リアル店舗の経験価値戦略② 経験価値マーケティング
こんにちは 松岡です。リアル店舗の経験価値戦略の第2回は、「経験価値マーケティング」についての整理です。
よろしくお願いします。
【内容】
⑴ 経験価値とは
⑵ 経験価値マーケティング
⑶ 経験価値マーケティングのメリット
⑴ 経験価値とは
まず「体験」と「経験」との違いから整理していきたいと思います。
「体験=自分の行動そのもの」であるのに対して、「経験=自分の行動とそれに伴う学び」と定義されます。
このシリーズでは、より総合的な価値という意味で「経験価値」として統一します。
そもそも商品やサービスを購入する時には、以下の4つのポイントで価値を見出そうとすると言われます。しかも成熟社会化に伴い、その重心は①→④に移行する傾向にあります。
① ニーズ:欠乏を満たしたい。
② 結果:良い物を入手したい。
③ 経過:導入プロセスを楽しみたい。
④ 経験:感動・満足感を味わいたい。
「経験価値」とは、商品やサービスそのものの価値とは異なり、商品・サービスを利用した経験から得られる感動や満足感など、感覚的な価値をさしています。また、機能的な価値だけでなく、心理的な価値を提供することに重きが置かれている考え方になります。
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