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WBO世界Sウェルター級タイトルマッチ観戦&付添い人として参加!~プロボクシングの場で通訳経験~

2019年1月23日~27日まで米国テキスト州にあるヒューストンに滞在していました!日付を見ていただければ分かりますが、今から皆さんが読む記事は1年以上前の私のヒューストンでの経験についてです。

この頃はcoronavirusという語を聞くこともなく、多くの人々が海外旅行を楽しまれていたと思います。私もcoronaが終息したら、徐々に旅を再開していきたいと試みています。「大学4年の間で日本一周する」という目標もあるので。まあ~いつになるでしょうかね、、、皆さまお身体にはお気を付けください!#Stayhome(※あえてcoronaを英語で書いています。上に注意書きが出るのが嫌なので。笑)

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さて、本題に戻ります('◇')ゞ

単刀直入に申し上げますと、私がヒューストンに行った目的は「WBO世界Sウェルター級タイトルマッチ」です。ボクシングについてあまり詳しくない方も多いと思いますので、下記の「ボクシングの魅力って?」で詳しく話していくつもりです!

さて、そもそもなぜヒューストンに行ったのでしょう。話すと長くなるのですが、なるべく簡潔にまとめます↓↓↓

私の叔父は都内にボクシングジムを経営しています。そのジムのプロ選手である井上岳志選手とメキシコ出身チャンピオンであるハイメ・ムンギア選手のタイトルマッチがヒューストンで行われたのです。

私は井上選手と叔父の付添い人として渡米させていただきました。メインの仕事は「通訳」。周りの外国人が急に英語で話しかけてきた際、そっと横から入り、日本語に訳し、伝える。とてもシンプルですよね(^^)

しかし、私は通訳士の資格を保持していませんので、メディアのインタビューに対応するなどはできませんでした。そういった事はプロの通訳士の方が全て行ってくださりました!

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「ボクシング」・「スポーツ」・「通訳」・「海外」に興味のある方、海外で働いてみたいと考えている方、そして学生などにお勧めの記事となっています!

最後までお付き合いください(^O^)/

【メインテーマ】Press Conference, Organization Meeting&Weigh-in 記者会見・特別会議・体重検査に同行!

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上の写真は、試合前日に行われた体重検査を終え、両選手がフェイスオフをしている時のものです。(※フェイスオフとは、格闘技の試合前によく行われる、対戦する選手同士が向かい合い、睨みあうことです。)

フェイスオフの際、選手同士が興奮し、戦いが始まってしまうようなことも多々ありますが、今回はなかったです!

さて、大会前に特別に参加させていただいたイベントは計3つ。

①Press Conference 記者会見 ②Organization Meeting 特別会議 ③Weigh-in 体重検査

①Press Conference 記者会見

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米国の大手ボクシングプロモーション会社である「Golden Boy Promotions, Inc(ゴールデンボーイプロモーションズ)」が今回の大会を主催しました。最高経営責任者であるオスカー・デ・ラ・ホーヤ(かつて自らもプロボクサーとして活躍していた)の演説から始まり、選手一人一人が本気で勝ちたいと願っている様子が分かる記者会見で、圧倒されました!(^^)!

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何より、この記者会見で感じたことは「通訳士の重要性」です。

現代の社会において、翻訳機・アプリの発達は著しい。例え相手が話している言語が理解できなくても、機械を通して、ボタン1つである程度意味が分かるようになる。しかし、翻訳機では伝えきれないことを通訳士の方は伝えることができると考えます。それは「感情」と「ニュアンス」です。

私も海外に行く際、英語が伝わらない方にはスマートフォンの翻訳アプリで対応しています。去年の6月末、中国の北京を訪問した時は、それが大活躍しました。

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天安門広場に行こうと、電車に乗り、最寄り駅で降りました。しかし、駅から広場までの道が途中で分からなくなり、周りにいた大学生くらいの男の子(ベン君)にスマートフォンの翻訳アプリを通して道を尋ねました。すると、広場まで一緒に歩いてくれました(^.^)

歩いている最中も、言葉のキャッチボール。お互いがお互いを知ろうと、それぞれの母語でスマートフォンに質問を投げかける。彼とは初対面でしたが、凄く仲良くなれました!彼にとっても北京は初めてで、大学の夏季休暇期間に働ける場所を探しに来ていたそうです。今でもたまに連絡する仲ですが、お互い「どちらかが中国語か日本語を話せたらね、、、」と思ってます。(笑)

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これだけ聞けば、翻訳アプリだけでもいいじゃないか!と思う方も多いでしょう。しかし、言葉も生き物。翻訳アプリでは翻訳しきれない言葉もあり、翻訳アプリの限度というものに直面しました。

こちらが冗談を言っているつもりでも、ベン君には本気で聞こえてしまっているみたいで、少し首を傾げている。そんなシチュエーションも少々ありました。また、ベン君の説明の意味が全く分からなく、「気にしなくていい」など言われてしまうケースも、、、

