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小説専門の拡散マガジン~小説家になろう!~

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小説専門の拡散マガジンです。 小説家を目指す人におススメ。 エッセイ、日記、コラム、小説に関する記事を載録しています。 小説家を目指してる人は、気軽に声をかけてみて下さい。
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小説専門の拡散マガジン~小説家になろう!~

一ノ瀬瑠奈さんとの共同企画です。 エッセイ、日記、コラム、小説を専門的に取り扱う共同マガジンです。 📖人生を変える小説 コンセプト エッセイ、日記、コラム、小説を広める 管理人 一ノ瀬瑠奈 とらねこ 専門分野 ・エッセイ ・日記 ・コラム ・小説 活動頻度 ・月1回からの投稿 ・ときどき書いている該当記事の投稿 参加方法 この記事にコメント下さい。 エッセイスト、コラムニスト、小説家として一緒に活動したい人は、気軽に声をかけてみて下さい。 *** ■一ノ瀬瑠

ファンタジー小説「W.I.A.」1-5

第1章 第5話 御者台に立ち上がったアルルが、警戒の声を上げた。エルフは精霊の力を借りて、ある程度の遠隔視が可能だった。カイルとガルダンが反応し、武器を手に馬車を飛び降りると、北へ向かって走り出す。アルルも手綱をエアリアに渡し、軽やかに地面に降り立つと、風のように走り去った。マールはどうしたらいいのかわからず、馬車の中でオロオロする他ない。  「このまま私たちも向かいますが、戦闘場所とは距離を取ります。場合によっては私も出ますから、その時はマール、馬車をお願いします

バスに乗り 目指した先を 楽しみに 時刻調べて トリップ気分

昨年から運営状態が変わったバス路線、バスの本数が少し減らされてしまった。だが、それほど悲観的に考えずに済んだのは今住んでいるところも頻繁にバスが来るところではない。しっかりと時刻を調べさえすれば問題ないことを知っていることであった。 この日向かう先は町から田園が広がる開放的な場所だ。そこには古墳があり、きれいに整備された公園である。事前に調べた時刻通りにバスは駅前のターミナルを出発した。そして20分ほどで現場に到着する。 こんなところになぜ古墳があるのかは、驚くばかりだが

【毎週ショートショートnote】てるてる坊主のラブレター

 雨が降った。  小学生のリンは激怒した。  せっかくてるてる坊主を作ったのに、この役立たず!  リンはてるてる坊主を引き裂いた。  ん? おかしい。  てるてる坊主の中身にティシュを詰めたはずなのに、何か固いものが入っている。  それは手紙だった。 『リンさま あなたがこの手紙を読んでいるということは僕はこの世にいないでしょう。僕はあなたのてるてる坊主です。作ってくれてどうもありがとう。ただ、僕にはこの停滞前線を動かす力はありませんでした。あなたはきっと怒っていること

虚構日記~6月2日~

■これまでの日記はこちら■本編 六月二日(日)  今日は生憎の雨模様だったが、日曜ということもあって、ハルさんがシャルを買い物に誘いにやってきた。紫の面倒を見ているから行っておいでと提案したのだが、紫がハルさんにしがみついて離れようとしないので、結局二人が連れて行くことになり、私は手持ち無沙汰になった。  紫がいてはのんびり自分の買い物など見て回ることができないので、私は私で買い物に出かけることにした。  夏物の服をまだ買い揃えておらず、春先に着るようなシャツやジャケットを着

vol.126失業編【失業初心者ハローワークに行く】我慢発うつ病行き 785

※お知らせ 既公開分の「無職編」を「失業編」に改題しました 前回⤵️ 我慢発うつ病行きマガジン⤵️ 5/29(水) 台風1号の影響で大雨が降り続いた翌日。 次の日以降も雨予報だから、この晴れ間を活かさないワケには行かぬ……ってこともないのに、思い込んだら命がけ(でもないけどね)。 マグロ精神に火が点く。 先ずは飛蚊症のチェックに眼科へ。 失業して国民健康保険に加入後、初めての眼科通院。 「カルテが変わったから検査をやり直します」 社保から国保に変更したのは私の都合。

あちこちに 指差し確認 カシワバアジサイ

6月に入りました。 今年の紫陽花は例年よりも早く色づいています。 実は5月中頃にすでにいくつか咲いているのを見かけたり… そして近所の庭で咲くカシワバアジサイも白鮮やかに咲いています。 花の形は矢印みたいだなあ カシワバアジサイを見るたびに思います。 この紫陽花、枯れる頃には褐色に染まります。 赤くなって枯れていくのか…と、初めて見た時は驚いたものです。 カシワバアジサイは、形も花の色づきも独特です。 咲いて枯れる…その変化もまた、目を楽しませてくれます。

