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【朝礼1/9】ビジネス現場は、シビアです。

朝礼シリーズ第二弾。

とある元Bリーグのクラブスポンサー社長と話をする機会がありました。辞めた理由が、社員からの評価がプロ野球の球団のほうがコスパが良い、つまり価値があるのでそうなりましたと…

この企業は、スタッフに経営数値を精緻に公開するようになったようです。売上高はもちろん、経費明細も。最終的に経常利益の一定額をスタッフでシェアをする仕組みになっており、売上最大、経費最小に努めるようになったそうです。社長が無駄な経費を使ったら、これ費用対効果ありますか?とスタッフから突っ込まれる緊張感のある関係を保つことで、経営の健全性をキープするというスタイルです。

普通にこの仕組みで経営しているのが凄いです。

交際費、広告宣伝費の内訳も見せているので、そのクラブのスポンサー費用と対価、とあるプロ野球球団のスポンサー費用と対価もガラス張りなので、スタッフからお客様の反応をみてもどっちが価値があるか、コスパが良いのか、リアリティをもって飛び込んでくるようになったそうです。

その上での判断…

この話を聞いて、まず最初の印象は超悔しい、です。朝礼でもスタッフに悔しがらなければならないと伝えました。また、以下を思ったことも率直に伝えました。

クラブが、コスパ論に陥らぬように顧客サービス、スポンサースタッフへのコミュニケーションで凌駕出来なかったか。また、本質的に費用対効果のある商品提案か価格提示は出来なかったか。というクラブの努力による領域について。

何よりもクラブが勝負し易い状況を創るため、試合中継、メディア露出など要素は多々ありますが、ブランド、価値などをもってリーグが、援護射撃をやりきれていなかったのではないか。というリーグの力不足を感じる領域について。

答えの構成要素は複雑ですが、いずれにしてもメジャーにらならないとこの課題を究極、突破することは出来ないなと思っています。本気でバスケを日本のスポーツ界でメジャーにする、ということもB.革新の覚悟のうちです。

ビジネス現場では、価格は同水準だけどやっぱりBだよね、価格は高いけど総合的に考えて、Bだよね。などと言ってもらえることの確率を上げるために取りうるアクションをリーグのスタッフみんなでとらないとと、あらためて肝に銘じています。

全国各地の中小企業からの支援で価値あるクラブを作ろうとするならば、本質的な価値、ここを突破しないと、オーナー依存のクラブ経営から脱却した上で成長していくことは難しい。ビジネスの現場は、シビアです。

本日はこんな話をしました。頑張ろう。

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