ひでまる(hidemaru)

福島県郡山市在住。製造業、IT企業で人事一筋25年。人事制度企画・運用、採用、組織活性…

ひでまる(hidemaru)

福島県郡山市在住。製造業、IT企業で人事一筋25年。人事制度企画・運用、採用、組織活性化など人に関する課題でお悩みの企業を応援。経営管理修士(MBA)。 https://hidemaru.stek-swimming.org マスターズスイムチーム「STEK(ステック)」代表。

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記事一覧

固定された記事

自己紹介(地方企業の人事・組織活性化の応援家:hidemaru)

地方企業の人事・組織活性化の応援家、hidemaruです。 主として、福島県郡山市で活動しています。 福島県郡山市生まれ。高校まで地元で過ごし、大学の4年間は仙台へ。1998…

企業の使命ー子どもたちへのメッセージー理念を磨き、実践し続ける価値

 理念を掲げ、それに従って行動することは、個人や企業にとって重要な意義を持ちます。特に、社会と未来を担う子どもたちに対しては、単に言葉で教えるのではなく、理念を…

女性登用を成功させる4ヶ条:企業の未来を拓く鍵:東洋経済記事より

週刊東洋経済2024/5/18号の中で「トップが本気なら役員や部長もついてくる 社内登用はこうすれば進む」(p44)という記事が出ていました。企業における女性登用は、単なる…

ヒエラルキーからアジャイルへーアフラックのDX成功事例

 Aoba-BBTの番組、DXライブ08は「ヒエラルキー組織」でした。ビジネスブレイクスルー大学大学院の今枝昌宏教授とアフラック生命保険株式会社のアジャイル推進室長である吉…

採用の先を見据えるー組織成長のための人材管理戦略

 経営者や人事担当者が陥りがちな一つの大きな落とし穴として、採用プロセスを完了した時点で満足し、その後の人材の成長と発展に十分な注意を払わないことです。採用は、…

日本人が苦手な伝えるコミュニケーションの克服法ー川上真史氏より

 川上真史ビジネス・ブレークスルー大学教授の「企業と心理学 トピックス #11 伝えるコミュニケーション」というテーマでした。今回は、日本人が苦手とする「伝えるコミュ…

適切とはいえないアクティブ・リスニング(A/L)の代表例(L.E.T.より)

 リーダー・エフェクティブ・トレーニング(L.E.T.)では、アクティブ・リスニング(A/L)を多用します。A/Lは円滑なコミュニケーションを行うのに非常に有用な手段です。…

【書籍】鎌田善政と鍵山秀三郎ー凡事徹底を通じた経営理念の共鳴

『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』(致知出版社、2022年)のp178「5月25日:「凡事徹底」の祈り(鎌田善政 鎌田建設社長)」を取り上げたいと思います…

女性リーダーの前進: システマティックな障害を乗り越える

 女性リーダーが直面する悩みは多岐にわたり、個人的な課題から職場でのシステマティックな問題まで様々な形で存在します。これらの悩みは、女性リーダーのキャリアや個人…

自立を阻害するリーダーシップー組織とメンバー成長への影響

 何でも自分で進めてしまうリーダーの行動は、短期的には効率的に見えるかもしれませんが、長期的な視点で考えると組織とメンバーの成長に多くの悪影響を及ぼします。これ…

100人の1歩が未来を創る:井村屋の経営を人事戦略に活かすーWedge記事の対談より

 『致知』2024年6月号に、井村屋グループCEOの中島伸子氏の話題が取り上げられていました(表紙も中島氏)。 【『致知』2024年6月号の中島氏記事に関する当方記事】 「人…

執念と諦めの狭間でービジネスと人生における持続可能な成功の追求

 執念と諦めのバランスは、ビジネスと人生の両面で極めて重要な概念です。このバランスが成功への道を切り開くと同時に、個人と組織の両方において、長期的な持続可能性を…

『求人のAmazon』へ進化する新プラットフォーム発表 にどう対応するか

 日経オンライン2024/04/15の記事に『インディード「求人のAmazon」に 求職者と企業を集結』が掲載されていました。求人のAmazonとは、求人情報サービスにおいて、米アマ…

【書籍】挑戦を贈り物に変える人生哲学ー青山俊董氏の教え」

 『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』(致知出版社、2020年)のp175「5月22日:病気も「ようこそ」と考える(青山俊董 愛知専門尼僧堂堂頭)」を取り上げ…

