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やすたにありさ
2020年3月4日 22:23
山手線の中で、佐藤二朗の大きな体にもたれかかる。汗の匂いと、車内の暖房の匂い。黒いコートを彼は羽織っているから、ガタイのいい体が余計に大きく見える。わたしと彼との関係はわからない。だってこれは夢だから。ふと視線をやったわたしの左手薬指にリングはない。しかしこれも夢のなかなので未婚かどうかはあてにならない。なぜならわたしは実際の生活でも結婚指輪を毎日つけるわけではなく、つけることもあれば外し
2020年3月2日 18:51
noteクリエーターの皆さま、こんにちは。いつも遊びに来てくださってありがとうございます。このページではやすたに ありさがこれまでnoteに投稿した小説の一部を紹介致します。気になったものがあれば、ちらちらと覗いて頂けると喜びます。物語のどれかひとつでもあなたの気持ちを動かすことができたなら、こんなにうれしいことはありません。登場人物の誰かひとりとでも「一緒に過ごしてみたい」と思って