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デザインにおいて改めて大事にしたいことを思い出させてくれた「ふつう」

こんにちは!@0Opacityです。

以前読んだ深澤 直人さんの「デザインの輪郭」という書籍が今とても心に響いたので、感想を書きました。
(正確には、書きかけのnoteをずっと下書きにしていました)
今回もよろしくお願いします。

「ふつう」のデザイン

まず、デザインは「ふつう」や、ふだん過ごす日常から生まれるということが、印象に残りました。

共感のもととなるものは、平凡な日々のさりげない情景や現象であること。特別な体験や特殊な情景からは人々の共感を導き出すことはできない

自身もデザイン初学者だった頃は「特別なものを作らなきゃ」と思いこみがちでした。
今でもプレッシャーがかかる場面だとそう感じてしまいます。

しかし書籍を読み、デザインに必要なのは特別の逆である「共感のもととなるものは、平凡な日々のさりげない情景や現象」だと再認識させられました。

たしかに、デザインとはまさにこれで、特別な非日常を作り出すのではなく、
生活を過ごす中で、一人一人が無意識に行う動作に溶け込むモノをつくることだと思い出しました。

日常の中での幸せを見つめ直す

また、日常の中での幸せを見つめ直すことがデザインの種ということが、とても心に響きました。

例えば靴がすっと履けたとか、そういうことがあなたを幸せにするんじゃないの?それを見つけられる?といって、学生が見つけられますと言えるようになれば、それからデザインということになります

この文章を読み、「そういえば私はデザインでこういうことがやりたかったな」と思い出しました。
これまで日常を「楽しく」しよう、と考えていたのが、どこか非日常性と混同させてしまった気がします。

窓に打ち当たる雨の模様が綺麗だったとか、
いつも歩いている地面のタイルがなんとなくジオメトリックなレイアウトになっていることに気づくとか、
喫茶店でいつもと違う飲み物を頼んでみたら、ちゃんと美味しかったとか

こうしたみんなが日頃すぐ忘却してしまうような部分に気付けることが、
だれでもデザインをして楽しめる第一歩なのかもしれないと感じました。

ここまで読んでいただきありがとうございます!コーヒー代として使わせていただきます☕️