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イランの家庭料理でほっこりする

いつも週末にイラン人のパートナーがおいしいペルシャ料理を作ってくれます。今日はGhyme bademjanという料理、直訳すると「肉とひよこ豆となす」という家庭の煮込み料理をご紹介します。とてもやさしい味で、食べると体が温まって、ほっこりします。

ひよこ豆は鉄分が豊富で、女性には嬉しいですね。私は以前貧血気味でしたが、最近は立ちくらみしなくなりました。腹持ちもいいし、豆っていいですね!そして、ナスはもちろん最高です。今回は庭で採れたスナックなすを使用しました。

庭で採れた自慢のナス。かなり小さい(笑)

私が作る料理は簡単で、すぐできるものが多いのですが、パートナーの作る料理は大作。週末の時間がある時に、2時間以上かけて調理します。あまりの長さに、全ての工程につきあったことはありませんでしたが、今回はnoteにレポートしようと思い、がんばって全工程につきあい、メモしました。

基本的に、「材料を炒めてからお湯を入れて煮こむ」という日本料理でもお馴染みの作り方でした。材料は、ドイツだとトルコのスーパーがたくさんあって、そこで調達できます。

材料:

  • なす適量

  • 玉ねぎ適量

  • ひよこ豆(乾燥豆を使う時は、前夜から水につけておく)どんぶり1

  • 羊肉のかたまり肉(背中がやわらかくておいしい)一塊

  • ライム(乾燥したものあれば乾燥したものを使う。なければ普通ので良い)

  • 米(ペルシャの長いお米)

  • 香辛料(ターメリック小さじ1、好みでチリパウダー、ローズマリー)

  • トマトピューレ(大さじ1)


羊肉とひよこ豆と長い米

作り方:

  1. まずは肉と玉ねぎを炒める。そこにターメリック小さじ1とローズマリーを加える。

ターメリックを入れると黄色くなる

2 しばらくしたらお湯を足す。


3 ひよこ豆を炒める。後でトマトピューレ大さじ1も加えて混ぜる。

皮がついているとお腹がキュルキュルするので、皮なしを買うとなお良い

4 さっきの鍋にひよこ豆も加える。

5 なすも炒めてから、鍋に入れる。そして弱火で1時間ぐらい煮込む。

完成!

6 鍋を煮込みながらご飯の準備。イランのご飯の炊き方は独特。まず、鍋に大量をお湯を入れてから、沸かす。

7 そこに長いお米と塩を投入する。まるでパスタのようにアルデンテにする。

8 その後、お湯を捨て、お米をザルにあげる。

9 空の鍋にサラダオイルを入れて、そこにライスを戻す。今度は水のない状態で、空気の通る穴を作り、蒸していく。ご飯の上からもサラダオイルをかける。これは鍋底におこげを作るため。

サラダ油をかける
空気の通る穴を開ける
蓋に布をまきつけて、蒸す
完成。サラサラのライス。軽いから、いくらでも食べられる。

10  お皿に盛って、完成。Guten Appetit!

スプーンとフォークでいただきます

いやー、長い工程でした。いつもこんなに大変な作業をしてくれていたのね、と感謝の気持ちが湧いてきました。

イランに行ったことはないですが、どこか懐かしい味がします。お袋の味という感じです。彼の深い愛情のおかげかもしれません。イラン人年上パートナーとの馴れ初めはこちらに書きました。

こんなに長いnoteの記事をかつて書いたことがあったでしょうか。私が自分で作るための備忘録だったのですが、ここまでお付き合いいただいた方には感謝感謝です!

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