中小企業の人事制度において、社長が最終決定権を持つことの意義と課題

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採用と離職防止のシナジーー持続可能な人材戦略の構築

 「採用と離職防止を一緒にして考える」というのは単純そうですが、実はとても重要な戦略です。求める人材を正確に理解し、彼らが魅力を感じる職場環境を作ることが大切で…

自己紹介(地方企業の人事・組織活性化の応援家:hidemaru)

自己紹介(地方企業の人事・組織活性化の応援家:hidemaru)

地方企業の人事・組織活性化の応援家、hidemaruです。
主として、福島県郡山市で活動しています。

福島県郡山市生まれ。高校まで地元で過ごし、大学の4年間は仙台へ。1998年に大学を卒業しました。

本業は人事一筋25年本業は、人事(正確には総務関連も含む)一筋25年です。

1998年、大学卒業後、大手メーカー関連の化学メーカーの工場人事配属、人事としてのキャリアをスタートしました。
 当時

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企業の使命ー子どもたちへのメッセージー理念を磨き、実践し続ける価値

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 理念を掲げ、それに従って行動することは、個人や企業にとって重要な意義を持ちます。特に、社会と未来を担う子どもたちに対しては、単に言葉で教えるのではなく、理念を実践することで具体的な模範を示すことが重要です。この行動は、単に一時的なものではなく、持続的な努力と改善、そして困難に直面しながらも前進し続けることを意味します。このプロセスを通じて、子どもたちは理念の重要性、それを実践する難しさ、そして不

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女性登用を成功させる4ヶ条:企業の未来を拓く鍵:東洋経済記事より

女性登用を成功させる4ヶ条:企業の未来を拓く鍵:東洋経済記事より

週刊東洋経済2024/5/18号の中で「トップが本気なら役員や部長もついてくる 社内登用はこうすれば進む」(p44)という記事が出ていました。企業における女性登用は、単なるダイバーシティ推進の枠を超え、組織の成長と持続可能性を左右する重要な経営戦略です。真に女性が活躍できる組織を構築するためには、以下の4つのカ条を深く理解し、実践することが不可欠です。

1.トップのコミットメント:変革の旗印

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ヒエラルキーからアジャイルへーアフラックのDX成功事例

ヒエラルキーからアジャイルへーアフラックのDX成功事例

 Aoba-BBTの番組、DXライブ08は「ヒエラルキー組織」でした。ビジネスブレイクスルー大学大学院の今枝昌宏教授とアフラック生命保険株式会社のアジャイル推進室長である吉田政史氏が、日本企業におけるDXの課題と、アフラックが実践するアジャイル型の組織モデルについて議論しました。以下アフラックのホームページにもにも詳細に記載されています。

日本企業におけるDXの課題階層型組織の弊害
 従来の日本

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採用の先を見据えるー組織成長のための人材管理戦略

採用の先を見据えるー組織成長のための人材管理戦略

 経営者や人事担当者が陥りがちな一つの大きな落とし穴として、採用プロセスを完了した時点で満足し、その後の人材の成長と発展に十分な注意を払わないことです。採用は、個々のキャリアと組織の進化において、単なる始まりに過ぎません。目標人数を達成し、才能ある人材を確保した後も、その人材が組織内でその能力を最大限に発揮し、目に見える成果を生み出せるようにするための継続的なサポートと投資が不可欠です。

採用後

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日本人が苦手な伝えるコミュニケーションの克服法ー川上真史氏より

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 川上真史ビジネス・ブレークスルー大学教授の「企業と心理学 トピックス #11 伝えるコミュニケーション」というテーマでした。今回は、日本人が苦手とする「伝えるコミュニケーション」について、その原因を深く掘り下げ、具体的な改善策を紹介しました。このテーマは、ビジネスシーンだけでなく、日常生活における人間関係にも深く関わる重要なものです。

日本人が伝えるのが苦手な理由

教育の影響
 日本では「よ

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適切とはいえないアクティブ・リスニング(A/L)の代表例(L.E.T.より)

適切とはいえないアクティブ・リスニング(A/L)の代表例(L.E.T.より)

 リーダー・エフェクティブ・トレーニング(L.E.T.)では、アクティブ・リスニング(A/L)を多用します。A/Lは円滑なコミュニケーションを行うのに非常に有用な手段です。A/Lは、相手の言葉と感情を深く理解し、それを相手に確認する方法です。

 しかし、多くの人がこの手法を誤解し、適切に実践できていないことがあります。以下に適切とはいえないA/Lの具体例とその問題点を挙げてみます。

引き出す、

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【書籍】鎌田善政と鍵山秀三郎ー凡事徹底を通じた経営理念の共鳴

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『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』(致知出版社、2022年)のp178「5月25日:「凡事徹底」の祈り(鎌田善政 鎌田建設社長)」を取り上げたいと思います。

