Yuta Watanabe
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遅れた電車を待ちながら
アントワープからパリに戻る電車の約1時間の遅れが発表されたのは、出発予定時刻の15分ほど前だった。早めに駅に到着し、カフェで軽く仕事をした後、それを知る前の私は時間に余裕を持ってホームへと移動することにした。
アントワープ中央駅は不思議な作りになっている。ホームが4つの階層に分かれて配置されているのだ。パリ北駅に向かう18時33分の電車は地下2階の23番ホームから発車予定であることを、1階の電光
アントワープで感じたこと
レンヌからパリに帰る電車の中で、ふと思い立ってアントワープへの旅行を予約した。直前に取ったので多少電車賃が高かったが、それでも許容範囲内だった。
パリからはユーロスターで2時間。パリ北駅を出て、10時半ごろにアントワープに着いた。ホテルに荷物を預け、地下鉄やトラムの乗り放題チケットを買い、腹ごしらえをしてから、まずはモード美術館に行った。Willy Vanderperreという写真家の特別展が大
想定外のインラインスケート
それはいくつかの想定外によって構成された日だった。
パリに戻るといつも会う友人のひとりと、土曜日のお昼にインド料理屋で待ち合わせをした。過去2回挑戦して2回とも満席で入れなかったこのお店、3度目の今回は満を持して予約をしておいた。
てっきりクラシックなインド料理屋だと思っていたので、モダンな創作インド料理が出てきた時は少々面食らった。ただ、さすが人気店、どの料理も美味しかった。
その後は話題
みゃくらくのない苦しい思い出
なぜ私がそのシーンを思い出したのかはよくわからない。そこには“みゃくらく”らしき“みゃくらく”は見当たらなかった。
それを思い出したのはノルマンディーとブルターニュ旅行からパリに戻ってきた夜のことだった。夜9時ごろにモンパルナス駅に到着し、家の最寄駅に着いたのは夜10時少し前だった。きちんと夕飯を食べておらず変に空腹だったので、近所の中華料理店で何か食べようと思ったが、お気に入りのお店はすでに閉
RennesからParisの道中で
RennesからParisに帰る電車に乗っている。2時間の道中に、ひとつ記事を書き上げられるかな。
隣の席はイヤホンをせずにInstagramのリールを見ながら右手にコーラ左手にプリングルスの若い男の子。彼はどんな大人になるのだろう。
2泊3日のNormandieとBretagne滞在で、Rennes、Saint-Malo、Cancale、Mont Saint-Michel、Granville
「胡蝶の夢」のような話
私は今、ブルターニュのPassilléという小さな村にあるコテージにいる。以下の施設に宿泊中だ。
フランス語の情報しかないので、一応ブッキングドットコムのリンクも掲載しておく。
馬、山羊、羊、牛がそこらじゅうで放牧されている一方で、見渡す限り「お店」と呼べそうなものは何もない。家もぽつん、ぽつん、とあるだけだ。人々がどうやって生活しているのか、皆目見当もつかない。遠くまで日々働きにいっているわ
Ce n’est pas si mauvais que ça.
フランクフルト経由でパリに戻ってきたが、道中なかなかハードであった。
羽田からフランクフルトに飛ぶ飛行機が遅れ、当初乗る予定だったフランクフルトからパリに向かう飛行機だとトランジットに間に合わない可能性が出た。羽田のチェックインカウンターで最初はフランクフルトを翌日出る飛行機が空きがないと言われたが、調べ直してもらったところ、当初の便から1時間半後のフライトに若干空席があったので、すぐにそちらに
結局2回目の機内食は食べられました。
飛行機の中で目が覚めた時、時計の針は4時半少し前をさしていた。
羽田からフランクフルトに向かう便は12時過ぎに離陸したはず。私はどういうわけか眠くて仕方がなく、搭乗後すぐに寝てしまった。離陸時にほんの一瞬目が覚めたが、またすぐに眠りの世界に呼び戻された。
保安検査場を通過後、飛行機に乗る前に搭乗ゲートとは反対側に位置するフードコートに向かった。どうしてもつけ麺が食べたくなったのだ。ドロっとした
5年目最初の投稿は書くことが思いつかずにお茶を濁しました。
さて、昨日の投稿の通り、note連続投稿4年を達成した。この記事はnote5年目の最初のものとなる。
そんな記念すべき日なのだが、全くもって書くことが浮かばない。困った。大変困った。
毎日、あるいはそれに近い頻度で創作したものを公開している人はどのようにしているのだろうか、といつも不思議に思う。どうやったら面白いコンテンツを長期にわたって作ることができるのだろう。
いつも見ているウェブ漫画が
noteをはじめて4年になりました。毎日投稿しました。誰か褒めてください。
香水ブランドをローンチする前のこと。知り合いから「お試しでクラウドファンディングをやってみないか?」と勧められた。その知り合いの友人が、航空会社のANAの新規事業であったクラウドファンディングの運営に携わっていて、案件を探している、とのことだった。
香りはオンラインでは伝わないから、クラウドファンディングとすこぶる相性が悪いと思ってはいたものの、当時の私には時間だけはたくさんあったので、ものは試
マスがブランドを駆逐する
私が住んでいるエリアは一般的には“おしゃれ”と形容される。そして、“おしゃれ”と形容されるエリアには美味しい飲食店が多数あると思われがちである。実際に、「美味しいお店、近所にたくさんあるんでしょ、羨ましいなぁ」とよく言われる。
このあたりに引っ越してきてあと数ヶ月で3年になる。この間に近所のあちらこちらの飲食店に足を運んでみたが、「美味しい、再訪したい!」というお店は限られる。よって、定期的に新