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CBAとB.LEAGUEで交流を深め、戦略的パートナーとして関係を強化していくいくことで合意。姚 明会長との友好を深める貴重な機会となりました。

昨日、北京に行っておりました。水際対策の影響もあり、搭乗者はなんと30人。超がつくほどガラガラでした…。北京の空港も閑散としていましたね。まだこんな状態?と驚くばかり。5日から水際対策を緩和するので、移動の復活により日本経済の観光特需も復活することを願うばかりです。

北京弾丸出張の目的は、いくつかありますが、アジア特別枠設定国との外交再開とレビュー。また、アジアバスケット界最大市場である中国との関係強化は、B.LEAGUEにとっても、クラブにとっても重要であり、連携強化を模索することは必要不可欠だと考えておりました。

現時点でアジア特別枠を設定しているものの中国からB.LEAGUEでプレーしている選手が少ないのでもう少し活性化できないか。日本から中国に挑戦することがあっても良いと思っています。このあたりを協議する予定でした。

また、インバウンド需要、バスケ人気の高い中国は、将来構想に向けてアリーナのサイズアップするB.LEAGUEにおいて顧客としても重要であると考えています。

リーグ、クラブ、選手の他にインバウンドの人的交流が活性化出来れば、中国企業の投資を呼び込むことも可能であり、リーグのみならず、クラブへ繋げていけるような状況を創り上げることを模索していました。

少子化、人口減少の日本において、アウェーツーリズムのみならず、海外、特にアジアから地域に人を呼び込むことでクラブ、アリーナにおける地域活性化、経済効果に貢献できるという観点からも中長期的には重要になると思っています。

また、CBAのクラブとB.LEAGUEのクラブの競技的、事業的な結びつき、CBAは、ユースチームも保有しているのでこの世代の競技的、異文化交流などの強化もはかっていきたいと模索していました。

このような様々な理想を掲げながら、まずは、中国バスケット界のキーマンと短い時間でしたが、芯食って会談、及び親交を深めるべく会食、CBAの試合視察をさせていただきました。非常に実りの多い時間となりました。

まず、オフィスビル前に到着すると、CBAの競技トップ孟晓琪さんが車までお迎えに来ていただき、オフィスに到着すると姚 明会長兼リーグコミッショナー(以下、姚 明さん)徐济成 副会長がお出迎えしていただきました。そして、しばらくオフィスを丁寧にご案内いただきました。KBLも素晴らしかったですが、CBAは圧倒的スケールでした。休日でスタッフはいませんでしたが、エレベーターを降りた瞬間にテンションが上がる空間でした。ホスピタリティ含め、JBAもB.LEAGUEも見習いたいところ、多々ありました。

右端は、国際の斎藤さん。左端 山本さん。
オフィスエントランス CBA20チームのユニフォーム
オフィスエントランスのいたるところに歴史を感じます
オフィスにメディアカンファレンス可能なスペースを常設
揉めているわけではありません笑
オフィスにいると歴史がわかります

ミーティングでは、はじめてということでご挨拶から始まり、両リーグの現状、課題について意見交換。サラリーキャップやオンザコート、代表強化まで多方面にわたりました。両リーグ間の交流の足掛かりは、CBAが、オフシーズンにサマーリーグという若手の育成リーグを開催しているということ、B.LEAGUEのクラブや選抜などの参戦のオファーもいただきました。

これを機に、リーグ間交流、クラブ間交流、ユース交流、競技面、ビジネス面を視野に戦略的パートナーとして関係を強化していく、スモールスタートでも出来るところから始めることを合意しました。今後、現場レベルでの打ち合わせを継続していきます。しかし、CBAは、市場が大きく、報酬も高く、B.LEAGUEでプレーする選手が増えていくのは簡単ではないなとも思いました。

ミーティング風景を収めることは出来ませんでしたが

ミーティング終了後は、中華料理で懇親会。終始アットホームで和やかな場となりました。姚 明さんと乾杯を繰り返し出来たのはなかなかレアな体験でした笑 NBA時代のお話やその時の経験、システムをCBAに導入している事例は非常に興味深かったです。

懇親会

北京オリンピックのオープニングで中国 VS アメリカの試合が開催されたキャデラックアリーナへ。ここでの中国の最初のポイントが姚 明さんのスリーポイントだったとのこと。中国バスケ界の聖地のようなアリーナですね。プレイオフの出場も決めている北京の人気クラブということで18000人収容のアリーナがほぼ満員でした。

試合前は国歌斉唱

正直、会場の雰囲気、盛り上がり含めて全てが想定以上でした。そして、ホームファンが圧倒していました。国が大きいのと、人口が多いのでホームファンで充分、アウェーファンがあまりくる感じではないようですね。

演出や応援スタイルも自由ですね。B.LEAGUEよりはNBA近い感覚かなと思いました。外国籍枠が少なく、かつ、ゲームを作るのもフィニッシュするのも中国選手、両チームに複数の中国代表選手を擁しており、サイズもあり、シュートも上手くレベルの高さを感じました。

ちょっと、照明の関係で色彩がおかしかったのでモノクロに編集。試合も姚 明さんと観戦しながらああでもないこうでもない、あの選手良いね、代表だよ、やっぱり…なんてやりとりしながら、貴重な時間を過ごさせていただきました。

アリーナにて

帰りの車の中で、共同通信さまのインタビューを受けました。近く、どこかで記事が出ると思います。

車中インタビュー

18時間の弾丸出張は、無事終了し今、帰国しました。短い時間でしたが、収穫の多い時間でした。必ずやB.LEAGUEの発展に活かしてまいります。

また、レジェンドである姚 明さん、CBAの皆様が、B.LEAGUEをリスペクトしてお迎えいただいたことに感謝しています。また、ワールドカップでお会いすることを楽しみにしています。


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