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あたしを作るものたち8
あたしは映画が好きだ。
だいたい毎月1回以上は映画館に行く。
下らないコメディから息を飲むようなサスペンスまで、気になるものなら洋画邦画と関わらずに観る。
その中でやっぱりとても記憶に残るものと、そうでないものがあって、記憶に残る映画は1度2度観ただけでもよく覚えている。
『ベンジャミン・バトン』もそんな映画だった。
この映画を誰と観に行ったのかも覚えていないし、ちゃんと観たのは1回きりだったよ
あたしを作るものたち7
うちにはとても沢山の絵本があった。
多分、お母さんの意向で集められたものなんだと思う。
名作と言われるようなものからそうでもないものまで、本当に沢山の絵本があった。
小さな頃は寝る前にそれを読んでもらうのが楽しみで、でも、お母さんは弟たちの世話で大変だから、あたしはおじいちゃんに絵本を読んで寝かしつけて貰っていた。
だって、おばあちゃんはあたしが寝るまでに先に絵本の途中で寝てしまうから。
本当
あたしを作るものたち 5
初めて観たのはいつの事だったかはもう覚えていないけれど、中学生くらいで、多分金曜ロードショーとかだったんじゃないかなぁと、思う。
たぶん、その頃からあたしは何もかもが完璧な幸せで終わるようなハッピーエンドよりも、救いようの無い話や、最悪の中の最善を問うような物語が好きで、だからずっと覚えてるんだと思う。
巨匠、クリント・イーストウッド監督の『パーフェクト・ワールド』。
多分人生で一番観ている映画
あたしを作るものたち 2
文学少女と呼ばれるには程遠いけど、学生時代にはそれなりに本を読んだ。
仲の良い友達は、小説と言っても学園モノのライトノベルだったり、BL小説しか読まない中で、ハードカバーのちゃんとした本を読んでいるのは、あたしの小さい優越感だった。
それに、小説というものとあたしとの相性も良かったんだと思う。
空想ばかりしているような子供だったあたしには、その本の世界に入り込むことも簡単だったし、家の中で手軽に