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エッセイ「ただいまピンターダ」
12月と1月は、怒涛の飲み会ラッシュだった。
コロナが5類になってから初めての年末だからか、新しい商業ビルがオープンしたからか、すすきのには観光客も含めて大量に人が戻ってきていた。
コロナ中のあの静かなシャッター街の寂しさを知っているから、喜ばしくはあるのだけれど、酒だけではなく人にも酔ってしまった。
肝臓にやさしくない日々に乗じて「ピンターダ」に行って来た。無論、以下の報告をするため。
エッセイ「ゴミ屋敷ではないかもしれない家について」
通勤の道すがら、ゴミ屋敷がある。ぱっと見で分かるゴミ屋敷ではない。ごくごく普通のアパートの最上階。
網戸は破け、窓にかかるカーテンが内側から何かいろいろなモノに押しつぶされているのが見える。アパートの角部屋でもう一面にも窓があるのだけれど、同じく何か、袋のようなものがいくつか積まれ、黄色のカーテンがたわんでいる。
しかし考えてみれば、ゴミ屋敷ではない可能性もある。たまたまふたつある窓際に、袋状