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【語り】



 子どもたちに何を語るのか。

 もち上がりとなった今年度。何を語るべきか考えてみた。
 昨年は、まず「リセット」。これまで積み上げてきたものもあるし、間違いなく成長してきた。そんな子どもたちが大切にしている部分は大切にしつつも、喧嘩があったこともあるし、揉めることもあるし、うまくいかなさを感じることもある。きっと子どもたちもそうであると思った。だからリセット。
 一度、そういう自分から見て「よくなかったな」という部分があったら、リセットしようと。「○年生のときに、〜されて、、、」と言い出したキリがない。そして、そういう合わなさを感じることは自然なこと。だからこれから成長していくに当たって、一度そのもやっとした部分をリセットしようと。見る目も、感じる心も。

 そんな話から入ったのを覚えている。

 そして、軸となる「1人も見捨てないこと」だけを伝えた。
 2年生上がりの子たちにどんな言葉や具体例を出してイメージさせようかと考えたのを覚えている。
 とにかく、誰1人見捨てないこと。
 「誰1人もって誰?」などと問いかけたかな。そして「みんな」とか「自分」とかっていう言葉が出てきた。「みんなって本んんんとうにみんな」であることを確認した。
 あまり話したことないあの子も、席の遠いあの子も、近所ではないその子も。
 「見捨てない」のイメージも伝えた。勉強で困っている仲間に出会ったとき、見捨てないとか?消しゴムが落ちていたときに、見捨てないとは?自分が問題を分かった後見捨てないとか?苦手な授業の時間で自分を見捨てないとは?というように。
 その上で、そのための具体的行動を3つに絞った。
 ○当たり前を当たり前に(自分を見捨てない視点)
 ○自分から行動(自分も相手も見捨てない視点)
 ○誰とでも手を貸し合える(相手を見捨てない視点)

 そして、唯一叱るポイントを明確にした。
 それは、「見捨てた」っという瞬間である。

 自分を見捨てるような、諦めるとか全力を出さないとき。
 そして、相手が嫌がるとき。言葉、行動、馬鹿にするなど。

 それを明確に語った。
 

 今年度は、持ちが上がりということで、何を語ろうか。
 
 でも、基本的な軸は変わらないし、具体的な行動レベルで子どもたちは、自分も仲間も大切にするとはどういうことかを理解ている。

 その理解のレベルを超えて、共感や納得のレベルにまで導ける一年にしたい。

 そんな精度を高め、行動が引き出される語りを初日にできるように準備する。

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  ビジュアルは大切。

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