感情、そして小さなニュアンスの違いを的確に伝えるという面では、通訳士の方は圧倒的に翻訳機を勝っている。そして、翻訳機が通訳士の方のレベルに達することは非常に難しいでしょう。

②Organization Meeting 特別会議

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大会の詳細等を聞きました。

私は通訳の練習だと思い、1つ1つのアナウンスメントを逃さずメモし、要点をまとめて、日本語に訳すということを会議中に行っていました。

まだまだ自分の英語力は高くないので、英語を瞬時に日本語にするというのは大変でした(^_^;)

③Weigh-in 体重検査

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体重検査の会場はスポーツバーのような場所。

多くのメディアや大会関係者の方で会場はごった返していました!!世界規模な大会ということもあり、現地アメリカ以外にも中国や他国からのメディアもたくさんいました。もちろん、日本のメディアも来てましたよ(^O^)/

少し、体重検査までの流れを簡潔にまとめていこうと思います。

まず、選手は医者の診断を受け、体に異常がないか確認する。

次に、ステージ上にある体重計に乗る。(不正がないように、お互いがお互いの体重をチェックする)

最後に、フェイスオフをし、終了。その後はメディアのインタビューに応じたりする時間になってました!


いよいよ試合観戦!結果は・・・

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現地時間2019年1月26日(土)WBO世界スーパーウェルター級タイトルマッチが開始しました!

ボクシングを生で観戦するのは今回が2回目。

井上選手のこれまでの頑張りや叔父がボクシングジムを立ち上げるまでの過程の話を聞いていたので、「絶対に勝ってほしい!」そんな思いで必死に応援しました('◇')ゞ

しかし結果は判定負け。

ですが、ムンギア選手は今までKOでの勝利がほとんどです。フルラウンドで戦うことすら珍しいほどのチャンピオンを、ギリギリまで追い詰めた井上選手の忍耐力には圧倒されました。

また、試合の最中、ムンギア選手が明らかに圧されている場面もありました。井上選手には是非リベンジしていただきたいと思ってます!

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ボクシングの魅力って?

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ここまで結構ボクシングについて語ってきましたが、「あなた自身はボクシングをやっているの?」、「本当にボクシングについて知っているの?」と思われた方も多いでしょう。

結論から申し上げますと、ボクシングはやったことあります。今もやってます。ただ、試合に出場した経験はありません、、、

時間があるとき、叔父のジムに通って、ボクシングを通して体を鍛えています🥊 所謂、趣味→ボクシングといったところでしょうか(笑)

そして、ボクシングについてはルールやストレートの打ち方等の基礎知識は元からありました。しかし、今回大会に同行させていただけることになった時から、本格的にボクシングについてリサーチをしました。さらに、今回実際に大会前のイベントに参加させていただけたので、ボクシングの裏側も知ることができたと思ってます!本当に良い経験をさせていただきました!!

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さて、本題に戻ります('◇')ゞ

ここでは少し、ボクシングの魅力をシェアしようと思ってます!

~観戦~

ボクシングは個人競技。試合は一対一の真剣勝負。

リングの中で制限時間内思いっきり戦い合う選手の姿は見ていて勇気を貰えるような気がします(^^)

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~ボクシングをする~

まずは、良い運動になります!そして、ストレス解消にも良いと思います。

サンドバックやミット打ちをすることで、日頃知らず知らず溜まっているストレスを存分に発散できます(^O^)/

そして、何よりボクシングのトレーニングが終わった後の汗の量は凄いですよ(^_^;) 単純に家の近くを走るよりも、ボクシングジムに通って定期的にトレーニングをする方が何倍もプラスでしょうね!

宣伝ではありませんが、私の叔父のボクシングジムのリンクを貼っておきます!ボクシングジムがどういったものなのか、まずこれを参考に知っていただければと思っています!


最後に

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今回の記事は今までの旅の記事と比べると、少し異色を放っている気がしますが、いかがだったでしょうか。「観光」を目的にヒューストンに来ていたわけではないので、「ビジネストリップ」のようなものでした。高校2年生の内にこういった社会勉強をすることができたことは、本当に自分にとってプラスでした!まずは、このような機会を作ってくださった叔父に感謝です。

通訳」を体験して感じた、「通訳士の重要性」。

正直、以前は、通訳士の需要は完全になくなってしまうのではないかと思っていました。しかし、そんなこともないのではないでしょうか。

感情」、そして「ニュアンス」をより的確に、当事者の言葉と同じように伝えるには、通訳士の方々が必要でしょう。特に、世界規模のスポーツ大会や国際ビジネスの場では、通訳する人なしでは事が成り立たないのではないでしょうか。

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「旅」って十人十色。旅先で観光するのも良し、のんびりするのも良し、グルメ巡りするのも良し、インターンするのも良し。私のブログを読んで、「こんな旅の仕方もあるんだ!面白い!」と感じていただければ幸いです(^^) 何か質問とかあれば随時答えられたらと思ってますので、どうぞ!

それでは次の記事で会いましょう(^_^)/~



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