無名小説スライム編(23)

「なんで…」瘋癲がぼそりと何かを言った。 「へ?」 「なんでこの熊がいるんですか!」俺は首をかしげるしかなかった。 「なんでって…捕食したからかな?」彼…じゃなくて彼女は魂が抜けてしまった。 名前を付けたら性別がひっくり返ることを完全に忘れていた。 見た目を見れば普通にわかる気がするけど。 「お、おーい!」俺は慌ててはみ出てくる魂を押し込んだ。 彼女は意識を取り戻すと、慌てて熊を倒しに行った。 無理もない。あれをほ追っておけば村が死ぬかもしれないからだ。 俺はそういえばと思い

ファンタジー小説「W.I.A.」1-4-②

 「なに? グールじゃと?」  部屋に入るなり、エアリアは階下で聞いたことを一行に伝えた。即座に反応したのはガルダンだった。ガルダンたちドワーフにとって、「土」は命を守るかけがえのない物だ。その「土」を汚すのがグールやヴァンパイアのような、「不死の存在」だ。ゆえに、全てのドワーフにとっても、存在が許されない「絶対悪」となる。  「ええ。かなりの数のようよ。ハイペルでも軍隊を編成して遠征に向かうみたい。恐らく、私たちとは一日違いになったんだわ。」  「グールとなると、厄

蛍見る 口実に呑む 美味し酒 光の乱舞 初夏の風情

「駅から近いのに蛍が見えるのか」驚く友達を誘ってきたのは夜の駅近くだ。飲み屋街とは違うところ古い街道沿いにある酒蔵である。日本酒の酒蔵がある町などそう多くないのにさらに驚くのは、その前の川で初夏になれば蛍が乱舞するという。 さらに、その蛍を眺めながら酒を料理が味わえるというのだから、究極の宴が楽しめるのだ。 「予約特等席付きの会席弁当は夕方かららしいが、20時を過ぎると一般でも入れるんだ」驚きのあまり大きな眼を左右に動かす友達に思わず口元を緩ませて得意げに語る。マウントをと

【創作】水霊の碁 第5話 決断の朝

※前回はこちら 第5話 決断の朝 5-1 「大変でございます! 浪士たちが討入りをしたそうです!」 内弟子の一人の大声で、策侑は起こされた。雪の寒い朝だった。道知の寝所に向かうと、道知は既に起きていた。不安そうな顔で、大丈夫だろうかと尋ねる。 策侑は、既に各所に正確な状況を調べるよう言ってあった。ここに被害が及ぶことはないと思うと伝えて、道知の小さな手を握った。 道知はほっとした顔で、唇を半開きにしたまま、策侑の肩に頭を載せ、もたれかかった。策

これが私の決意表明。

Life is like "Baseball". 何度でも、バッターボックスに立ってやる。 見逃し三振なんてカッコ悪いことだけはしたくない。 振って、振って、振りまくる。 空振り三振だって構わないから。 バットに球を当てるだけで精いっぱいで、 なんとか転がせても、ゲッツーに倒れることもある。 だけどバットを振り続けて、 1塁を目指して全力で駆け抜ければ、 ボテボテのゴロでも、内野安打になるかもしれない。 そんなことを繰り返していればそのうち、 ポテンヒットになるかも

うつつゆめの書庫~5月の記録~

■5月の月間ダッシュボード 5月は小説の公式マガジンへの登録がなかったため、ビュー数は地力のみの値です。健闘した作品などもあったため、これぐらいにまとまりました。 ■5月に獲得したコングラボードなど このような感じで。他にもとったボードがあったのですが、マウスを連打していて消してしまったりしました。 ■直近のマガジン追加についていわのりさんにマガジン追加していただきました。ありがとうございます! 追加していただいた作品は下記。 最近多く登録していただいております、

長編小説「わたおに」マガジンにしました!

みなさん、こんにちは! 八神夜宵です! 「わたなべなつのおにたいじ」、略して「わたおに」。 (ん? どっかで聞いたような・・・?) マガジン化しました! 今まで、取っ散らかってて読むのを諦めた方! カムバック! それでもきちんと読んで頂いた方! ソーリー!! 現在進行形で読んでくれている方! サンキューベリーマッチ!  これから読まれる予定の方! ウェルカム! みんな大好き😍 以上、お知らせと宣伝でした! じゃわっとさんばばん!