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絶対的権力は、絶対に腐敗する。

絶対的権力は、絶対に腐敗する、と言いますが、世界史、日本史をみてもある種正しいですし、権力を持たないと時代を変えることも難しいというのもまた事実かもしれません。何事も論語と算盤、相反する両面をバランス感覚をもってハンドルするしかないというのが究極の答えだと思っています。

リーグ運営をする身としては、社内外の多くのステークホルダーを良い方向に導かなくてはなりません。私が全て正しいわけではないし、スタッフがそうだとも限らない、クラブの意向も含めて正解は誰にもわかりません。

その中でもあらゆる声を聴き、未来を見通して決めなくてはなりません。リーダーは、未来を描き、耳も傾け、決断し、結果を出す。少なくとも信頼される行動は最低条件になるのではないかと考えています。結果による信頼、もしくは驕りによって聞く耳を持たない、または、周囲が忖度して意見しないことなどにより、権力度合いが増してきたなら黄信号だと思っています。

自戒を込めて、そうならないようになるべく意見を言いやすい空気をつくるようスタッフに対しても、実行委員会や理事会でも努めています。また、根回しはあえてしないと決めています。チェアマンになっていろいろ難しい事を決めてきていますが、一度もありません。幹部に相談することはあっても平場で、オープンの場で真っ向勝負するようにしています。

これにより、予期せぬ突っ込みを発する人、それに対して応える人の素が出るので緊張感がありますし、真実も透けて見えやすいので、皆んなもどうすべきかという判断をしやすい状況を作れると思っています。

なんとなく、周りが忖度したり、聞く耳を持たなくなったり、様々な声に対して面倒になりはじめているときは、腐敗し始めているかもと反省して修正すべきかなと思います。己を律して修正できなくなったら退陣すべきと肝に銘じて、任務を遂行していきます。

正解はないですが、内外共に透明性高く、リーグ運営をすることで健全性を限りなく担保していきたいと思います。また、責任を果たさねばならないとはいえ、長期政権というのは、考えものですし、次世代に紡ぐことをリーダーは常に意識する必要があると心から思います。


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