イトーダーキ

エッセイを毎日書く人。コピーライター。北海道札幌市の33歳男性でとある企業の取締役副社…

イトーダーキ

エッセイを毎日書く人。コピーライター。北海道札幌市の33歳男性でとある企業の取締役副社長。毎日18時までに記事を公開。交際0日で結婚した4歳上の妻との札幌生活。ラジオもやってる→https://stand.fm/channels/63663617b4418c968d0086be

マガジン

  • 私の人気記事-About My Popularity

    私が書いてきた記事のうち「多くのスキ」を頂いたものをまとめています(最終更新 2024年4月10日)。

  • 私の推奨記事 -About My 10

    私が書いてきた記事のうち、はじめて私のページを訪れてくれた方へのオススメ記事を10本まとめています(定期的に変わります)。

  • 私の頭の中-About My Idea

    私が書いてきた記事のうち「考えていること、考えてきたこと」にまつわる記事をまとめています。

  • 私の日常-About My Days

    私が書いてきた記事のうち「私の日常」にまつわる記事をまとめています。

  • 私の紹介記事-About My God

    記事内で私について言及してくださっている神々の記事をまとめています。足を向けて眠れません(最終更新2024年5月31日)

記事一覧

固定された記事

19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

母は18歳で私を妊娠し、19歳の秋に私を出産した。父は6歳年上だから当時24歳で、どんな出会いからそうなったのか、私は聞いたことがない。 私は長男で、下には2人の妹、1…

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文章は自作の手榴弾。

恐ろしいことに気づいたんだけど、ここ数ヶ月間、友だちに会っていない。ということは、友だちとくだらない会話をしていない。 平日はずっと仕事上で会う人と仕事の話だけ…

イトーダーキ
13時間前
48

商店街ですれちがう他人に上を向かせたい。

太陽が天中を少しすぎた平日、家の近くの狸小路商店街を歩いていた。商店街だから道は東西にまっすぐ伸び、左右には赤や黄色のお店。ここは札幌市街のど真ん中に位置するか…

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横綱になる裏技がない。

ちまたにあふれるハウトゥー。たとえば痩せ方お金の稼ぎ方。モテ方夫婦の会話術。noteで読まれる文章どう書くの。 ねぇ、どうやるの。 答えはいつもカンタン。 痩せ方で…

39

自称中堅進学校にありがちなこと。

自称「進学校」ならいたってふつうだが、自称「中堅進学校」ならおもしろくなるはず。自称してるのに「中堅」といっちゃうあたりが謙虚だ。 いまから私が思い浮かぶがまま…

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【地方都市】福岡市民なら首がもげるほどにうなずくであろう記事。

体調はすこぶる悪いが、隔離されるほどの悪さではなかった。だから家の中ではふだんと変わらず元気にふるまい、いつも通り仕事に繰り出す。我ながら頑張ってると思う。 今…

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1クールに1回体調不良になる男。

この記事が公開されるのは明日だけど、これを書いているのは前日の月曜日の夜23時。 北朝鮮からミサイルが飛んだらしくて、テレビではずっと北朝鮮、北朝鮮、北朝鮮。何回…

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悩んでいる人はカニを食べよう。

人が食事中に無口になってしまう食べ物はなんですか? カニだよね。人はカニを食べるとき無口になる。この知識は漫画『クレヨンしんちゃん』で学んだ。 あれは何巻だった…

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クラスに1人はいるヤツ。

やけに背の高い女子。 それをバカにするどチビの男子。 あだ名が「ボンバーマン」のやつ。 主役タイプじゃないのに学芸発表会の「走れメロス」でいきなり主役に立候補す…

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土曜日っぽい海鮮エッセイ。

北海道ローカルの地上波番組を見ていた。 テレビ画面では札幌市民にはおなじみの狸小路商店街のグルメスポットが特集されていて、カヌレとかパンケーキとかのスイーツから…

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誰かナンパしてくださいませんこと?

