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ロゴを作りたい人へ

この文章を読んでくださっているということは少なからずロゴに興味があるのでしょう。それがご自身のブランドのロゴを作りたいからなのか、あなたがデザイナーだからなのか、まぁ何でもいいんですけどね。そうして興味を持って読んでくれている方にこそ、今、あなたがロゴと言われて考える概念、それ自体を少しぐちゃぐちゃにして、元には戻れなくしてしまおうと思いました。

何故か?ニートであったところから大きなコンペに勝ち、個人のデザイナーとして誰もが知っているような企業とも仕事をすることになったりして、かれこれ実作としては100個ほどロゴを作るに至ったわけですが、そもそもの皆さんが考えるロゴの作り方から、使い方、考え方……と全てがとことん間違っていることを確信したからです。
ロゴというものはもっと自由に考えていいし、もっと自分たちで作り変えていっていいんだよってことをお伝え出来ればいいかなと思います。また、それに共感してくれて、僕にロゴを依頼してやってもいいんやで??という方が現れたとしたら、是非友達になりたいと思うんです。きっと何かしらやってみたい!と思って連絡してくれたと思うんでね。そのためには少なからず僕の意見や考えを書き留めておかなければいけないと思いました。
もう一度言います。皆さんはかなりの割合で間違っている!


ロゴとは何なのか?

ブランドの顔、それを見てブランドを認識できること、信頼の証だとか、まぁいろんなことが浮かぶでしょう。しかしそれらはどれもロゴというカタチ単体ではなくて、むしろロゴを使い続けていくうちに与えられる称号とでも言いますか、ロゴが磨かれていってユーザーに浸透した末の話なんだと思います。つまり前提には「ロゴを使う」という行為や、またそれを継続することによる習慣・認知、もっと長い時間をかければ歴史と言ったものの蓄積があってこそのロゴであることが分かってくるはずです。

とすると、ロゴそれ自体のカタチも重要といえば重要なのだけれど、むしろロゴを適切に扱うということの方がもっと重要であることが分かってくるんじゃないでしょうか?ロゴが浸透するまで使い続けられる強度があるのか?じゃあロゴを使う人ってどんな人なのか?ロゴはデザインなんて何のこっちゃって人でも使えるものなのか?とか考えていくと、どれだけかっこいいものを作っても扱えなければ何の意味もないような感じがしてくるんです。ロゴを作る時間は下手したら3秒で出来ます。もちろんそこからああでもないこうでもないとデザイナーは自分の納得のいくまでカタチを練り上げるわけですが、ロゴを使う時間に比べれば作る時間はその何十、何百、何千分の一になるはずで、どうしたって必ず短くなるものです。それなのに、何故か皆さんはロゴを作る時には情熱を傾ける割に、めっぽう使うということに関して無関心な感じがします。というよりはそもそも作るという過程において、長い時間、しかも全くのデザインの素人だってそれを「使う」ということが前提にまるでないということを僕は感じているわけです。

では、実際に僕が見つけた残念なロゴの使われ方の事例をご紹介しましょう。

コンビニで見たロゴの再現

これは僕がコンビニで見かけた張り紙をイラストレーターで再現したものですが、文字を見てみて、これが何のロゴの残骸かは分かっていただけると思います。T-POINTのロゴです。カラーで編集して白黒で印刷したんでしょう。Y100の黄色なんかは白黒にするとかなり白に近づいてしまいますから、ほとんど見えなくなってしまったんでしょう。こんなにも単純明快なロゴにおいても、どうやらきちんと使いこなすということは果たされないようなんです。

ロゴをデザインするということが出来ないから、デザイナーに依頼したいと考えているのだと思います。であると出来たロゴの色ですら変更できないという方もかなり多いのではないでしょうか??

ロゴはデータです。
なので何かしらの媒体に乗っけられて初めて意味を持つ不思議なモノです。そのデータの、それこそ色すら扱えないのですから、他の媒体上でのデザインだってきっとあまり上手く出来ないんじゃないでしょうかね??

