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魔法の発動条件が「呪文を声に出して唱えること」なら、ポイントは「いかにして発声を妨害するか」 ~Learning from: アニメ「とあるおっさんのVRMMO活動記」

アース「毒の霧の中なら魔法の詠唱はできないよな!」

アース「(あんたら妖精と比べて)人は脆弱だからな。だからこそ考える――どうやれば強者とやれるのか!」

アニメ「とあるおっさんのVRMMO活動記」(第5話)


▶1

アニメ「とあるおっさんのVRMMO活動記」第5話の序盤にこんなシーンがあります。


すなわち――主人公のアースが、フェアリークイーンという強敵と対峙した時のことです。

フェアリークイーンは強い。

真っ向勝負ではアースに勝ち目はないでしょう。

かくしてアースは一計を案じた。

彼は近接戦闘に持ち込むと、すかさず毒液を撒きました。辺りに毒の霧が立ち込める。アースは言った「毒の霧の中なら魔法の詠唱はできないよな!」。


そう、まさにその通り。

フェアリークイーンは得意の魔法を封じられ、なす術がない。立ち往生してしまった。アースは続けた「(あんたら妖精と比べて)人は脆弱だからな。だからこそ考える――どうやれば強者とやれるのか!」。


▶2

「キャラが呪文を詠唱する→魔法が発動する」というのはファンタジーやそれに類する作品ではお馴染みの光景ですが、しかし設定の細部は作品によって様々です

例えば、「絶対に呪文を唱えなければならぬ」という作品もあれば、「強者は詠唱破棄も可能」という作品もある。「呪文は声に出さねばならぬ」という作品もあれば、「心の中で唱えるだけで十分」という作品もある。


では本作は?

どうやら、「呪文を声に出して唱えること」が魔法の発動条件になっているようです。ゆえに「毒の霧の中=声を出せない場所」ではフェアリークイーンは魔法を使えなかったというわけですね。


▶3

で、「魔法の発動条件=呪文を声に出して唱えること」というこの設定ですが――これ、色々面白い展開を作れそうだなと思います。


上述の通り、アースは毒の霧を使って相手の発声を妨害しました。

しかしもっと単純に、バルサンやアースレッドのような殺虫剤を撒いてもいいのではないか。

つまり、【ドラッグストアに逃げ込んだ主人公たち。間もなく強大な魔力を持つ魔法使いが追いかけてくるだろう。さぁどうする!?魔力を持たぬ主人公たちは何もできずに殺されてしまうのか!?と、その時だった。主人公が閃いた「そうだ、バルサンを焚こう!」。というわけでドラッグストアの密閉空間(トイレなど)でバルサンを焚く。そこに魔法使いを誘導して――魔法を封じ、後はタコ殴りだ!】という展開です。


また、【焚火によって煙を起こし→その煙をうちわなどで魔法使いの方に送る】というのもありでしょう。魔法使いはむせてしまって詠唱どころではないはずです。


他にも、

・水中(海中、巨大な水槽の中など)に引きずり込んで戦う

空気がカラカラに乾いた場所で戦う

・相手が辛いものを食べた翌日に戦う

・相手が風邪を引いたタイミングで戦う

……といった手も考えられます。


いずれにせよ、「強大な能力者を頭脳プレイで倒す」というのは皆の大好物。上手くやれば大いに盛り上がりそうですよね。

皆さんもぜひ様々考えてみてくださいねー!



あなたの創作のお役に立てば幸いです。

それでは佳きクリエイティブ・ライフを!!


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