生命保険外交員をやっていたとき、あれは3年くらい前だったが、20歳の女の子と話していてびっくりしたことがあった。「ナンパ」についてである。その子曰く、仕事終わりに…

53

流星ロマンチスト。

しばらく星を見ていない。 ということは流れ星も見ていない。 友だちが突然「いやぁ、おれ最近、星見てねぇわぁ」って言い出したら、ふつうは「なんやこのロマンチスト」…

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もしも2分間だけ大谷翔平になれるとしたら、どの2分間を選ぶか?

昨日の夜、心から思ったのである。 「あー2分でいいから、大谷翔平になりてぇ」 私は凡人。スーパースターから程遠い。 ほんとどうしようもない人間なのだ。夜更かしは…

49

朝起きられない話。

朝早く起きたほうがいいと頭では理解している。 でも、どうしても布団から抜け出せない日々が続いている。もう33年続いている。目覚まし時計が鳴っても、スヌーズボタンを…

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理不尽と不条理は突然やってくる。

フランツ・カフカの小説『変身』では、主人公のザムザがある日突然巨大な虫に変身してしまう話が描かれる。 ちなみにこの記事は『変身』のあらすじを知っているほうが理解…

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猫になったエジソン。

私がnoteを始めてからもうすぐ2年になる。 毎日書いてきたこの2年でさまざまな変化があったが、できるだけその変化をnoteに書いてきたつもりだし、その時々の心の機微みた…

イトーダーキ
2週間前
65
固定された記事

19歳で私を出産したお母さんが書いてくれた作文。

母は18歳で私を妊娠し、19歳の秋に私を出産した。父は6歳年上だから当時24歳で、どんな出会いからそうなったのか、私は聞いたことがない。 私は長男で、下には2人の妹、1人の弟がいる。全部で4人の兄妹。歳も近くて毎日楽しかった。 その代わり、父は寝ないで働いていた。日中は家にいる母も、夜になると「お掃除の仕事があるから」と言って仕事に行っていた。私を中心に兄妹4人みんなで「行かないで」と泣きながらお母さんを止めたものだ。 当時は安室奈美恵の『Can you celebra

文章は自作の手榴弾。

恐ろしいことに気づいたんだけど、ここ数ヶ月間、友だちに会っていない。ということは、友だちとくだらない会話をしていない。 平日はずっと仕事上で会う人と仕事の話だけをしている。仕事以外の雑談をするときもある気がするけど、その雑談も結局は仕事につながる。全てが仕事に通じるのだ。仕事ってローマなのか? それから誰かと一緒にご飯も食べていない。もちろん妻とは食べる。でもランチとか夕食とかはだれからも誘われないし、こちらから誘いもしない。いつも吉野家か松屋かカレー屋さんか、マクドナル

商店街ですれちがう他人に上を向かせたい。

太陽が天中を少しすぎた平日、家の近くの狸小路商店街を歩いていた。商店街だから道は東西にまっすぐ伸び、左右には赤や黄色のお店。ここは札幌市街のど真ん中に位置するから観光客もいるし、私のような地元民もいる。 要はたくさんの人とすれちがう。 50代とおぼしき夫婦とすれちがった。平日に似つかわしくない黄色と青のカラフルな洋服を着ていて手には紙袋。きっと観光客だ。 この2人と私がすれちがう直前、50代の男性が「ん?」という表情で上を見上げた。商店街の天井には屋根があるから空は見え

横綱になる裏技がない。

ちまたにあふれるハウトゥー。たとえば痩せ方お金の稼ぎ方。モテ方夫婦の会話術。noteで読まれる文章どう書くの。 ねぇ、どうやるの。 答えはいつもカンタン。 痩せ方でいえば非常に簡単で、食事に気を遣って適度な運動をする。お金の稼ぎ方は、伸びてる業界で自分の時間とお金を交換しないような働き方をする。 モテ方は身なりを綺麗にして相手のことを思いやり少しの勇気を持つ。夫婦の円滑なコミュニケーションはシンプルで、話し合いからお互いに逃げない、この1点であろう。 それからnot

