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恋愛と結婚を切り分けないと人生ハードモード

先日、とあるテレビ番組がSNSで話題となった。
結婚相談所の利用者に密着したドキュメンタリー番組である。

「結婚をどうするか」
それは、人生にとって大きな命題である。

結婚をしないという選択肢も一般的になってきた昨今、
結婚に対してのスタンスを明確にしておくことは重要だろう。

僕も、昨年一歳年上の従兄弟が結婚したことがきっかけで、
結婚をどうするかについて考えるようになってきた。

自分の結婚観を整理していく中で、
世間一般の常識とされていることで、
「これおかしくないか?」と思うことがあった。

それは、多くの人が
「結婚を恋愛の延長線上に捉えている」ということである。

恋愛と結婚は別物という通説

僕は、「恋愛と結婚は全く別物」と考えている。

ただ、この通説自体は、一般的にもかなり言われていることだと思う。

結婚=恋愛結婚という風潮

だが、実際に結婚をイメージする際には、
「恋愛結婚」を思い浮かべる人が圧倒的に多いと思う。

よく、友達や親戚などと集まった際に恋愛関連の話題になると、
恋人がいないと言うと結婚の心配をされたり、
恋人がいると言うと結婚の予定を探られたりすることがあるだろう。

これは、多くの人が恋愛の延長線上に結婚を捉えていたり、
結婚のプロセスとして恋愛を捉えている証拠だろう。

そもそも、一昔前の皆結婚するのが当たり前だった時代は、
お見合いや職場での「お膳立て」が主流だったというが、
令和の昨今では中々イメージしづらい。

恋愛結婚は超絶ハードゲーム

僕は「自由恋愛からの恋愛結婚はかなりハードルが高い」と考えている。

というのも、恋愛結婚をする場合、
性質の異なる複数のハードルが存在するからである。

僕は、下記①~③はそれぞれ全く性質の異なるものだと考えている。

①好きな人と両想いになれるか
②恋人としてうまくいくか
③夫婦としてうまくいくか

しかも、上記はそれぞれかなり難易度が高い。
好きな人に好きになってもらえることは奇跡だし、
元カレ、元カノの人数は恋人としての関係維持に失敗した人数とも言える。

これらの異なるものを総取りしようとすると、
確率論的にもかなり難易度が上がるのは自明である。

かなり乱暴な計算にはなるが、
①、②、③それぞれのハードルを満たす確率を1/5と仮定してみよう。

そうすると、恋愛結婚でうまくいく確率は
1/5×1/5×1/5=1/125、つまり125人に1人となってしまう。

しかし、恋愛と切り分け、
夫婦としてうまくいくかだけで評価するのであれば、5人に1人である。

目的を見失わないこと

未婚率の上昇が叫ばれて久しい。

結婚しない意思を持つ人が増えただけであればよいのだが、
実態は、結婚したい意思はあるが諦めてしまっている人や
意思は特にないがなんとなく難しそうだから敬遠している人も多いと思う。

特に、恋愛に苦手意識を持っている人は、
それだけで自分に結婚は無理だと思ってしまいがちだ。

結婚という目標に恋愛という別の要素を混ぜて
必要以上に難易度を上げていることが
結婚を敬遠する大きな要因になっているのではないだろうか。

目的を見失ってはならない。

結婚の目的は、あなたがその後の人生をより幸せに送ることである。
重要なのは、その相手と共に生きることで
幸せな人生を作り上げることができるかどうかである。

結婚のために無理に恋愛市場に繰り出す必要などないのだ。


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