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遺伝し組み換えなど、大豆食品って大丈夫?

大豆は、私たちの食生活において欠かせない食材の一つです。栄養豊富で、さまざまな形で加工される大豆は、世界中の多くの文化で重要な役割を果たしています。特に、ベジタリアンやビーガンの食事においては、良質なタンパク源として重宝されています。しかし、この万能食材には、見落とされがちな問題点も存在します。

このブログでは、大豆製品の利点とともに、それらに潜む様々な問題点に焦点を当てていきます。栄養面でのメリットはもちろんのこと、遺伝子組み換えや、レクチンなどに関することを詳しく書いていこうと思います。

さらに、大豆製品の製造過程や、それらが私たちの健康に及ぼす影響についても考察します。また、消費者としてどのようにこれらの問題に対処し、より良い選択をすることができるのかについても考えていきましょう。

大豆製品は、私たちの食卓に多くのメリットをもたらしてくれますが、その裏側にある問題点に目を向けることは、より健康的で持続可能な食生活を送る上で非常に重要です。

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大豆製品の問題点

大豆製品の問題点に関して、イソフラボンの利点が注目される一方で、大豆には「遺伝子組み換え」や「ゴイトロゲン」、「フィチン酸」、「トリプシンインヒビター」「レクチン」といった懸念材料も存在します。これら各要素について、より詳細に見ていきましょう。


遺伝子組み換え

まず、「遺伝子組み換え」に関してです。この問題は、遺伝子組み換え食品の安全性に関する広範な議論に根差しています。遺伝子組み換え作物は、一般に農薬や除草剤に対する耐性を高めるために特定の遺伝子が導入されています。特に多く使用されるのは、「ラウンドアップ」と呼ばれる除草剤で、その主成分は「グリホサート」です。グリホサートは、植物のアミノ酸合成を阻害することで除草効果を発揮します。一部の遺伝子組み換え作物では、グリホサートに耐性のある微生物の遺伝子が導入され、これにより作物が除草剤の影響を受けにくくなっています。

しかし、グリホサートの安全性については論争があります。2015年に国際がん研究機関(IARC)はグリホサートを「おそらく発がん性がある」とランク付けしましたが、これは動物実験に基づく評価であり、ヒトに対する直接的な発がん性リスクを指摘したものではありません。また、欧州食品安全機関や米国環境保護庁など、多くの国際機関はグリホサートの安全性を認めています。長期動物試験による研究プロジェクト(GRACE、G-TwYST、GMO90+)では、遺伝子組み換え作物の摂取による健康リスクは認められなかったとの結論が出ています。

さらに、フランスのカーン大学のセラリーニ教授が主導した研究、特に腫瘍ができたマウスの写真が公表されたことで、一時的に大きな懸念が広がりましたが、この研究は実験手法に問題があると批判され、結局論文は取り下げられました。

日本では遺伝子組み換え食品の安全性審査が義務化されており、審査を通過していない食品は市場に出回らないため、現時点で遺伝子組み換え大豆製品に対する特別な心配は不要とされています。1998年に発表された「遺伝子組み換え食品の品質と安全性」という総説でも安全性に問題はないとされており、20年以上の使用実績を持ち、重大な健康問題が発生していないことから、これらの製品は比較的安全と考えられています。


ゴイトロゲン

ゴイトロゲンとは、甲状腺の機能に影響を与える物質の一種です。特にアブラナ科の植物に多く含まれるイソチオシアネートは、ゴイトロゲンの一例として知られています。イソチオシアネートは抗酸化物質であり、自然界では、植物が動物に食べられることを防ぐために生産される辛み成分です。例えば、ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンやワサビの辛みもイソチオシアネートによるものです。

アブラナ科の植物では、イソチオシアネートは「グルコシノレート」という配糖体の形で存在します。これは通常は辛みを感じない形態ですが、植物が動物に傷つけられた際には、ミロシナーゼという酵素が働き、グルコシノレートから糖が外れ、辛いイソチオシアネートが生成されます。

このイソチオシアネートには、甲状腺でのヨウ素(ヨード)の吸収を阻害する作用があります。ヨードの吸収が妨げられると、甲状腺は必要な量の甲状腺ホルモンを生成するために活動を強化し、結果的に肥大することがあります。このように肥大した甲状腺を「ゴイター」と呼び、この状態を引き起こす物質を「ゴイトロゲン」と称します。

