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社員はアルバイトの意見に安易に同調したらダメ

こんにちは!



今回はアルバイトが多い職場で社員として働く中で大事にしていることをお話ししていきます。

うちの職場には飲食店ということもあり、アルバイトが多く在籍しています。

雇い入れている人数が多い分、年代も価値観も様々で、その分価値観のギャップが生まれやすいのです。アルバイト同士での人間関係の摩擦が生まれたり、意見の食い違いも起こりますし、人によっては愚痴を言っていたりもします。

その愚痴をアルバイトが社員に対して言うことがあるのですが、そういう愚痴に対して簡単にアルバイトに同調しないようにしています。

特に、アルバイトが他のアルバイトに向けた非難などには安易に同調しません。

私はだいたいそこで白黒つけるようなことはせず、「一回ヒアリングかけてみますね」という感じで、等の本人に話を聞いてから意見を決めるようにしています。

なぜなら、安易に同調することでいろんな弊害が起こるからです。そしてその弊害が起こる理由とは何なのか?理由を以下の三つにまとめてみました。

①アルバイトの見解は間違っていることが多い

②社員の意見は会社としての意見になる

③アルバイトの信頼を失ってしまう

この三点です。

それでは詳しく見ていきましょう!



①アルバイトの見解は間違っていることが多い


一つ目はこちら、アルバイトの見解は間違っていることが多いからです。

誤解を恐れずに言います。

人によっては正しい答えを導き出せる人もいますが、自分の経験上、間違っていることが多いです。

なぜなら

🔷構造思考で物事を考えることができていない

🔷感情で物事を見ている

🔷視座が低い

からです。

そもそも勉強不足というものがあげられ、問題解決能力に欠けているのもありますが…

まず多いのが構造思考で物事を考えることができていないということです。問題の原因を人に向けることが多く、問題そのものを具体的に分解して分析しようとはしません。

そして、環境が人の行動を左右し問題を起こしている原因になっているという構造思考で考えることができる人があまりいません。

たまに、その人の人格を否定したりすることにもなり、問題がややこしくなることも。

また、感情で物事を見ているので、自分にとって何か不都合があった場合、感情的に怒ったりしてしまいがちです。

怒ると視野も狭まりますし間違った判断に繋がってしまいかねないので、誤解を生む原因にもなります。

最後に視座が低いということですが、長期的に見るとプラスなことでも、アルバイトは視座が低いため短期的にしか物事を見ることができず、すぐにネガティブに物事を判断してしまいます。

新人さんのちょっとしたミスに怒るなんて場合がこのパターンで、新人のうちのミスは当たり前っちゃ当たり前ですし、この先仕事ができるようになるためには失敗を繰り返しトライアンドエラーを繰り返したほうが成長には好都合です。

そしてそのミスをフォローしたりアドバイスを与えたりというのが先輩の役目です。

このように、アルバイトの見解は間違いや誤解が多めです。



②社員の意見は会社としての意見になる


二つ目の理由は、社員の意見は会社の意見になるというものです。

会社内では社員とは言うなれば公人のようなもので、発言の重みが変わってきます。

社員が問題だと言えば、会社の考えに照らし合わせた際に問題だと判断したことになり、会社として問題であるならば解決しなければ筋が通りません。

①で述べた理由の通り、アルバイトの判断には間違いも含まれますし、誤解もあります。社員が仮に間違った考えに反応してしまうと、いわれのない罪をアルバイトに着せてしまうことにもなります。

そういう冤罪を生まないためにも、社員は軽々しくアルバイト側のポジションに寄り添ってはいけません。

そして自分の言葉に責任と重みがあるということを理解しておかなければなりません。


③アルバイトの信頼を失ってしまう


三つ目の理由は、アルバイトの信頼を失ってしまうからです。

みなさんはアルバイトと一緒になって他のアルバイトの愚痴を言っている、もしくはその愚痴に賛同している社員がいたらどう思いますか?

「自分もそう思う〜最悪だよね〜」「性格疑っちゃうね〜」なんてアルバイトと一緒に愚痴っている社員。

私なら信用ならんやつだと感じてしまいます。

自分のことも裏で同じように言われているかもしれないと考えてしまい、表面上取り繕って良い顔してるんだろうなと考え、そう簡単に信用、信頼してはいけないやつだという認定をします。

そういう相手に対しては全力で対応しようとは思いません。この人のためなら頑張れるとも思いません。

安易に人を非難するような人は信頼を失うのです。

人を非難するということは、レッテルを貼る行為にもなります。仮にその非難が間違っていたということがのちにわかったとしても、間違った判断をしてレッテル貼りをした最低な社員という風に思われることになってしまいます。

社員とはアルバイトよりも権限のある立場にあります。そのような立場にある人の言動は影響力も非常に大きいものとなります。



自分の言動が周囲にどんな影響を与えるかを理解しよう


さて、今回は社員がアルバイトの意見に安易に同調してはいけない理由を三つお伝えしました。具体的には以下の三つです。

①アルバイトの見解は間違っていることが多い

②社員の意見は会社としての意見になる

③アルバイトの信頼を失ってしまう


これらの理由を踏まえ、自分の立場を考え、自分の言動が周囲にどんな影響を与えるのかを理解しましょう。

不満も不安もあり、安易に同調してしまう気持ちもわかりますが、人を非難するということはそれ相応の影響を及ぼします。

相手にどれだけのストレスを与えるのかを考えておかなければなりません。

それだけに、十分な精査をしたのちに、その問題を判断することが重要です。

そして、その判断の告知自体もあくまで感情を配して冷静に行わなければ、問題を起こした本人もしっかり聞き入れてくれません。

安直な判断をしてしまって、スタッフからの信頼を失ってしまえば、チームは大変なことになります。



しかし、適正な判断を行うためには勉強不足ではいけません。自分も日々勉強していますが、それでも判断が難しい問題は山ほどあります。

社員という、影響力がある立場でものを言うからには、それ相応に的確な判断ができる知識量が必要です。立場が上がればなおさらです。

怠けていては的確な判断ができず、チームが混乱することになってしまいます。勉強を怠らないようにしていきましょう!


それでは、今回はこのへんで!

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