野ウサギのワイン蒸し焼きを味わう
一回り以上年上で、少しマッチョだけど、やさしいイラン人パートナーとのドイツ語での会話を日本語に訳してお送りします。
私:おかげさまで先週のイラン料理のレシピはたくさんの「スキ」をもらうことができました。だから今日のウサギ料理もレポートします。
イラン人年上パートナー:それはよかった。でもあの写真はいけてなかった。僕の腕が写っていて、プロっぽくない。今日は、写真を撮るタイミングを僕が指示する。
私:はい、お願いします。さっそくですが、昨日の旅行の疲れが出たので、私は少し横になります。あとは任せました。
イラン:ちなみにウサギではなく、野うさぎだ。小さい方。そして今日はイラン料理ではなく、イタリア料理だ。
私:もうなんでもいいです。今日作ってくれる料理をレポートします。では、おやすみなさい(ベッドに向かう)。
(30分後ベッドから復活)
イラン:おはよう。写真を撮っておいた。でも赤ワインを入れるのを忘れてしまった。
私:美しいです。どうもありがとうございます。赤ワインはなくても大丈夫です。じゃ、調理を始めてください。
私:いただきます。
イラン:いただきます(これは日本語で言える)。
私:すごく美味しいです。ワインのおかげか、すごく深い味がします。少し独特で、ワイルドな味わいだけど、滋養がある感じ。鳥肉をもっとパサパサにしたような。でも豪華で、なんだかクリスマスみたいですね。
イラン:毎日がクリスマスだ。そして毎日が誕生日(口癖)。
私:でも、このお米パサパサしてます。イランのお米を、私が日本の土鍋で、日本式に炊いたからでしょうか。
イラン:確かに。これはいけてない。ご飯には、塩、油、バターを入れて、味付けするのが基本だろう。そのままでは味がない。
私:なるほど。間違えました。せめて、もう少しお水を多く入れて炊けば良かったです。
イラン:次は気をつけるように。ブログには、パンやジャガイモと食べても美味しいと書くように。
私:はーい。よくイランではウサギを食べるのですか。
イラン:よくは食べないけど、一度友達と砂漠を夜ドライブしていたら、ウサギを轢いてしまったことがある。友達がその場で頭を切り、トランクに入れて、旅行を続けた。ホテルに着いたら、従業員と交渉して、ウサギを半分あげる代わりに、調理してもらった。友達4人と半分のウサギを食べて、満腹になった。
私:なんだか、すごい話ですね。頭を切ったり、従業員もしっかり半分もらっているところがイランっぽい。
イラン:ご馳走様でした(これは日本語で言える)。
私:ご馳走様でした。このウサギも、あと2回ぐらいは食べられそうですね。
次回に続く
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