キャベツやピーナッツ、サツマイモ、キュウリなどの他の食品にもゴイトロゲンは含まれています。大豆に含まれるイソフラボンの一種であるゲニステインにもゴイトロゲンとしての作用があります。甲状腺ホルモンの材料となるチログロブリンは濾胞上皮細胞で合成され、血中のヨードを取り込みながらヨードを結合させます。これは主に甲状腺ペルオキシダーゼによって行われます。

マウスを用いた実験では、大量のゲニステインを摂取させた結果、甲状腺ペルオキシダーゼの活性が約80%低下しました。しかし、甲状腺ホルモンの濃度や甲状腺の重量には顕著な差が見られませんでした。これは、他の酵素が働き、ペルオキシダーゼの活性低下を補った可能性があると考えられています。

日本人は昆布やワカメ、ヒジキなどの海藻から豊富なヨードを摂取しているため、実際にはヨード過剰の状態になることがあります。そのため、大豆製品からゴイトロゲンを摂取することが、実際には過剰なヨードから体を守る役割を果たしている可能性もあります。ただし、アメリカやヨ

ーロッパの山間部などヨード摂取が不足しがちな地域では、食塩にヨードが添加されていることもあり、地域や食生活によってゴイトロゲンの影響は異なる可能性があります。

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フィチン酸

フィチン酸は、リンの主な貯蔵形態であり、特に穀物や豆類に多く含まれています。フィチン酸は強いキレート作用を持ち、これにより体内のミネラル(例えば鉄や亜鉛など)と結合し、体外への排出を促進する可能性があります。実際、大豆プロテインに含まれるフィチン酸が鉄の吸収を妨げるとする研究結果があります。しかし、フィチン酸は大豆だけでなく、オートミール、トウモロコシ、玄米など他の多くの食品にも含まれており、日常的な食生活において摂取量に大きな違いはないと考えられます。

さらに、フィチン酸は体内の過剰な鉄を排出する作用があるため、中年以降の男性における心臓血管系のリスクを低減する可能性があります。また、水銀や鉛などの有害な重金属の排出を助ける働きも持っています。

トリプシンインヒビター

大豆に含まれる「トリプシンインヒビター」は、タンパク質の消化を妨げる成分です。トリプシンはタンパク消化酵素であり、インヒビターはその活動を阻害することを意味します。生の大豆を摂取すると、このトリプシンインヒビターにより消化不良や下痢を引き起こすことがあります。しかし、加熱処理によってトリプシンインヒビターの大部分は無効化されます。例えば、木綿豆腐では約2.5%、絹ごし豆腐で約4.3%、豆乳で約13%、納豆ではわずか0.7%のトリプシンインヒビターが残るとされています。大豆プロテインは製造過程で加熱されるため、この点での心配は少ないです。

しかし、安価なタンパク源として利用される「きな粉」にはトリプシンインヒビターが残ることがあり、注意が必要です。また、豆乳は製造過程での加熱が十分でない場合があり、約13%のトリプシンインヒビターが残ることがあるため、プロテインの溶解液として使う際は留意するべきです。

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レクチンに関する詳細

大豆の潜在的なデメリットとして、「レクチン」という成分が挙げられます。レクチンは、糖に結合する性質を持つタンパク質で、主に豆類やイモ類に多く含まれます。レクチンは赤血球を凝集させる作用があることで知られており、フィチン酸やトリプシンインヒビター、ゴイトロゲンと同様に、植物が動物による摂食を防ぐために持っている防御機構の一つです。

レクチンに関しては、一部の大豆否定派から、リーキーガット症候群(腸の壁が損傷し、未消化物質や有害物質が体内に入り込む状態)を引き起こす可能性が指摘されています。ただし、レクチンは加熱処理や発酵によってその活性が大きく低下するため、一般的な調理方法で消費される大豆製品では、レクチンによる問題はほとんど発生しません。また、レクチンは消化されにくいため、通常の食事では血液を凝固させたり、インスリン抵抗性、リウマチ、アレルギーなどを引き起こす心配は少ないとされています。レクチンがリーキーガットを引き起こすという信頼に足る科学的証拠も見当たりません。

最近の研究では、レクチンを抗がん剤に結合させ、がん細胞表面の特定の糖鎖に対してターゲットとする新しいがん治療法の開発が進められています。このように、レクチンは特定の医学的応用において有益な可能性も秘めています。

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まとめ

以上のことから、大豆製品に関する懸念はそれほど重大ではないと考えられます。通常の量での大豆製品の摂取は、その健康上のメリットの方が大きいと思われます。大豆製品は栄養豊富で、多くの健康効果が期待される食品ですが、適切な量とバランスを考慮して摂取することが重要です。

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