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眠れない夜のエッセイ

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眠れない夜に読むエッセイをまとめました。
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#8月31日の夜に

100年前の詩・きのう・きょう

100年前の詩・きのう・きょう

萩原朔太郎の詩に「利根川のほとり」という一篇があります。14歳の8月20日はこんな気分でした。

きのふまた身を投げんと思ひて
利根川のほとりをさまよひしが
水の流れはやくして
わがなげきせきとむるすべもなければ
おめおめと生きながらへて
今日もまた河原に來り石投げてあそびくらしつ。
きのふけふ
ある甲斐もなきわが身をばかくばかりいとしと思ふうれしさ
たれかは殺すとするものぞ
抱きしめて抱きしめて

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