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読書記録「ハサミ男」

〜今日の1冊〜

今日は殊能将之さんの作品を紹介します。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

Amazonより

〜読後の感想〜

言葉の魔法に見事にかかり、最初から最後まで騙されっぱなしでした。
タイトルと作中の一人称…作者の思惑にまんまとハマってしまいましたね…。
言われてみれば「ああ、そうか」と思うことも、最初に抱いた先入観は抜けることがなく、最後まで騙され続けました(笑)
後半数十ページでガラリと印象が変わる読み心地は圧巻で鳥肌モノです。
次々と暴かれる作中の登場人物たちの新事実に、頭が追いつかずパニック状態のままの読了となりました。
この衝撃…是非皆さんにも体験していただきたいです。


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