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遠くてけど実は近い、けれど今の私にこれくらいがちょうどいい

話したいことがあった。

だが、非常にデリケートな内容でもあるので
誰構わずには話せない。けれども話さずにはいられなかった。

その時、ある人が浮かんだ。
ダメ元で連絡を取ってみた。具体的な内容は一切伝えず。
すると

「良かったら会わない?」
と言ってくれた。
私としては電話出来ればいいと思っていた。
というのも、この数年間ですっかり通話が主流になっていたからだ。
誰かと直接会うことは元来好きだ。寧ろ会えるなら会いたい。

ただ、直接会うと言うのはそれなりに準備がいる。
お互いにさほど負担かけず交流するには通話が一番しやすいのも事実。歳を重ねるとなかなか動きにくくなる。ライフスタイルも変わり、自分時間も減ってくる。
だが、その人はせっかくならと時間取ってくれた。

普段はさほど連絡は取らない。
自分でも何故だったかはわからないが、
話しても大丈夫。安心感があった。
その人のまとう空気感に癒されていたのも事実だった。
数ヶ月前に数年ぶりに会ったからなのかもしれない。

そして私は何を思ったのか、自分の休職エッセイ本をその人にお披露目していた。
近況報告でいつぞやに休職の話をしていたのもある。

そして思いがけない事実を告げられて、かなり驚いた。

過去にその人にも同じような経験があったのだ。

私はnoteにだから結構休職の話も書けた。
それに文字で書くことは自分にとっては思考の整理になるし、昇華には向いてるんだと思う。

けど、実際声にして自分のこと話すのは未だに怖い時もある。
近い人だと余計に言えない。

その人も同じ思いだったんだろう。
ぽつりぽつりと少し胸のうちを話してくれた。
聞いててちょっと泣きそうになった。

頑張って頑張りすぎてしまったんだ。

その人の中でもまだ完全に昇華は出来てないとのこと。思い出すと苦しい。
でもこうして話せるくらいまでに元気になっている。そのことが非常に嬉しい。

と本来話したいことからやや逸れたが、そんな話も出来た。

話したいことももちろん話したが、そっちは今すぐに結論出さなくていいのかなと思えるようになった。

その人とは物理的な距離は近かった。
だからこそ気兼ねなく会えたんだと思う。
これが時間かけて移動してまで、とかになるとまた話は違ってくる。

例えが違うかもしれないが、遠くの親戚より近くの他人。
そんな感覚であった。

もちろん適度な心の距離感はある。そこまで踏み込まれいのもありがたい。
それがちょうどいいのかもしれない。
付かず離れず。

 
やっぱり直接会えるって良い!

今年は会える人、会いたい人には可能な限り会いに行きたい。


2020年に適応障害で130日休職した話。
エッセイ本も発行(現在通販はお休み。医療関係、団体の方のみ受付ます。問い合わせフォームよりお願いします)




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