【短歌五首】あおく炒る
ドラゴンの小さな影を濾してゆくように削ればハズレもひかる
あの朝の副音声にするために吹き込むことば透明な夜
信号に引っかからないつま先の土がちょっとだけ明日のにおい
語尾に咲く色を重ねていつまでも消えない虹をパレットに置く
あおく炒る湿気たパズルのピースから少し短い夕焼けを知る
/とわさき芽ぐみ 2021.8.6
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ドラゴンの小さな影を濾してゆくように削ればハズレもひかる
あの朝の副音声にするために吹き込むことば透明な夜
信号に引っかからないつま先の土がちょっとだけ明日のにおい
語尾に咲く色を重ねていつまでも消えない虹をパレットに置く
あおく炒る湿気たパズルのピースから少し短い夕焼けを知る
/とわさき芽ぐみ 2021.8.6
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