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Will/Won't・Can/Can't・Must/Mustn't

キャリアを考えるフレームワークで、ドラッカーの言葉でも有名なのは「must ・can・will」ですが、今回は少し視点をずらして考えてみたいと思います。

ベン図①

組織でどんな仕事をするかを考えるとき、3 つ の 視 点 「 ①will =何がした い か 」「 ③can= 何 が で き る か 」「⑤ must = 何をしなければいけないか」が基本になり、3つの重な る部分(A)の仕事をしていれば働く人のモチベーションや満足度 、やりがいが高まり、なおかつ組織で働くには「⑤ must 」を優先すべきだというのが一般的な捉え方ではないでしょうか?

ドラッカー流に言えば、仕事面では、⑤must⇒③can⇒①willの順番が重要だと言われます。

ここでは、仕事面から少し離れて、日常生活におけるフレームワークとして、新たに否定面の視点を加えることにします。

◆Bゾーンの事例
・①→④パターン:したいけど、できない
 「えびやカニを食べたいけど、甲殻類アレルギーで食べられない。」
・③→②パターン:できるけど、したくない
 「料理は得意でいつも作ってるけど、今日は疲れているから何も作りたくない」

◆Cゾーンの事例
・⑤→④パターン:するべきだけど、できない
 「毎日、三度の食事は決まった時間にすべきだけど、仕事の都合で不規則になってできない」
・③→⑥パターン:できるけど、すべきでない
 「自粛要請中でも罰則がないのでやろうと思えば営業できるけど、感染予防が十分にできないので営業すべきでない。」

◆Dゾーンの事例
・①→⑥パターン:したいけど、するべきではない
 「たばこを吸いたいけど、禁煙ゾーンなのでここでは吸うべきではない」
・⑤→②パターン:するべきだけど、したくない
 「体重が増え過ぎたのでダイエットすべきだけど、食事制限や運動はしたくない」

日頃の生活でも「したくない」「できない」「すべきでない」と思うようなことが多々あります。この3つが重なる部分はさすがに事態がまったく動かない状況だと思います。

「何事もすべて前向きに」とは行かないのが現実なので、「will・can・must」の肯定面からだけ物事を捉えても限界があります。

例えば、結婚について考える場合、「結婚したいのか、したくないのか?」「結婚できるのか、できないのか?」「結婚すべきなのか、すべきでないのか?」と一度は自問自答することがあるかも知れません。

「何故したくないのか?」「何故できないのか?」「何故すべきでないのか?」という否定面の理由や原因を分析することも必要です。

例えば、できない理由はいろいろあるでしょうが、どうすればできるようになるか検討することにつながります。
「今はできない」⇒「適切な時期になればできる」
「ひとりでできない」⇒「チームならできる」
「知識がなくてできない」⇒「教えてもらったり、調べたりすればできる」
「今、手持ちのお金がなくてできない」⇒「お金を借りればできる」 など

上記は、オリジナル作成のベン図ですが、活用しています。






 
 
 
 
 


 









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