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徒然もの草 〜その12〜

今日で阪神淡路大震災から29年を向かえたのであるが、あの時の震災の被災者とともに、今回の能登半島地震による被災者の方に心からお悼み申し上げつつ、皆様におかれましてはいかがお過ごしであろうか。

阪神淡路大震災の時は、私自身は大学受験の真っ只中。翌日にセンター試験を控える中で、余りにも被害の大きさに驚き、TVなどのメディアで逐一伝わる情報にショックを受けたものである。
それで一度は慰霊の旅行をしたいと思いつつ、20年の時を経て念願叶い、夫と2人で風景写真の撮影旅行の傍で東公園に赴き追悼してきた。(詳しくは「観光旅行は絶好のお仕事日和」シリーズを参照されたい。)
東日本大震災の慰霊はのちにブログに書き連ねようかと思っている、東北旅行で済ませてきた。
能登半島地震は、実はかねてから一度は旅行しようかと計画していた金沢から能登への旅にて実際に足を運び、慰霊しに行きたいと思っている。

どうしてこうも行きたい地域が被災してしまったのだろう。
地震大国日本とはいえ、ちょっと、もとい、かなり心に傷が残ってしまった。

実際に私が住む室蘭においては、東日本大震災が一番揺れて津波も来たのだが、自身の被害として北海道を見渡すと、喫緊では北海道胆振東部地震が記憶に新しい。電力が使えない日が続きブラックアウトの中で過ごしたものだった。(こちらではせいぜい2〜3日であったのが幸いだった。)
そのブラックアウトで車からバッテリーを繋ぎ、塩おにぎりを売るなどして災害時に一役買ったコンビニエンスストア「セイコーマート」を展開するセコマが、新しい試みをしているとの記事を発見したので早速拝読させていただいた。

そのセコマであるが、商品物流の分野で全日本空輸(ANA)と組み、1月末から航空便で運ぶ北海道産の牛乳などを沖縄県のスーパー「フレッシュユニオン」で定期販売するという。
それは、航空貨物の空きスペースを活用し将来的には海外への商品輸出も視野に入れるというものだ。

北海道北部の豊富町で製造する牛乳やヨーグルトを販売するとの事なのだが、我が家においてもその両方とも常に購入している。味は普通にスーパーで販売している大手メーカーの北海道産の商品と比較して格段に味が良い。沖縄の皆様にも是非一度賞味して欲しいと願う一品だ。
しかも、沖縄へは何と豊富町の工場を出発したその日のうちに沖縄まで届くというから、驚かされる。従来のフェリーとトラック輸送から航空便に切り替え、新千歳空港便を使わず豊富町から稚内空港に運んだ上で航空便の隙間である日中の閑散便を生かし、通常よりも安価にて販売できるとのこと。ここのところのトラック輸送におけるドライバー不足の点を見据えて輸送手段をトラック以外に切り替える「モーダルシフト」への注目が高まる中でのセコマの試みはご自慢の乳製品にとどまらない。

23年2月には愛媛県の農園から伊予柑を新千歳空港に空輸し、北海道のセコマ店舗で販売、同年夏には愛媛県のスーパーに北海道産のメロンやとうもろこしなどを航空貨物で運んだ。
セコマはこれから先は、航空貨物を活用して香港など海外への商品輸出も検討中だという。

すごいぞ、セコマ。
アイデア満載で独自販路を活かし、どんどん北海道の食を売り込んでほしい。

さて、これからご自慢の商品、オリジナルブランドの牛乳でカフェオレを作って飲もう。
今回はこの辺で筆を置こうと思う。


では、またの機会に!


_________ 続く。To be continued next story.


文中お借りした内容は下記日経新聞の記事から参照させて頂いた。皆様も是非ご一読されたい。

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