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【2014年入学】95年世代の東大生のやばさを語る

こんにちは。

河野玄斗、水上颯、松丸亮吾、鶴崎修功、川上拓朗…
テレビやYouTubeで非常に人気な彼らの共通点が何か、分かりますでしょうか?

それは95年世代の東大生であることです。
今日は、手前味噌ながら95年世代の東大生(の底辺)である私が、この世代のやばさについて語りたいと思います。

※念のため、95年世代とは1995年4月~1996年3月に生まれた人たちを指します。現役の場合、2014年に東大に入学しています。
※この記事は一部敬称略です。予めご了承ください。

①頭脳方面で有名な人が多すぎる

冒頭で名前を出させていただいた方々。
皆様全員、東大生であることを打ち出して、頭脳方面で世間にアピールできている方々です。

こういうタイプのタレントやYouTuberは色々いますが、これだけ一つの世代に固まっているのは珍しいでしょう。

改めて紹介すると、河野玄斗さんは理三在籍中に司法試験に合格し、現在はYouTubeなどで活躍されている頭脳派タレントです。

松丸亮吾さんは、謎解きを世に広める一心で活躍するタレントで、おはスタなどでも活躍しています。

水上颯さん、鶴崎修功さん、川上拓朗さんは東大王やQuizknockなど、クイズ系の番組やYouTubeで活躍されております。

キセキの世代ばりに層の厚いこの世代の東大生。実はまだまだすごい方々がいるんです。


②あの河野玄斗が首席じゃない

河野玄斗さんって、とんでもなく頭がいいですよね。

医学部に在籍しながら司法試験合格(しかも予備試)はもちろん、3か月で公認会計士になったり、他にも、英検1級、数検1級、世界遺産検定1級、統計検定1級、簿記1級、1週間で宅建取得など、試験を解かせれば右に出るものはいないのではないでしょうか。

そんな河野さんですが、実は理三にトップ合格しているわけではありません
この代の首席は古川学園出身のジルコンさんという方です。

当時のスクリーンショット。本人のTwitterアカウントは凍結されていました

冷静にあんなに試験すいすい解けてしまう河野玄斗でさえ首席になれないって、半端なくないですか…


③実はクイズ界の大エースがいる

冒頭で名前を挙げさせていただいた水上颯さんや鶴崎修功さんはQuizknockや東大王で活躍しているので、この世代のクイズ界のトップだろうと思っている方もいらっしゃると思うのですが、実は違います。
この世代には、もはや世代関係ない怪物、青木寛泰がいるんです。

この方がどれくらいやばいかと言うと、学生クイズにはabcというでかい全国大会があり、大学生以下の学生はみんな出ることができるんですが、青木さんは最多タイの3回優勝しています(同率はカプリティオチャンネルの古川洋平氏)。

これだけで既にすごいんですが、青木さんは中3の時に優勝しているんですよね。化け物すぎだろ。

当然最年少記録なんですが、年少2位の記録は高3なので、いかにぶっちぎりか分かると思います。ちなみに2位の保持者のうちの一人も青木さんです。ていうか年少記録1~3位まで青木さんです。


abc 年少優勝記録

青木さんは大学1年で優勝した際にクイズを引退したので、以降は基本表舞台に出てきていないんですが、クイズ界では伝説としか言いようがない人です。
強すぎて「皇帝」というなかなか漫画でも見ないような二つ名が付けられていました。

ついでに高校生クイズでは、水上さんと同じチームで優勝していました。

高校生クイズ2012より 左が青木さん、右が水上さん


④アカデミアでもとんでもない天才がいる

とは言っても、「クイズや試験が出来る=頭がいいではないだろ!」という人も出てきそうなものなので、アカデミアにもとんでもない天才がいるんだぞということを言及させてください。
それが山下真由子さんです。

この方、私が在学しているときから天才すぎて学内で有名だったんですが、まず大学3年が終わるときに、飛び級で修士に入ったんですよね。
それで修士を2年やり、修了半年後いきなり助教になったんですよね。このとき、同い年は修士課程すら修了していないので、とんでもないステップアップです。

比較するとこんな感じ。

すごすぎ。


⑤頭脳方面以外にも有名人がいる

最後に、勉強方面以外でも名のある人を輩出していることを紹介したいと思います。

一人目がかてぃんさんです。

国内外で非常に有名なプロのピアニストで、現在はメジャーデビューもしており、紅白歌合戦にも出演履歴があります。

自ら作編曲および演奏した動画をYouTubeにて配信しており、5000万回以上再生されています。
自由自在に音を操り、独創的な楽曲アレンジと即興セッションなど圧倒的なスキルが持ち味で、全国ツアーが即完するほど人気を誇っています。


二人目がキタニタツヤさんです。

キタニタツヤさんはシンガーソングライターで、ボカロPやベーシストとしても活躍しています。

シンガーソングライターとしては4枚のアルバムを出しており、最も人気の「悪魔の踊り方」という曲では、YouTubeで1800万回再生されています。

ボカロPとしては「こんにちは谷田さん」という名義で活動。こちらも非常に人気です。

ベーシストとしては、超人気ユニット「ヨルシカ」のサポートメンバーとして、結成当初から2023年現在までレコーディング、ライブに全面的に参加しています。


三人目が宮台康平さんです。

宮台康平さんは、史上6人目の東大出身のプロ野球選手で、2022年までプロとして活動していました。

残念ながら一軍定着には至らなかったのですが、学生時代、東大野球部の中でも異例と言える大活躍で、早稲田大学相手に毎回奪三振を記録し1試合最多奪三振の学内記録を70年ぶりに更新、東大選手として33年ぶり二人目の日米大学野球選手権大会の大学日本代表チームに選出、法政大学から15年ぶりの勝ち点獲得に貢献など大車輪の活躍でした。

ドラフト7位入団にも拘らず、プロで5年間も在籍していたので、ポテンシャルに期待されていたのも分かると思います。


なぜこんなに一つの世代に固まったのか?

というわけでこの世代の激ヤバ東大生をまとめて紹介したのですが、その理由として個人的には、フルでゆとり教育だったから、に尽きます。

この世代、日本で唯一小中高全てゆとり教育だったんですよね。
ゆとり教育はやる量が少ないので、短絡的に「ゆとりはバカだ!」なんて言われがちなんですが、その本質は「詰め込まない分上と下の差がつきやすい」、つまり「伸びる奴はどんどん伸びる」教育なんですよ。

それでいて、学校の授業や勉強に時間が取られないので、それ以外のスポーツや音楽に充てる時間も増えるし、勉強したい人はさらに勉強して頭脳を伸ばす、という構図になっているわけです。


一応95年世代2014年東大入学の端くれとして、恥じぬような成果を今後の人生で残していきたい、と決意して締めさせていただきます。

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