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理不尽から心の余裕を持てるまで

うつ病になって教師を辞めた男の話⑦

1年間の理不尽を感じ終えた僕は、こんなにしんどいのは辛い、と思って高校の非常勤講師になりました。
本当にありがたかったですね。
好きなように、国語の授業をやらせてもらいました。
高校って、中学校と全然違うんですよ。
大人というか、子どもだけどしっかりしているというか。

でもここで、前年度のストレスを、より感じることになったんです。
高校に着く、気分が悪くなってトイレで吐く、
ということをしていました。

これは、前年度のストレスからなのでしょうね。
「これから仕事」ということに対して、
仕事=辛いこと
みたいな条件反射が働いてしまって吐いてしまっていたんだと思います。
刷り込みですね。

でも、けっこうバラエティに富んだ学校で、いろいろなタイプの子どもたちと過ごすことができて、とても楽しかったです。
特徴を言いすぎるとちょっとマズいかもなので、あまり言えないんですが。
楽しかったです。

でも、金銭的に、やっぱりしんどかったのは事実です。
社会的保証もなく、保険もなく、給料も前年度より安い。
そういう意味では、年間契約でも、臨採の仕事は魅力的ですね。

あとはこの1年で、ゆっくり余裕を持ちながら仕事ができたことが、
また前向きに「教師になりたい」と思わせてくれたのかもしれません。

採用試験は落ちましたが笑

心の余裕は、とても大切。
自分にできること、これ以上は無理!というライン、
そこがある程度わかると、結構やりやすいんですがね。
心の底から溜まってくるストレスは、急にあふれ出るんですよね。

割り切れたら楽なんですけどね。
なかなかそれができない。
だから、少しでもしんどそうな人を職場で見かけると、
すぐに声をかけちゃう。
精神的な苦痛は、わかってくれない人は本当にわかってくれないから。

自分をわかってくれる人
心に余裕が持てるような時間
気分転換できる手段
自分にとって本当に大切なものは何か

考えながら過ごしていけるといいですよね。

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