シーズンが終了し、アワードを明日に控えているタイミングですが、移籍市場が例年にもまして加熱していますね。移籍は選手の自由なので何もいうことはありませんが、選手にとって良き選択をして欲しい。毎年、切に思います。

選手、GM、経営者にとって、年俸交渉はタフですが、大切な儀式です。国内トップオブトップの選手から日本代表に選出されるようなトップクラスの選手、B１で代表に選ばれないまでもクラブの顔となる選手、B１でコンスタントに活躍できる選手、そして、B２で昇格請負人としてあえて呼ばれるような選手、その他まだまだありますが。

年俸を公開していないB.LEAGUEですが、こんなふうに一定の階層はあるように感じています。国内トップオブトップの選手は、億を超えていますね。このクラスは、クラブの顔だけではなく、リーグの顔です。日本代表、クラブの顔、勝たせること、集客、スポンサー獲得、グッズ売り上げにも貢献してくれます。クラブの稼ぎ頭であり、メディアを通したPR役も担えます。おまけにアウェーの集客まで増やしてくれます。

つまり、誰もが観たい選手が最も価値の高い選手なのだと思います。このような選手は、今後も破格になっていくでしょう。しかし、そんな選手はレアですね。将来新B１に1人づつくらいは誕生してほしいです。やはり、プレイヤーとしても素晴らしいのはもちろんのこと、どれだけファンを惹きつけ、クラブの価値を上げられるかが年俸への影響が大きくなるべきだと思っています。

国内トップクラスの選手というだけでなく、年俸を決めるにあたり、このあたりの重要性も業界内で目線合わせしたいものです。今後、プロ選手として、勝利への貢献と事業への貢献の評価軸のバランスは超重要になります。正解は無いですが、選手たちにもこの視点も強く持ってほしいと思っています。