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第13回「<ノースロンドンダービー>マッチプレビュー~トッテナム編~」


こんちゃ!どうも、いったーです。
今回は「<ノースロンドンダービー>マッチプレビュー~トッテナム編~」についてです。

実際のところ、憎くて憎くて仕方ないトッテナム、スパーズっていう文字すら見たくないんですが、頑張って心を燃やしながら、感情的にならずに書きたいと思います。

トッテナム基本情報

トッテナム・ホットスパーFC

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ホームスタジアム:トッテナム・ホットスパー・スタジアム(通称:Shit Hole)62,850収容
愛称:Spurs, Lily White, 暴力団(諸説あり)
監督:ジョゼ・モウリーニョ(サッカー史上最高のヒール役)
PL順位:1位(10試合6勝3分1敗 勝ち点21 得点21 失点9(リーグ最少)得失点差+12)

なんだか、先週めったに最上位に立ったことないからって首位になったことを喜んでましたね。セインツみたいに「Stop the Count」って盛り上がってましたw
ノースロンドンダービー(NLD)から観客を入れるみたいで、We are Top of the League♪のチャントを歌われたら、イライラしそうです。

今季の基本フォーメーション
4-2-3-1 

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<スパーズのやり方>
 ここから、冷静に書きます。やっぱり主軸はCFケイン(イングランド代表)&WGソン・フンミン(韓国代表)のコンビです。言いたくはないですけど、2人のコンビネーションは本当にリーグトップクラスであることは間違いありません。確かに、ポチェティーノ元監督時代から、CFケインが中盤に降りてきて、組み立てに参加することは多かったです。モウリーニョ監督に監督が代わり、より一層その傾向が強くなったように感じます。

下図の様に、理屈では簡単な仕組みなのですが、CFケインが降りてきて、その開けたスペースをWGソンが適切なタイミングで飛び込みます。ソンはパスを受けてからトップスピードに移行するまでが非常に早く、ボディバランスが良いです。かつ両足のシュート精度も磨きがかかり、ほぼワンチャンスを確実仕留めることが可能になったことが、今季の得点量産に繋がっています。
第9節スパーズvsマン・シティ(1点目)

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第2節スパーズvsサウザンプトン(2,3点目)がまさにそのパターンです。継続的に同パターンから得点している点から、チームとして戦術が落とし込まれていることが分かります。

<注目!!モウリーニョ好みが揃った中盤3枚>

モウリーニョ監督は、どのクラブでも一定の成果を上げてきました。稀代の優勝請負人です。
勝利至上主義を掲げ、時には、ゴール前に「バス・ストップ」も厭わない現実的なカウンターサッカーを志向します。

そのため、クリエイティビティ溢れるMFを中盤で起用するよりも、ボール奪取やセカンドボールへの反応が速いフィジカル系MFを重宝する傾向にあります。基本的には、ダブルボランチ+OMFの組み合わせであり、ダブルボランチは双方を縄で繋がっているかのような適切な距離感を取り続けます。役割は、

①縦パスのコースを消すこと。(門を閉じる)

②CBとSBの間、ハーフレーンのカバー。その為、SBが相手サイドアタッカーに対峙して封じます。

NLDのスタート予想MF3人

今週末のNLDでは以下の3人が先発でしょう。
〇ピーエル・エミール・ホイビュア(CMF)(デンマーク代表)
〇ムサ・シソコ(CMF)(フランス代表)
〇タンギ・エンドンベレ(OMF)(フランス代表)

〇ピエール・エミール・ホイビュア#5

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 前サウザンプトンキャプテンの万能ボランチ。セカンドボールの奪取回数はリーグNo.1であり、適切にパスを散らすことが出来る選手です。実は、ペップ時代のバイエルン所属経験もあり、ポジショナル・プレーのイロハを知っており、適切なタイミングで適切な場所にポジショニングをとれるクレバーな一面もあります。

〇ムサ・シソコ#17

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無尽蔵のスタミナを誇り、相手の足ごと刈り取るのではないかとも思うほどの、鋭いタックルを得意にする選手です。ニューカッスル時代は、頻繁に中盤からボックスに飛び込めるスペースを認知する能力があります。ポチェティーノ前監督からはほぼ戦力外の扱いをされていましたが、モウリーニョ監督になり出場機会が増えた選手です。実は、アーセナルサポーターであることを過去に公言している心を売った一面もあります。

〇タンギ・エンドンベレ#28

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昨季、リヨンでブレイクを果たし、6200万€でトッテナムにやってきました。しかしながら初年度はフル稼働とはいかず、小さな怪我や戦術への適応に苦しみ、信頼を得ることはできませんでした。調子がいい際には、独力で局面を動かし、ポイントに直結するプレーが多い印象です。今季は継続的にプレーが出来ており、2節のマルセイユ・ルーレットで華麗に2人を抜き去り、得点をアシストしたシーンは彼の実力通りのプレーでした。

3人に共通するのは、無尽蔵のスタミナ、デュエルの強さ、安定したパフォーマンス、シンプルなパスを通す、といった「当たり前のことを当たり前にする」ことが得意です。

スペシャル・ワンの存在

スペシャル・ワンとは、モウリーニョ監督のことです。リポーターとモウリーニョ監督のやり取りに注目が集まっています。


Reporter: “Manchester City had the ball for 90mins, they had more than 80% ball possession.”
Mourinho: “They(Man City) can take the ball home, I take the 3 points.”

リポーター「マン・シティは90分間ずっとボールを握っていました。シティはボール支配率80%以上の数字をたたき出しました。」
モウリーニョ「彼らはボールを持って帰ったらいいさ。我々は3ポイントを持って帰るがね。」

彼の発言から分かるように、勝ち点3をどう獲得するのかというポイントから逆算して自分好みの選手を戦術に当てはめます。おそらく、ホームと言えど、2ラインを低い位置に設定し、スパーズの強みである前線の爆発的なスピードを軸としたカウンターで対抗するに違いありません。CFケイン、WGソン、WGベルフワイン(オランダ代表)は少人数でもフィニッシュにもっていくだけの連携と決定力が備わっています。

スパーズのホームで迎えるNLD(ノースロンドンダービー)の歴史


スパーズ、ホームのNLDで、アーセナルが勝利を収めたのは、2014.03.17の7シーズン前までさかのぼります。
以降アウェイでは、6戦2分4敗です。しかし、’03-‘04でのWhite Hart Laneでの出来事を思い出してみてください。引き分け以上で無敗優勝が決まる試合でした。結果的には試合終了間際ロビー・キーンの疑惑のPKで2-2に追いつかれましたが、無敗優勝を決めたメモリアルなスタジアムです。White Hart Laneで最後にPL優勝トロフィーを掲げたのは、何という皮肉でしょう。我々「アーセナル」です。

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スパーズは、NLD得点王(PKばかりの得点)CFケインの得点に期待がかかります。ヴェンゲル元監督(アーセナル)とモウリーニョ監督、ペップ・グアルディオラ監督(現マン・シティ)とモウリーニョ監督は犬猿の仲です。そのヴェンゲル、ペップ両監督を師とするアルテタ監督(現アーセナル)とモウリーニョ監督(トッテナム)の間柄はライバル関係に発展するのかも注目するポイントです。

2020.12.06 25:30 Kick off

それでは、このへんで、、、

ばいころまる〜

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