グレーを黄色の代わりに置いたもの

きっとこんな風にして黄色を少し濃いめに、グレーに置き換えておく必要があったのでしょう。ちょっと濃すぎたかしら。まぁいいんですよ。さっきよりはいいでしょう。でもこんなに簡単なロゴですらこうやって扱われてしまう危険性を孕んでいるということは分かっていただけたのではないでしょうか?
皆さんもこんなようなことをしてしまうことは十分あり得る訳で、より複雑なデザインであれば益々上手く扱えなくなるということはしっかりと覚えておきましょう。

デザイナーでも、これからロゴを依頼したいと考えているクライアントの方でも、どちらもこのことはしっかりと頭に入れておいてください。

  • ロゴはただのデータ

  • データだから何かしらの媒体/メディウムに置き換えて表現する必要がある

  • その表現はデザイン素人に求められることだって多分にある。

  • それなのにそうした表現の積み重ねはブランドを確立する上で、ロゴを作ることと同じか、それ以上に重要なことである。

  • なのにそれらが前提にロゴが作られない

  • であれば誰でも扱えるように、ロゴを設計してあげるのがデザイナーなんじゃね??

というなんとも分かりやすい話です。
これが僕のロゴデザインの大前提なのかなと思います。

かっこいいロゴ作ります!というデザイナーとは少し違ってきます。
ロゴを作るのは僕ではない。ロゴをデザインするベースを僕がデザインするという少し複雑でいて、何ともシンプルな前提においてそうしたアプローチとしているのです。


ロゴデザイナーはサボっている。

僕はデザインの専門的な教育というものをほとんど受けていません。大学院まで行ったんですけどね。その代わりにもっとスケールの大きな建築というものをバックグラウンドとしています。その中でデジタルファブリケーションや現代アート、メディアアートも少し齧ったわけですが、まぁ専門というと建築なんでしょう。建築というとかなり複雑で僕にもまだまだ言語化できない難しさがありまして、あえて建物という言い方にして、例え話をしてみたいと思います。

建物を建てるのには基本的には設計図というものを描きます。その設計図の通りに作るにはどのような材料を使ってそれを構築するのか?という問題が常に付き纏ってくるわけです。
どんな空間がいいのかって見るためには模型だっていくつも作るわけです。模型にするためにだって材料が必要で、ロゴで簡単に作れる正方形だって、金属の板を買ってきて、それを何センチでカットして、模型にどうやって貼り付ける?と言った問題があるわけです。模型ならボンドでくっ付ければいいのだけれど、実際はじゃあこの金属板の四方をクリップで挟んでワイヤーで吊ろうかとか、固定するためのジョイントを作ろうかとか、既製品にちょうどいい部品があるけども色が気に入らないからメッキしちゃお〜!とか、まぁ色々考えるわけですよね。
そうした試行錯誤が模型なり建物を作るのには必要になってきます。

それで、ロゴの話に戻しますと、ロゴはある種設計図としての役割しか持っていません。それをどのようにして名刺にするのか?プロダクトにするのか?看板にするのか?といった具体的なモノから、もっと抽象的にじゃあそもそもこのロゴはどのようにして物質化されうる可能性があるのか?ということでもいいんですが、そういう試行錯誤をクライアントに丸投げしているのがロゴデザイナーなんだと思うんですね。前者のような具体的な表面的なモノのデザインに関しては自分でやられるデザイナーもいるでしょうが、後者のこのロゴがどのような素材で構築されるとブランドにとってより説得力のあるカタチへと昇華されるのか?というより建築的な思考に関して考えているデザイナーは僕の周りには中々いないように思うんです。自分はピクセルという何とも楽な支持体でのみ思考し、そしてピクセルの中のモックアップで判断する。デザイナーが楽してんすよね。それで、これがかっこいい!とか言ってんすよ。お前これどうやって質感出すんだ?どうやって物体化するんだ?特注か??そんな金ねぇんだよ!って言ってやればいいんですよ。

僕はロゴ以外にも例えばシルバーリングを作ったり、古着をリメイクしてみたり、簡単な家具を作ってみたりしているわけですが、ロゴだけが材料費がかからないんですね。だからこそロゴを一番最初の足がかりにしたところもあるのですが、だんだんと他の制作をしていく中で、ロゴにおいても手触り感というのか、質感を求めるようになってきたところがあります。結局ロゴも自分たちの手で作り上げるような、それこそ表現を考えなければいけないんだと考えるようになっていったのかなと思います。

