見出し画像

「B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2023」は、レバンガ北海道 U18の3連覇で閉幕。U18がスタートして3年、育成の今と未来についてnoteで語ります。

本日は、「B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2023」最終日ということで、日環アリーナ栃木へ。3位決定戦 仙台89ERS U18 vs 琉球 U18は観戦できませんでしたが、決勝 北海道 U18 vs 名古屋D U18を観戦してきました。

注目すべきところは、3年連続で、レバンガ北海道 U18と名古屋D U18の対戦となったこと。北海道の3連覇か、または、名古屋Dの3度目の正直での悲願の初優勝なるか。両チームとも、ユース育成特別枠選手が2名所属(北海道:#4 阿部選手 #11 内藤選手、名古屋D:#2 若野選手 #7 今西選手)する強豪です。

若野選手は、U16日本代表、今西選手は、B1でのプレー経験もあります。内藤選手は、U19ワールドカップの日本代表にも選出されて、初のベスト8入りも果たしています。

Bリーグの強化育成Gr.マネージャーの黒田さんとも観戦しながら話していたのですが、名古屋D U18は、U15の チャンピオンシップ3連覇中、そのメンバーが所属しているので個人スキルが非常に高い。これは育成のあるべき姿ではないか、また、誰が出てもバスケのスタイルが変わらない。サイズは小さいですが、全員がオールラウンダー、スリーが打てるという印象です。

レバンガ北海道 U18は、準決勝まで全て100点ゲーム、圧倒的な力で駆け上がってきました。1年生の西村選手はじめ、ベンチメンバーの層の厚さが群を抜いている印象です。U15から6年間ともに戦ってきたメンバーでの集大成の大会と言えると思います。まさに、Bユースを引っ張ってきた存在が、レバンガ北海道U15.18ではないかと思います。今のメンバーが中3の時、Jr.ウィンターで全国3位になったのは、記憶に新しいですね。

さて、楽しみにしていた決勝は、追い上げる名古屋D U18をレバンガ北海道 U18が振り切り、3連覇を達成しました。3Qで40-40で名古屋D U18が同点に追いついて、北海道U18のタイムアウトからのランが凄かったです。ここて高確率でスリーポイントシュートを沈めた赤根選手が、MVPも獲得しました。

レバンガ北海道U18の選手・斎藤HC、スタッフの皆さん、3連覇おめでとうございます。名古屋D U18の選手・大西HC、スタッフの皆さん、悔しいと思いますが、次、また、頑張ってください。3位の琉球 U18、仙台89ERSの皆さん、出場した全てのチームの皆さん、お疲れ様でした。引き続き、頑張っていきましょう。

U18が誕生して3年、大会規模も大きくなり、去年から35クラブとなっております。コロナも落ち着き、初めて離脱するチーム、選手もおらず、本当に良かったです。3年が経過して、各学年に選手がいて、U18の基盤ができた年となりました。

ユースの選手たちのサイズは、高体連の選手たちよりも小さいかもしれませんが、個人スキル、バスケIQが負けていないところも出てきているのではないかと話していました。指導者たちが、目先の勝利以上に、将来に繋がっていく指導、オールラウンダーなど、個人のスキルを上げていこうとしていただいているからかなと話していました。

決勝は、特にそう感じましたが、日本が世界で戦う上では、シュートスキルはとても重要になってきます。大会を通じて、1試合のアウトサイドシュート(3P)の確率が30%を超えるスリーポイントシュートのチームも出てきています。ホーバスHCのバスケにも通ずる、ファイブアウトやフロアバランスも良く、オープンシュートを打てる場面をしっかり作っている印象でした。

これもクラブの理解、指導者のおかげだと思います。トップチームのように結果が出ないと解任されてしまうとうプレッシャーの中だと出来ないことも、育成環境において、コーチも長く務めているあたりにも良き結果に繋がっている要因ではないかと思っています。

前述しましたU19ワールドカップ、初のベスト8入り、ジェイコブス選手、内藤選手、U15から高体連に行った選手4名を加えれば、およそ半分は、ユースの育成環境を経ているということからも指導、育成力に強みがあることを物語っているのではないかと思います。

あと3年から5年もすれば、状況は変わる、変えなくてはならないと思っています。まずは、個のレベルアップが優先ですが、チームとしても日清食品トップリーグの8チームに割って入ってこれるようにしていきたいです。

課題は、U15の選手が、高体連だけではなく、ユースを選択肢として目指してもらうために何が出来るのか?をしっかり提示できるようにすること。優秀なプロの指導者に教えてもらえる、これはすでに打ち出して良いのではないかとも話しています。

ドラフトもスタートしますが、育成環境は必要ですのでユースをしっかり共存させていきます。あまり知られる選手でなく、ドラフトにかからなくても、BワンやBネクストからプロのキャリアをスタートさせても、スキルをしっかり身につけていることにより、遅咲きでも花開くようなユース出身選手を多数輩出させていきたいです。

引き続き、ユースにもご注目ください。最後に、本大会の運営に尽力いただいた関係者の皆さま、ありがとうございました。


この記事が参加している募集

Bリーグ

お読みいただきありがとうございます。記事を良いと感じていただけたら、ツイッターなどで記事を紹介していただけると嬉しいです!