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病気・障害持ちでも会社に居ていい理由

こんにちは、1000の朝です。
ご機嫌いかがですか。

今日は働くことについて、自分の思うところをお話してみようと思います。
これは私個人の意見であり何かを代表する意見ではありませんが、これを読むことで気持ちが楽になったり、今までできなかったけど仕事にチャレンジしてみようかな、という人がいたらいいな、と思います。


はじめに~私の職場での肌感~

私は1年半前から、一般企業の一般雇用(障害者雇用でない)で契約社員として働いています。
働くにあたって最初の頃、私は研修を受け、少し厚みのある冊子を見せてもらったのでした。その冊子とは「コンプライアンスブック」と「ハラスメント対策ブック」といった具合のものでした。最初は「この研修と冊子に何の意味があるのだろう。堅苦しい会社だ。退屈だな…」と思ったのですが、今にして思うと結構大切なメッセージをそれらは発していたと思います。
会社が実際、その冊子の中身を守れるか守れないかは別として、その堅苦しい研修からは「会社の道徳的姿勢」のようなものを感じました。

コンプライアンス(法令遵守)は会社の義務

それから会社に入って、何のことはない作業仕事をしている私です。私は作業員なので、ミーティングの殆どの話は全くわからないのですが、なんというか「堅苦しく意味のない」話をしていることが多いです。ある時には犯罪抑止の話、ある時にはハラスメント防止の話といった具合です。「そんなの業務と何の関係があるのだろう…」などと思いますが、黙って聞いています。あまりに「耳タコ案件」で、はいはい分かりました、とも言いたくなるくらいです。でも、そういう一見中身のないミーティングももしかしたら大切なものなのかもしれまん。

ハラスメントを起こさせないのは会社の義務

特にハラスメントの話は、もういいよというぐらいに聞かされます。ハラスメントが個人から起こるとお考えですか?私は今の会社に入ってからそれは違うと思い始めました。いろんな性格の人が集まるのが会社ですが、お互いを監視し合い・牽制し合いながらもうまくやっていくということは可能です。私自身、なかなか社会とうまく行かなくて、いろんな会社を転々とした身ですが、ハラスメントの起こりやすい会社と起こりにくい会社にずいぶん差異があるのを感じます。その理由は何なのか、私はこれといったものがあまり思いつかないです。ただ、今の職場がそういうことにかなり口うるさい職場だ、ということは申し上げておきます。

「人として」の双方配慮


そのおかげなのかなんなのか、私は今の会社勤めてきた間、何のハラスメントにも遭ったと感じたことはありません。そりゃあ、多少はモヤッとすることはありますけど、何となく分かるのです。相手が私を障害者としてという意味合いではなく、「人として」配慮してくれていることを。そして、私も相手を「人として」配慮しています。それはこの会社では普通のことなのです。

「自己責任」が蔓延するこの国に生活して

この私の話を読んで、「それはあなたの会社が恵まれているのだよ」とお思いになった方もいらっしゃるかと思います。確かにそういう面もあるかもしれません。でも、本来ならば法令は全ての国民(個人・企業・団体に関わらず)が守るために作られたものだと私は考えています。関係するすべての人の自由と幸福のため、国と企業と個々人は配慮する義務があると考えています。
私達がこの身に受けている障害・病気は自己責任ではありません。そのことはちゃんと法律・法令にも盛り込まれている訳だし、当然皆が分かって知っていなければならないものだ、と私は思います。はっきり言うと、もう「自己責任」なんていう言葉は時代錯誤なのであって、障害は当人だけが受容しなければいけないものでもなんでもありません。
だから、障害を持とうが病気を持とうが、社会の中、会社の中に居ていいんです。もちろん働き方は、個人の自由です。一般で働いて自分の障害を公にしないことを選ぶのも良いし、障害者雇用でとりわけ配慮してもらいながら働くのも良いでしょう。排除しようとする人がいたならば、その人の方が間違っている、と言わざるを得ません。そして、そういう人のいる「無法地帯」の職場には縁がない方がむしろいいので、さっさと辞めて次を探しましょう。相性の問題もありますし、きっと受け入れてくれる企業がみつかるはずです。



働きたい人全てに、いい職場が見つかるといいですね。
そこのあなたにも。
働くことは、辛いこともあるけど、楽しいですよ。
お金ももらえますし、社会性も養えます。

これを読まれたお一人お一人の幸せをお祈りします。


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