March 2020

画像1 2020/03/06 | 母と電話しながらドローイングをした。数ヶ月に一度くらい、母とは3時間くらいの長電話をする。家族でも互いに人間だから折り合いのつけられない感情がもたつく時もある。それでも各々に人間としての本質や彼らの信念が垣間見える瞬間があると、それを逃さないようにしておく。近い存在だからこそ簡単に嫌悪してしまいそうになることがあるから。どんな人間関係よりも家族は皆しなやかに生きることを教えてくれている気がする。
画像2 2020/03/16 | 自分の本当の姿;外見というのは永遠にわからない。鏡はしょせん虚像だと私は思う。他者から見える自分は、自覚している自分よりもずっと違う。理想の自分よりもずっと魅力的な自分が本当はいるかもしれない。だから隅から隅まで自分の意思をいたらせようとしたらダメだ。いくら「人は見た目」と言われても、私は違うと思う。これから何事も本質は何かということをずっとずっと考えて、きちんとみていきたい。
画像3 2020/03/18 | 高校生の頃、あまり人と話したくない時はマスクをつけて登校していた。マスク以前に私はブランケットを首にぐるぐるに巻きつけているから、顔の半分はすでに隠れているはずなのだ。でも安心はできなかったみたいだ。誰の目にも見えないけれど、確かに存在するざわざわを、ないものにしたかったんだろう。世界中の人がマスクをつけて生活している。できるだけ家に閉じこもるように要請されている。いろいろなものが内側でぶつかってエネルギーが溜まる。不安定だ。
画像4 2020/03/19 | 友人と会って話をした。基本的にいつも明るく外向的な彼女も当然葛藤や苦労があって、「たまに底なし沼にいるんじゃないかと思う」と言う。人生の浮き沈みを言葉で人に説明する時、私はよく相手から目をそらしてしまう。相手の話を聞いている時は執拗なまでに目を見ようとするのだけれど、自分の話をしようと思ったら、少しだけ気まずくなる。それでも友人は話してくれて、私も話をさせてもらった。よかった。
画像5 2020/03/22 | 月経期間とコロナウイルスで神経質になったのか、精神的に参ってしまった。自分の内向的な性質と生きていくのに必要な社会性のバランスをどうやってとっていこうか〜なんて、壮大な悩みまで抱えている。卒業の季節といっても区切りであって、何も始まっていないし何も終わっていないような気もしてしまう、私はまだ卒業しない。春休みということもあって時間も環境も区切りがほぼないから、自分で自分の尻を叩いて行かなくては。…こう焦っても仕方ないのに言わないと気が済まない節がある。
画像6 2020/03/28 | 気を抜くとすぐにスマホを片手に情報を過剰に摂取してしまう。石川直樹さんの本をよく読んでいる。『最後の冒険家』『ぼくの道具』を読んで、私は自分の人生にいろんなことを求めすぎていると思った。心を揺さぶる何かを求めて旅をする石川さん、旅先・極地に順応するその姿勢も私には力強く見える。『この地球を受け継ぐ者へ』で当時22歳の石川さんの言葉を今追いかけている。昨日見た『魔女の宅急便』もよかったなぁ。

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