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424杯目:【子育て】目先ではなく、先々を見た子育て

子供が生まれた時、親がよく思うことの一つに、

「他人を思いやる優しい人になってほしい」

というのがあると思います(多分)

それがなぜか親の方が自分の子供に夢中になりすぎて、子供の前で他の子供を思いやれない様子を見せちゃったりするのを、よく見たりしましたが…。(苦笑)

そして、子供が大きくなって小学生に…

自分の子が通っていた小学校は、親父の会というのがあり、運動会の時に模擬店を出して、小学校の運動会を盛り上げておりました。
子ども達も運動会は家族とお弁当を食べる楽しみがあるので、お弁当の代わりになるようなメニューを避けて、かき氷やポップコーンなど、お昼が食べ終わった後のお楽しみメニューを出していました。

そうなると、親父の会のメンバーはみんなが親子で昼食を楽しんでいる時に、それらの準備のために働いています。
親父の会メンバーでも低学年の子供のいるお父さんは子供と一緒にお弁当食べてもらうなどの配慮をしたり、一切強制することもなく誰もが無理をしないで活動できるようにしています。

それでも親父の会メンバーではない家族から見ると、運動会のお昼の時間というのは、子供が家族と食べるのを楽しみにしているのに???と、見えるみたいf^_^;
確かに、親父の会メンバーの子供といえど、お父さんと一緒にお弁当を食べるというのは楽しみの一つだと思います。
子供と一緒にお昼を食べれば、子供も喜ぶし間違いなく良い思い出になるでしょう。

ここからは自分の考え方なのですが、子供が楽しみにしているお昼時間に一緒に食事をしないというのは申し訳ないという気持ちはもちろんあります。
隣の家族や仲の良い友達の家族はお父さんも揃って楽しくお昼を食べているのも見えているし。

しかし、そういう周りの楽しい雰囲気の中でも、汗を流して一生懸命カキ氷やポップコーンの準備をしているお父さんの姿って子供は見ているんですよね。
特に、現在のようにサラリーマンが多い家庭の子供だと、お父さんの頑張っている様子って見ることがないので、子供にとってそんな親を見る貴重な機会でもあるんですよね。
そりゃ、お父さんは毎日会社に行ってお仕事を一生懸命頑張ってる。
でも子供にしてみれば、それは親から聞かされる話なだけで、自分の目で見たものではないから心への響き方が違う。
子供にとっての、お父さんが一生懸命働いてる姿は、利益が発生している仕事なのか、無償でボランティアで働いているかという事は全く関係ないんですよね。

そして、各子供たちはお弁当を食べ終えて、食後のデザートやお菓子代わりに、親父の会が準備したカキ氷やポップコーンを買いに押し寄せて列ができる。
そこで、汗をかきながら一生懸命、買いに来た子供や親御さんに接しているお父さんを見て子供はどう思うのだろう?という事。

自分は決して、マイナス要素にはならないと思っています。
冒頭に書いた、他人を思いやる優しい人の父親の姿に、カッコ良さだったり自慢だったり思っているのではないでしょうか?
実際、親父の会スタッフを数年やったところの子供の様子は、間違いなく別の何かを学んでいるのを感じます。

目先を考えれば、一緒に運動会でお昼を一緒にできないのは、子供だけでなくお父さんも正直寂しさを感じるところはあります。
でも先々を思えば、親の背中を見て学んでほしいと考えると、お父さんにとっては、他人を思いやる優しい気持ちを子供に伝えるのには、とても良いチャンスでもあるのです。

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貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。