 2002年9月、鹿児島県霧島市にある鎌田建設社の敷地内に「凡事徹底」と刻まれた石碑が設置されました。この石碑は、同社社長である鎌田善政氏が、経営者としての指針とするため、尊敬するイエローハット創業者・鍵山秀三郎氏に依

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女性リーダーの前進: システマティックな障害を乗り越える

女性リーダーの前進: システマティックな障害を乗り越える

 女性リーダーが直面する悩みは多岐にわたり、個人的な課題から職場でのシステマティックな問題まで様々な形で存在します。これらの悩みは、女性リーダーのキャリアや個人的な生活に大きな影響を与えるだけでなく、組織全体のパフォーマンスや生産性にも影響を及ぼす可能性があります。以下では、私が感じた、女性リーダーが直面する主な悩みを解説し、それに対処するためのアプローチについても検討していきます。

1. ジェ

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自立を阻害するリーダーシップー組織とメンバー成長への影響

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 何でも自分で進めてしまうリーダーの行動は、短期的には効率的に見えるかもしれませんが、長期的な視点で考えると組織とメンバーの成長に多くの悪影響を及ぼします。これは、私がこれまで人事として携わってきた組織開発、タレントマネジメントの業務で何度も目にしてきた問題です。このようなリーダーシップスタイルは、組織内のイノベーションの阻害、従業員のモチベーションの低下、そして将来のリーダー育成の機会の喪失につ

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100人の1歩が未来を創る:井村屋の経営を人事戦略に活かすーWedge記事の対談より

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 『致知』2024年6月号に、井村屋グループCEOの中島伸子氏の話題が取り上げられていました(表紙も中島氏)。

【『致知』2024年6月号の中島氏記事に関する当方記事】
「人生のハンドルを握り扉を開けられるのは自分だけ:中島伸子さん(井村屋グループ会長CEO)p22」
https://note.com/hidemaru1976/n/n024f1242bf29#06af668a-1e48-4965

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執念と諦めの狭間でービジネスと人生における持続可能な成功の追求

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 執念と諦めのバランスは、ビジネスと人生の両面で極めて重要な概念です。このバランスが成功への道を切り開くと同時に、個人と組織の両方において、長期的な持続可能性を保証する要素です。これらの概念がビジネスの様々な側面にどのように関連しているかを詳細に探求してみます。

執念ー目標への不屈の精神

 執念は、困難に直面しても目標に向かって努力を続ける力です。この力は、特に起業家精神において顕著です。新し

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『求人のAmazon』へ進化する新プラットフォーム発表 にどう対応するか

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 日経オンライン2024/04/15の記事に『インディード「求人のAmazon」に 求職者と企業を集結』が掲載されていました。求人のAmazonとは、求人情報サービスにおいて、米アマゾン・ドット・コムが展開するEコマースプラットフォームのような、ワンストップの求人マーケットプレイスを構築する動きを指しています。

 リクルートHD傘下の米Indeedは、求人業界に新たな風を吹き込むべく、従来の求人

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【書籍】挑戦を贈り物に変える人生哲学ー青山俊董氏の教え」

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 『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』(致知出版社、2020年)のp175「5月22日:病気も「ようこそ」と考える(青山俊董 愛知専門尼僧堂堂頭)」を取り上げたいと思います。

 青山氏の体験は、生命と健康に対する深い洞察と仏教的な受容の精神を反映しています。30代後半で初めて重い病気に直面し、がんに移行する可能性がある状態に至った際、青山氏はこの挑戦を、ただの困難ではなく、仏様

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中小企業の人事制度において、社長が最終決定権を持つことの意義と課題

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 中小企業において、社長が人事制度の最終決定権を持つことは、企業の成長と安定に対して大きな影響を与える重要な要素です。この決定は企業の規模、業種、社風、そして経営理念に応じて多角的な視点から検討する必要があります。以下にその具体的な意義と課題について詳述します。

1. 社長が決めることの重要性:迅速性と責任

 中小企業は大企業に比べて意思決定のスピードが求められる場面が多くあります。市場の変化

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採用と離職防止のシナジーー持続可能な人材戦略の構築

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 「採用と離職防止を一緒にして考える」というのは単純そうですが、実はとても重要な戦略です。求める人材を正確に理解し、彼らが魅力を感じる職場環境を作ることが大切です。これは、従業員が会社の文化や働き方に惹かれるようにするためです。長く働き続ける環境は、採用成功にもつながり、組織の成長と安定に寄与します。結果、離職防止にも寄与するでしょう。

採用基準と離職防止戦略

 採用においては、候補者の経験や

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