自称中堅進学校にありがちなこと。

自称「進学校」ならいたってふつうだが、自称「中堅進学校」ならおもしろくなるはず。自称してるのに「中堅」といっちゃうあたりが謙虚だ。 いまから私が思い浮かぶがままに自称中堅進学校あるあるを書きまくる。 もちろんここで例えば「補習テスト多すぎ」などというくだらないあるあるを書くつもりは毛頭ない。 「補習テスト多すぎ」はあるあるではない。単なる事実である。自称中堅進学校あるあると題しているのに「補習テスト多すぎ」と書いちゃうやつは、頭が怪しいかおもしろさを履き違えているやつだ

【地方都市】福岡市民なら首がもげるほどにうなずくであろう記事。

体調はすこぶる悪いが、隔離されるほどの悪さではなかった。だから家の中ではふだんと変わらず元気にふるまい、いつも通り仕事に繰り出す。我ながら頑張ってると思う。 今朝、札幌市内中心部の地下街を歩くべく、地上から地下に降りるための下りのエスカレーターに乗った。 私の前には女子高生2人組の後ろ姿があった。私は33歳のおっさんだから、この2人との距離感には気を遣う。 あまり彼女たちにくっつきすぎると「キショすぎてムサすぎるおっさんが背後にきたわ」と警戒させることになりかねない。か

1クールに1回体調不良になる男。

この記事が公開されるのは明日だけど、これを書いているのは前日の月曜日の夜23時。 北朝鮮からミサイルが飛んだらしくて、テレビではずっと北朝鮮、北朝鮮、北朝鮮。何回ミサイル飛ばせば気が済むねん、と思うんだけど、北朝鮮が世界で生き残っていくためにはこれも必要なんだろうと同情する。いや、しない。 どこで間違ったんだろう北朝鮮。 最初からなのかな。 私は私の世界で生きているからはっきり言うけど、のどが痛い。北朝鮮とか関係ない。 日曜日の午後、のどに違和感があって、これが風邪だ

悩んでいる人はカニを食べよう。

人が食事中に無口になってしまう食べ物はなんですか? カニだよね。人はカニを食べるとき無口になる。この知識は漫画『クレヨンしんちゃん』で学んだ。 あれは何巻だったか、アニメでも第何話か覚えていないんだけど、野原一家がみんなでカニを食べているとき、誰かが「カニを食べると無口になるね」と言った。 そこから話が展開していくような、いかないようなエピソードだったんだけども、実家の六畳の部屋でこれを読んだ私はそこではじめて「カニを食べるとき、人は無口になる」と知った。 カニを食べる

クラスに1人はいるヤツ。

やけに背の高い女子。 それをバカにするどチビの男子。 あだ名が「ボンバーマン」のやつ。 主役タイプじゃないのに学芸発表会の「走れメロス」でいきなり主役に立候補する男子。 ずっと秀才タイプで通ってきたのに、なぜか高校受験に失敗して、現在なにをしているのか不明なガリ勉。 学校にふりかけを持ってきてる男子。 高校生になってから振り返るとめちゃめちゃ綺麗だったのに、陰キャ集団の女子グループにいて、好きな漫画の絵を描いてヌフヌフしてた女子。 先生が怒って職員室に帰ったとき

土曜日っぽい海鮮エッセイ。

北海道ローカルの地上波番組を見ていた。 テレビ画面では札幌市民にはおなじみの狸小路商店街のグルメスポットが特集されていて、カヌレとかパンケーキとかのスイーツから、もりもりのラーメンなどが特集されていたのだけど、その中でもとりわけ目を引いたのは「海鮮丼」であった。 番組内で特集された海鮮丼は北海道で生まれ育った私から見てもなかなかのもので、6種の海の幸がどんぶりに「これでもか」というほどに盛り付けられていた。 乗っていたのはなんだっけ、マグロやサーモン、イクラにホタテ、そ

誰かナンパしてくださいませんこと?