ロゴに質感を与えるという作業をデザイナーはサボります。
ロゴのシルエットにラフとかパンクと言った何らかの加工を施して、ほれ!質感!とか言ってくるかもしれません。それは質感ではありません。ただのデータです。触れることが出来ません。

ロゴを一緒に作り上げる

例えばココナラなんていうプラットフォームがあって、そこには1万円とかでロゴを作ってくれる人がたくさんいます。何故そんなに安いのか?それは他に仕事があって収入があるから、ある種趣味的に気楽にやっているからであったり、もしくはその分、量をこなしている人もいますね。中には自分に自信がないからと言った方もいるにはいたけれど、どうせ依頼するんだったら、この人のことを応援したいと思う人に依頼しよう!値段で決めるとクソみたいなロゴが出来上がる。中にはそこから後々いいデザイナーになるようなデザイナーの卵に出会える可能性もあるっちゃあって、いいロゴ作る人も稀にいるんだけどね!金額では選ばない。
以前僕にDMでロゴを依頼したいです!って言ってくれた方がいたんですけどね、金額で厳しいかもとなってなくなっちゃったんだけど、他のデザイナーに依頼したらしく出来たロゴがプロフィールの画像になっていたんだけども、まぁ酷い出来で僕が悪いことしちゃったなぁって何だか嫌な感じがしたことがあった。
僕は別に過去に何か賞を取ったわけでもないし、つい最近までニートしてたくせに、僕に依頼すると今(2024年2月19日)現在で6万円かかります。その違いは僕はロゴのデータを納品する以外のことにも、コンセプトやキャッチコピーやら色んなことに口出しするからであり、ロゴを納品した後でもせっかく依頼してくれた人の相談には乗りたいからだし、何よりも一つ一つの案件に集中するためには数をある程度絞る必要があるからです。何なら本当は10万円くらいもらいたいなと思っているのだけれども、僕の生活の内訳を見てみても贅沢はタバコと週一のサウナくらいなものでそれほどお金はかからないし、欲しいものは別に経費になるようなものばかりだしで、リアルな数字がこの6万円という数字だっただけなんです。僕がもらって嬉しいのがこの辺のラインでした。1万円では僕は疲弊してしまう。喜んでもらえるのは嬉しいけれど、僕が嬉しくない仕事を僕が進んでやる意味が分からないじゃないですか。そのためにはある程度金額はかかるけれど、それでも依頼してくれる方のために全力で対応する。それだけと言えばそれだけだなんですね。

ヒアリングして、いいコンセプトが思いつけば投げるし、ロゴを作ってその中で何かいい方法が思いついたらそれも投げるし、もっと面白い方法があれば提案数の上限もあんまり考えない。クライアントが自分らのロゴなのに、あまりに他人事だったらさっさとキャンセル。あなたに使う時間はない。が、ノリノリで話してくれる人には僕も出来る限り全力で対峙する。そういう人との仕事が大好きなんですね!

ヒアリングは簡単でいてとても難しいことを聞きます。

ブランドのコンセプトは何ですか?

僕のヒアリングの核はこれだけです。もちろんそれに付随して、じゃあそのコンセプトや世界観のために、どのようにプロダクトを作っているのか?とか、高品質とかって言っていますが、それは自分たちでどのような基準を設けてそう言ってるんですか?とか聞きます。それでコンセプトとずれているのなら、テストの基準の設定に口を挟んだり、コンセプトそのものが間違ってるんじゃね?と言って新しいコンセプトから一緒に考えます。

コンセプトが決まれば、他のデザイナー同様にロゴのデータを作成していきます。ただしここでは、あなたでも作れるカタチ以外は出しません。何故か?これをここまで読んでいるあなたならもう分かるはずです。上手く扱えないからです。

そしてコンセプトによっては、このロゴは鏡で作ってね!とかガラスやアクリルで作ってね!とか、まぁ適当な材料をお伝えすることもあります。
それから、このロゴは反復すると面白いからこんな風に遊んでみて!とアニメーションや3Dで使い方をお伝えすることもあります。

実際に事例も交えて話してみましょうか。

ABUNDANCE OKINAWA

今までで面白かった事例はABUNDANCE OKINAWAというリゾート施設のロゴを担当した際に、ロゴを反復することを提案したのですが、それがそのまま建物のレンガの柄に取り入れられた事例があります。ホームページの背景にも使われてるみたい!

