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【読書感想】じわじわと染み込んだ内容だった本

今年はたくさん本を読もうと決めて、
図書館にお世話になっている。
引越して近くになったのも要因の一つ。

一番の理由は置き場がないこと😂

本当は紙の本を書斎とかあったら並べたい。
電子書籍は気軽に読めて、価格も紙よりは少し安い。
無論悪くないが、それはそれ。
紙があれば紙がいい。

と話は逸れたが、図書館で4ヶ月で20冊くらい読めた。


その中でもこれは非常に興味深い内容だった。

無駄遣いしない人はほぼいないだろう。

感想としては
脳が浪費状態になっていることを自覚するべきである。
そもそも、購入意欲を唆るように出来ている世になっている。
ネットショッピングや電話通販はまさにそれだ。

別に本当に買いたい訳でもないけど、なんとなく買いたい気分にさせられてしまう。

私自身、思い返すと相当浪費していた。
理由としてはストレス発散。社会人1〜2年目が特に酷かった。ネットオークションにハマっていたのもあった。当時モバオクかな。

大量の物に囲まれことでなんとなく自分を満そうとしていた。
だが、それは一瞬だけ。
しばらくすると後悔の波が押し寄せる。

そんなことを繰り返していた。

SNSが始まると、今度は見栄のために買っていた。
これ持ってる自分凄い。輝いている。羨ましいと思われたい。
自慢をしたかったのかもしれない。
謎の自己顕示欲。他人軸の始まり。
だが、それも中途半端なのもあり、虚しさしかなかった。多分見る人には分かっていただろう。
実際、ほとんど見向きもされなかった。

相当な浪費状態で、いくら使ったのかはっきりと分からないが、きっと中古車買えるくらいだろう。恐ろしい。

この状態は数年前の病気になるまでは結構続いた。

結論としては
何も考えず、本能のまま物欲にまみれすぎていた。

問題は何も考えず……だった。
きちんとそのものやサービスを買った後の自分を想像して、気持ちや前向きになればそれでいい。
もちろん長く有効活用出来る前提だ。
自分が納得出来るか出来ないか。
だからそれは無駄遣いではない。

無駄遣いとは出費することで気持ちが、モヤモヤしてネガティブになってしまうこと。
高いか安いかはあまり関係ない。

自分にとって意味のないことをすること。

付き合いで気乗りのしない飲み会に行くこと
などが代表的だろう。

飲み会に行くこと自体はもちろん悪くない。
そこで人の関わりや食事を楽しめる、何より
自分が行きたい!と思えるなら行った方がいい。
出費以上の対価は得られる。体験は大切。自分の糧になる。

ただ、断って気まずいとか、他人の顔色を伺うような行為が無駄遣いだと今なら思える。
惰性で動くのを0には難しいが、少しでも頻度を減らす。

何を購入するにも、サービスを受けるにも、人と付き合うにもきちんと吟味した方が良いということ。


余談だが、人付き合いに関してこの数ヶ月で相当悩んだ。

それこそポジティブな未来が全く描けない。
そのことで罪悪感も感じつつ、このままじゃ誰も幸せになれないと思い、少し距離を置くと決めた。今は無理なんだと思った。それなりの時間が必要。


どんなことも最終的に選ぶのは自分。

周りのせいには出来ない。意見やアドバイスは参考程度に留める。
少なくとも成人したら自己責任原則。
幸いにも日本は色んなことが選べる環境の国だと思う。
仕事も、結婚するかしないか、相手も。


今、本当にそれ必要?

常に自分に問いかけてみる。

即決は後悔する率が高いので少なくとも一晩は寝かせる。特に夜は欲望にまみれすぎて傾向がある。

それが出来るか出来ないかで無駄遣いに対する意識が変わってきて、自然と無駄を減らせるだろう。

無駄遣いを減らすはもちろん、人生の生き方について考えさせられる本だった。

人も、物も本当に必要ならば与えられる。

例えその時ご縁がなかったとしても、また別の時に。

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