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焼き飯とチャーハン

 

 一人暮らしの常として、焼き飯やチャーハンの類いは食卓に乗る頻度がかなり高い。チャチャっと簡単に出来るし、洗い物も少ない。ガツガツ食えば、時間もかからず、そこそこ腹も満たされる。


 僕にとっては「焼き飯」と「チャーハン」はちょっと区別している。

 まず「焼き飯」は卵は使わず、ネギは玉ねぎと決めている。具材ではハムやベーコン、ソーセージ、合挽き肉といった所である。
 貧乏人ではあるが、具材の量はケチらない。ハムもベーコンも一食分に百グラム近くは入れる。シャウエッセンで言えば、ネットのレシピでは半袋くらいらしいが、僕は一袋全部使う。
 味付けはハム、ベーコンの場合は、カレー味かケチャップ味、ソーセージの場合はウスターソース味に整えることが多い。
 ひき肉の焼き飯の場合は、ピーマン等を加える時もあるが、味付けは塩と胡椒のみ。
 そして、全ての焼き飯に必ず加えるのが、パセリと顆粒のコンソメである。

 一方「チャーハン」の方は、卵を使い、ネギは長ねぎと決めている。
 ここでも焼豚はケチらず、いわば焼豚チャーハンといった体である。

 不思議なもので、特別料理が得意なわけではないが、始終作っているせいか、中華鍋の振り方だけは、そこそこ手慣れているかも知れない。左右どちらの手でも扱えるし、鍋を振っている時は気分もハイになるのだ。
 人によっては、ご飯と卵を混ぜてから鍋に入れる向きもあり、確かに、この方法はパラパラにはなりやすいが……実際の味は少し落ちる。
 僕は、割りほぐした卵を熱した鍋にぶち込んだ直後に飯を入れて、かき混ぜ、鍋を振るという方法である。この方が卵の味が引き立つように思う。

 チャーハンの場合は、カニカマなんかも加えることもあるが……実は、一番のお気に入りは焼豚系ではなく、シラスを使ったチャーハンなのだ!

 具材はシラス(ここでも量はケチらない)とシシトウガラシ、それに卵である。中華味の類いはここでは一切加えず、味付けは勿論塩と胡椒だが……醤油を隠し味と言うよりは、ちょっと多めに醤油風味に整えるのがコツかも知れない。

 これはかなりお勧めで、特に幾分食欲が落ち気味の時など、いっそ食が進むかも知れないので……作ってみてはいかがだろうか?

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