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ドリーズームで「恐ろしい雰囲気・不穏な雰囲気」を醸し出したり、キャラの「恐怖・不安・動揺・焦燥」を表現したりする ~アニメ「魔法少女リリカルなのは」の場合

謎の声「助けて……」

アニメ「魔法少女リリカルなのは」(第1話)


◆概要

【ドリーズームで「恐ろしい雰囲気・不穏な雰囲気」を醸し出したり、キャラの「恐怖・不安・動揺・焦燥」を表現したりする】は「空間演出、画面構成」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:アニメ「魔法少女リリカルなのは」(第1話)

▶1

本作の主人公は、なのは(小学3年生の女の子)。

・Step1:彼女はごくごく普通の少女である。

・Step2:ところがある日の放課後、ふいに「助けて……」という謎の声を聞いた。傍にいる友人には聞こえていないようだ。なのはは混乱する。一体どういうこと!?

・Step3:間もなく明らかになることだが、じつはそれは異世界からやってきた少年ユーノの声だった。そしてユーノとの出会いをきっかけになのはは魔法少女になり、やがて天才的な才能を開花させることになる……!


▶2

さて、ご注目いただきたいのはStep2。「謎の声を聞いたなのはが混乱する」というシーンで、ドリーズームが使われているのだ。

※ドリーズームWikipediaのこの9秒間の動画をご覧いただきたい。一言で言うならば、「画面中央で困惑しているなのはは不動、しかし背景だけはぐーんと後ろの方に伸びていくように見える」という映像である。


つまり、なのはがいかに混乱しているか、いかに動揺しているかを表現するために「背景だけが伸びていく」という奇妙な映像が使われているわけだ。


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