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可動産広場 縁側テクチャー⑨

こんにちは noteメンバーシップ:ツギ・マチ・ラボ(次世代の都市・街づくりラボ)を運営する松岡です。
「次世代の中間領域のあり方」を考える第9回は、モビリティを活用した「可動産広場」の提案です。
よろしくお願いします。


【内容】

⑴街なかの「手軽な居場所」

⑵「可動産」としてのモビリティ

⑶「可動産」開発のイメージ



⑴街なかの「手軽な居場所」

コロナ禍を経て、オートキャンプのニーズが高まりました。

自然の中で、「手軽に居場所」を作る手段として、自動車(モビリティ)が見直されたのだと考えます。

同じように、都市部の屋外において「手軽に居場所」をつくる手段として、モビリティを活用することは、非常に有効ではないでしょうか。

技術革新が進みMaaSと自動運転技術とが定着すると、自動車交通の効率が高まり、道路における移動利用の縮小が想定されます。

「道路におけるプレイス化の潮流」です。

国交省では「2040年道路の景色が変わる」という構想を提示し、交通量の少ない時間帯を利用して路肩空間(カーブサイド)にフードトラックなどが停車して営業できるようなイメージで利活用が模索されています。

街路だけでなく、公園・広場や駐車場で定期的なモビリティ・マーケットとして定着すると、街なかの「手軽な居場所」づくりの手法として非常に可能性を感じます。


⑵「可動産」としてのモビリティ

屋外における「手軽な居場所」としてのモビリティは、利活用時間は限定されますので、固い建物の「不動産」ではなく、変化・移動できる「可動産」と言う新しい事業領域が生まれます。

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