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【ショートショート】缶詰考
「明日はなんにも用意しなくていいからね」
とキャンプ友だちのタツヤは言った。
朝六時、俺は約束通り手ぶらでやって来た。
タツヤは車庫の前で待っていた。
SUVの後部座席になにかでかいものが積んである。
おれたちは出発し、二時間ほどで山奥のキャンプ場に到着した。すぐ横にきれいな渓流が流れるいい穴場である。
「おい、手伝ってくれ」
気になっていた円筒形の荷物を下ろす。ごろごろ転がして、平地
「明日はなんにも用意しなくていいからね」
とキャンプ友だちのタツヤは言った。
朝六時、俺は約束通り手ぶらでやって来た。
タツヤは車庫の前で待っていた。
SUVの後部座席になにかでかいものが積んである。
おれたちは出発し、二時間ほどで山奥のキャンプ場に到着した。すぐ横にきれいな渓流が流れるいい穴場である。
「おい、手伝ってくれ」
気になっていた円筒形の荷物を下ろす。ごろごろ転がして、平地