クライアントさんが建築士に伝えてくれて、建築士がロゴと同じ柄の花レンガを見つけてくれたのでしょう。そんな風にロゴというデータを基に、遊んでみるとブランドとしてのそれこそ質感が出てくる。これがとてもいい!



URNESS

他にもクライアントファーストというコンセプトを掲げるURNESSのロゴを担当した際は、自分たちの名前よりもクライアントにとっての正解を意味する⭕️を最前面に打ち出して表現しましょうか!丸だけでも覚えてもらいましょうよ!とかって何ともめちゃくちゃな提案をしたのだけれど、それを採用してくださり、ホームページではアイコニックな丸を動かしたアニメーションになっていたりする。色はカラーの方が良かったと思うんだけども、、まぁいいじゃない!

これらはクライアントさんが僕がテキトーに話したことを、他の人と協力して反映してくださった事例なんだけど、DIYとでもいうのかもっと簡単な事例も紹介しておこうかなと思う。

50

サムネに使ったロゴだ。よく見てみてほしい。ロゴの作り方というのか設計図をもとに自分で布テープでも使って看板を作った事例。そう。これテープで出来てんだよね。気付いた人どれくらいいましたかね??まぁそれくらい人はロゴなんて見てないんですよ。よく見たら歪んでますよね。テープだから。騙されましたかね??こんなもんすよ。これはちっちゃいから気付かなかったってこともあるんでしょうけれどもね、大きなスケールでそれこそガムテープで作られてたら、それはそれでおもろいからいいんじゃないでしょうかね??僕だけ?一気に引き込まれますけどね。
これはまぁこの記事を書くために僕の名前を元に新たにロゴをデザインして、それをテープで作り直しただけなんだけども、しっかりと僕のInstagramにシェアするつもり!こうやって誰でも出来るじゃん!ってことを示すのは僕の仕事の一つだから。友達にそうやってどんどん作れ!って教祖みたく布教しているのだ!
でも、そうやって自分たちで完結するというのはとても強いと思う。看板一つ作るのにだって結構お金がかかる。でもテープだったら誰でも作れて、かかっても数千円くらいなものだろう。歪んでいても自分で作ったものなら愛おしく思えてくるんじゃない?そんな風にして自分たちのロゴを文字通り自分たちの手垢でもつけて使い続けて欲しいんです。そうやってようやくロゴは完成に一歩近づくんですから!
ナイキのロゴとかもそうでしょう。スニーカーにどうやって貼っつけるかでかなり遊んでるでしょ?はたまたロゴを回転反復した刺繍とかもあるやない?Appleのロゴも毎シーズンその時に発表する製品に準えた活用があるでしょ?どんどん遊んでくれい!


外国人のカタコトな日本語を馬鹿にするやつがいるか??

ロゴを作り上げる過程で下手くそでもいろんな表現をどんどん考えてみるといいと思います。そこで思いついたものは外国人の話す下手くそな日本語的なカタチです。逆にこちらからも下手くそな英語で対応したら喜んでくれたりするもんじゃないですか!?僕結構そういうこと多いですよ!昔、そうやって接客してたら最後、僕を探してまで挨拶して帰って行った外国の人いましたもん!

