申請地獄

10月当時実家にいた僕は、もちろん転職活動も実家でしていた。

アパートは残しているので、東京に戻ってもよかったが、経済的な面も考えると、これから活動するにあたってお金は、できるだけ節約しておきたかった。

したがって失業保険の申請も実家のハローワークで行うことになる。問い合わせたところ、基本的には自分が現在住んでる地域で申請することになっているようだ。

問い合わせの中で一番聞きたかったのは、失業保険の給付がいつからかということ。三か月後なのか、すぐ出るのか・・・

聞いてみると、僕の様に病気による退職が証明できるならば、自己都合であっても、三カ月の空白期間なく給付されることが分かった。

ほっとしたのもつかの間、もう一つの厄介な問題が持ち上がった。

失業保険の申請には、その地域に住んでいることを証明する必要がある。

所謂、居所証明というやつだ。

普通ならば、免許証などの現住所が記載された証明書を確認されて終わるのだが、僕の場合はちょっと勝手が違う。僕の現住所はまだ東京にある。免許証も住民基本台帳も保険証も全て東京の住所が記載されている。

このような場合どうするのかというと、住んでいることが証明できればいいわけで、電気料金やガス料金の明細に請求先として自分の名前が書いてあればそれを提出するらしい。

こういう人は結構いるらしくて、電話していたハローワークの人もスムーズに対応してくれた。とはいえ、僕は実家なので明細には親の名前が書いてあるから使えない。

それもないとなると何を使うのか。これがびっくりしたのだが、所定の書式の書類に、その地域に住む民生委員に記入してもらって提出するというのだ。

逆の立場で考えてみよう。僕が民生委員だとして、急に訪ねてきた奴に、これこれこういう事情で今実家に住んでるから居所の証明の書類を書いてくれと言われて、どうやって住んでいることを確認するのだろうか。その場で一緒に家に行って鍵を開けて確認するのだろうか。全く不明なのだ。

このままでは埒があかない。書類はどうせ取りに行かないといけないので、僕は直接ハローワークに行くことにした。

つづく

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