生命保険外交員をやっていたとき、あれは3年くらい前だったが、20歳の女の子と話していてびっくりしたことがあった。「ナンパ」についてである。その子曰く、仕事終わりに地下鉄の電車に乗っていると、決まっていつもこう思うのだそうだ。 「誰かいま話しかけてくれないかな」 この話を聞いたとき、共感すること大いにあり、その場はとても盛り上がった。私もそう思うのである。平日でも休日でも、それがたとえ台風ど真ん中のように忙しい仕事の最中でも、道を歩いていて思うのだ。 「誰か話しかけてくん

流星ロマンチスト。

しばらく星を見ていない。 ということは流れ星も見ていない。 友だちが突然「いやぁ、おれ最近、星見てねぇわぁ」って言い出したら、ふつうは「なんやこのロマンチスト」ってギョッとするかもしれないけど、私ならギョッとしない。私は流星ロマンチストだから。 むしろ「そうなんだね」と共感し「俺もしばらく見てないよ」という言葉をグッと飲み込むことと思う。 いまは札幌に住んでいるんだけど、夜になっても星が見えない。人口200万人の光が邪魔をするから。いや、見えないというか見ようとしていな

もしも2分間だけ大谷翔平になれるとしたら、どの2分間を選ぶか?

昨日の夜、心から思ったのである。 「あー2分でいいから、大谷翔平になりてぇ」 私は凡人。スーパースターから程遠い。 ほんとどうしようもない人間なのだ。夜更かしはするし朝は起きられないし、コーラは飲むしポテチは食べるし、誰も見てない車通りのない信号なら平気で無視するし、道端に落ちているタバコの吸い殻のゴミだって見てみぬフリしてスタスタ歩くんだ。 毎日大した努力もしないで、少しだけ人より得意っぽい領域だけで勝負して、現実空間でも仮想空間でも狭い池の中でいい気になって、押し

朝起きられない話。

朝早く起きたほうがいいと頭では理解している。 でも、どうしても布団から抜け出せない日々が続いている。もう33年続いている。目覚まし時計が鳴っても、スヌーズボタンを押してしまい、結局いつも通りの時間に起きることになる。あと、スヌーズボタンの「スヌーズ」の意味がよくわからない。 運動のために早起きしようと何度も決意したが、実行には至らない。 私の友人のジョギ山(仮名)は、毎朝5時に起きてジョギングをしている。彼は健康そのもので、朝から活力に満ち溢れている。 ジョギ山はすご

理不尽と不条理は突然やってくる。

フランツ・カフカの小説『変身』では、主人公のザムザがある日突然巨大な虫に変身してしまう話が描かれる。 ちなみにこの記事は『変身』のあらすじを知っているほうが理解がしやすい。だから少し『変身』がどんな話かを書きたい。 … 小説『変身』の中のザムザは、家の借金を返済しようと家族を大切にしながら一生懸命働いてきた男性として描写されている。ある日突然自分が虫に変身してしまったことにより家族はパニックとなる。 虫となった自分と周囲のいざこざ話が展開されたかと思えば、最終的には見

猫になったエジソン。

私がnoteを始めてからもうすぐ2年になる。 毎日書いてきたこの2年でさまざまな変化があったが、できるだけその変化をnoteに書いてきたつもりだし、その時々の心の機微みたいなものも書いてきたつもりである。 たとえば、勤めていた会社を辞めて友人と会社を作ったであるとか、妻との生活、妹との関係性だとか、まぁそんなこと。 もちろん「これは書けないな」と思うことも多々あった。noteにいる私以外の方も「書く・書かない」の線引きをしっかりしていることと思う。 もしも「これは書け