督によるL/R15コラボレーションで誕生した本作は今泉力哉さんが監督を務めており、今回のコラボへの想いを語っています。

「私の脚本を城定さんが撮り、城定さんの脚本を私が撮るのは、めちゃくちゃプレッシャーでしたが好き勝手にしました」とコメントしています。

また「そしてその物語には、城定作品に滲む人間の優しさや愚かしさなどがあちこちに垣間見えてとても惹かれました」とコメントしています。


4人と1匹の物語

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本作は4人と1匹の物語です。雑音と生活音が入り乱れる日常の中で、4つの好きとカンタに対する1つの好きが混ざって綺麗に溶け合っています。

人を愛するという言語化出来ない気持ちや大人の性事情は、一見複雑そうに見えてしまいますが、猫の目線から見ると意外と単純に見えます。

また、大人特有のお互いに都合の良い関係性は、曖昧な感情が積み重なって出来ているのだと知る事が出来る作品でした。

まとめ
『猫は逃げた』★★★★☆

 今泉監督は「猫がいる前でタバコを吸うのはいかがなものだろう?」と撮影現場で優しさを見せていたそうです。そういう所も素敵ですよね。

最後まで見てくれてありがとうございます(*^^*)
以上、じきどらむでした!

『猫は逃げた』公式サイト


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