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軽度発達障害(ADD/注意障害)と黒歴史・恋愛・家庭問題など

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学生時代の挫折を独白。発達障害の事柄を当事者が主観で記述。 ↑新↓古 で下から読むのがおすすめ。ときどき投げ銭式。
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#ひとりごと

彼氏が亡くなって1年が経過しました

常にDiscordで繋がっていた、たったひとりの人。 相手も障害を持っていたため、私の欠点にも寛大で 怒られたりすることもなく、いつも穏やかで、 10年ほど付き合い続けてきた、かけがえのない人。 障害者同士なので結婚出産はしないと26歳頃には決めていましたが、 それでも精神的なパートナーとしてこれから先も ずっと仲良くしていくつもりでした。 てんかんが原因により、42歳の誕生日を前に亡くなってしまった彼氏。 あれから、早いことに1年が経過しました。 いないことに、慣れつ

本音。

まるで関係のない動作をしながら、 脳内には ごめんね という言葉が散っていた それが、 この境遇より外へ活かしてやれない自分自身に対してのものなのか 足を引っ張り迷惑をかけている職場の人間に対してなのか クリスマスに会いに行かれないどころか 数日ほど存在を忘れていた彼氏に対してなのか 家事の尻拭いをする家族に対してなのか わからないけど、形だけが無意味に散っていた きちんと誰かの役に立てる人や そこにいるだけで喜ばれるような人を見るにつけ 上着を脱ぎ捨てて地面に叩きつけ

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自己責任どうのこうのを斬る

なんやら死に関する夢を見て 起きたら妙な考えがモヤモヤと貼りついているので とりあえず書いてしまう。いや、直接に死とは関係ない話だけど。 先日TwitterのTLで、自己責任論について触れる人を2~3人見かけた。 おそらくあれらは何かのメディア(人物)の発言に対してのコメントなの だろうけど、私は元本を見ていないので、以下はそれとは違う方面の話です。 私も最近に、身近な人(といっていいのか微妙だが)が 「自己責任」という言葉を使うのを聞いた。 聞いた瞬間は確かにイヤな感

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ありがとうの記憶

https://twitter.com/hikegami2/status/677353011060994048 このツイートを見かけたときに、ふと思い出した。 それはまさしく「ありがとう」に類似する記憶なのだけど… (べつに今すぐ死ぬわけじゃないと思うが書いておく) 今の仕事になる前は、県立病院で食器洗いをしていた。 食器洗いだけでなくて、食堂の掃除や病棟への配膳もするのだけど。 もちろん、上の階で働いている医者や看護婦さんと違って こちらはごく単なる、低賃金パート。

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根拠の行方

根本的にはあの人とは分かり合えないのかもしれない。 最初は似てると思っていた。境遇が。 種類こそは違えど、私の発達系の不自由、社会への溶け込みにくさ そこらへんに近いところがあって腹割って話せるのだと思っていた。 でもやっぱり根本的には違う。 本人から聞いたり、Wikipediaみたいなサイトや書類を見て 大体の概要や特徴を「知識として」知ることはできる。 でも「実際の症状による苦しみ」を、私は体験したことがない。 まったくの未知。そして相手側からしても同様。 知ったつも

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惜しまれる人が羨ましい

惜しまれる人が羨ましい 適当に油を売ってみたり 社長でもないのに“社長”という渾名がついても 誰よりもナイスジョークで場を盛り上げる ムードメーカーな現場の良きパパ 転勤が決まった時は誰もが惜しんだ 一方で、 早く結婚すればいいのにと 片付くことをわりと望まれる人もいる 「あの人、契約時間が伸びたんだって」 「若いからだよねぇ」 やけに大きな声がする パート最年少で その人物よりも勤務年数が長く それでいて認められることもなく 発言者の隣で燻っている、私のことは ま

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