カタコトだけどしっかり伝わるし、その姿がどこか可愛かったり、どうにか伝えようとするその姿勢には共感だって出来ます。誰も馬鹿になんてしませんよね。
そのためのベースは僕がしっかりと作ります。誰が作っても大体上手くいく比率やカタチを作ります。色は一色で直線的な方がいいかもしれませんね。自信があるなら3色くらいまでならいいでしょう。円形も使ってみますか??
あとはあなたたちが自身の手でそれを恥ずかしがらずにきちんと質感あるカタチに落とし込むだけです。もちろん僕も協力します。こんなことしてみたら??としれっと提案することもあるかもしれません。もっといいアイディアはあなた方が手を動かす中で見つけられるはずです!例えば僕が鏡を使ったら?と言ってもそれが自分たちでは難しいことはあるでしょう。が、他に方法はいくらでもあるはずです。
例えばカタチだけはアクリル板でも合板でも何でもいいんですが、切り出してもらうんです。それでお金に余裕があるのならエッジの処理まで頼めばいい。節約したいなら自分でヤスリをかけましょうよ!アクリルだったら、削ってある程度磨けてきたらターボライターで炙って鏡面仕上げにしたらいいんですよ。で、今はメッキ風に仕上げられるスプレーがあるからそれを自分で吹き掛ければ、オリジナル立体ロゴ完成!ってな具合ですよ!自分でやると安くて、楽しくて、愛着も湧いて、それでいて不思議な質感が出てくるから人にだって伝わるものが出来上がる。最高じゃないですか!?自分でやるときっと工夫が生まれる。そうした工夫がブランドになります。基本はセルフビルドでいきましょう!僕なんてテープで看板作ってんすよ??あなたでも出来るじゃないですか?出来ないことだけ人に頼む。これだけです。

佐藤可士和というデザイナーを知っていますかね??

彼のロゴは中学生でも描けるとどこか馬鹿にされているところもないことはないのですが、僕の考えるセルフビルド的なロゴデザインをやられているなと感じる事例が実はかなり多いのがこの人だ。

スーツセレクトのロゴなんて縦線4本を等間隔に並べたものだからガムテープを切って貼ってすれば誰でも作れるじゃない??

ユニクロのロゴも正方形をベースにしているからこそ、それがそのまま立方体になってもブランドの印象と全然乖離しないで、そのまま物質化出来るとかね。

これなんて明らかに困ったらお前たちでブロックでも積み上げて施行しろよ!って言っているじゃない。

別に僕は特別なことは何も言っていないんですね。ロゴはただのデータだからそれを実際に使うってことを考えてロゴという設計図を作っておきませんか?というブランド作りの一個のルールをしっかりと考えようよって話をしているだけです。そんな風にして、作り方からデザインしている先輩もいる。だから一応紹介してみた。事例があると安心するでしょ??


そんな風にして僕と一緒にロゴを作り続けてみません??何だか自分たちでも出来るって思ってきていません?こいつデザイナーなのに超適当やん!でもなんかいいかも!って思ってくれてないですかね??やってみよう!って思えてきてません?それでようやくロゴデザインを考える頭になってきた証です。実は誰にでも出来ることなのです。それを何故か綺麗に作らないといけないとか、かっこよくロゴは作らなければいけないとか言って背伸びする。それがまるでよくない。あなた方が扱える、身の丈にあった、それでいて手に馴染む、手垢まみれのカタチを作ればいいんですよ!そうやっていい味が出てくるんです。においがしてくるんです。それがブランドの顔になったら、そんなにも説得力のあるカタチないじゃないですか??
かっこつけない。わかりましたか??

何ならですね、ロゴだってあなた達で作っちゃえばいいんですよ!本当はそれが一番いい。だっておかしくないですか?ロゴも、WEBも、名刺も、看板も全部デザイナーが作っているなんて。何なら経営課題や戦略立案はコンサルで、コンセプトはコピーライターで、プロダクトはアウトソーシングでデザインしてもらって、工場に丸投げみたいな企業って中身全くないじゃないですか。

さっきも言った通り、僕は建築学科卒なんですけどね。他にも変だなぁって思うことがあるんですよ。国は生存権を認めるとか言いながら、国民には小屋だって建てることを認めていないんです。家だって自分らで作れない動物が他にどれだけいるんでしょうかね??人間って変ですね。
家は難しいかもしれないけれどロゴなら作れます。ロゴくらい作ってみたらいいんですよ。商標登録できないって??逆に聞きますけどね、それが目的になったロゴのどこが楽しくて、あなた達らしいんです?どうでもいいんですよ。そんなこと。それにきっと何かしら方法はあるはずです。大丈夫です。佐藤可士和という偉大なるデザイナーがそれを示し続けてくれています。

作ってみてダメやったら僕に連絡して!ビシバシ直しちゃうかもしれないけれど、きっと自分たちで自立できるロゴにしてみせるからさ!

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