専業主婦やってみた その3

いわゆる不眠症に陥った私は、これはなんとかしないとまずいと焦って
眠れるようになるために何をしたらいいかネットで調べてみた。
すると、すぐにでもできそうな方法がいくつか見つかり、ほんとうに
効果があるのかよくわからないまま取り合えず試してみることにした。

実際に行ったのは以下のような方法。

・眠れるBGMをYouTubeで流しながら寝る。
・コーヒーを夜に飲まない。
・夜は部屋の明かりを暗めに設定する。
・朝日を浴びる。窓越しの光でも良いのでカーテンを開けて
 太陽の光を感じる。
・寝る直前までスマホやipadを見ない。
・外に出て歩く。できれば15分。無理なら5分でも10分でも良いので
 なんらかのリズム運動を行う。

これらを実際にやってみたが…

■眠れるBGMをYouTubeで流しながら寝る
布団に入るときに、スマホを枕元に置き、小さな音で眠れるBGMを流しながら、目を閉じて眠くなるのを待つ。個人的にはこれはあまり効果はなかった。眠れるはずと期待して目を閉じていても、時間ばかりが経過していくと、だんだんあと何分でこの動画終わりだっけ、終わるまでに眠れるかな、とか考え始めて、2時間とか3時間の動画の音が消えた時、「え、眠れなかったじゃん、どうしよう」とかえってストレスになるので辞めた。

■コーヒーを夜は飲まない
カフェインの影響は意外と長時間続くらしく、医者の中には夕17:00以降は飲まない方がいいという人もいる。毎日夕飯の支度の前に、1杯のコーヒーとおやつを楽しみしている私としては、17:00までというのはちょっときつい。試してみても思ったほど効果は感じられなかった。

■夜は部屋の明かりを暗めに設定する
夜はリビングの蛍光灯を暖色の暗めに設定しておくと、身体が眠る体制に
入るという。気分的に落ち着いた感じになるという意味ではよかったが、
目に見えた効果は感じられず。

■朝日を浴びる。窓越しの光でも良いので太陽の光を浴びる
朝日を浴びるとセロトニンが分泌されて、15~16時間後にメラトニンが
分泌されるそうだ。このメラトニンが十分に分泌されると眠るべき時間に眠気がきて眠れるということらしい。
朝いきなり外にでるのはハードルが高いので、まずはカーテンを開けて、目に太陽の光が入るようにした。ソファに座っていてもちょうど眩しくなるように工夫した。セロトニンやメラトニンの分泌に関しては身体の仕組み上、
必然的に変化が起こっていたはずだが、速効性は感じられなかった。

■寝る直前までスマホやipadを見ない
寝る直前まで動画や、マガジンなど見ているとほんとうにキリがない。
そしてもうやばい時間になって布団に入っても、全く眠くならないのは
以前から経験済みだった。ブルーライトを浴びる時間を減らした分の
効果はあったはず。

■外に出て歩く。できれば15分。無理なら5分でも10分でも良いので
なんらかのリズム運動を行う
ゴミ出しに外に出たついでにそのまま近所を一周することから始めた。
最初はほんとに5分くらいで戻ってきた。しかし、外に出て歩くというのは
まず気分がいいし、ちょっとテンションが上がる。そして自分にとって小さな達成感を感じられるのもメリットだった。そうはいってもなかなか続かないのも事実。しかし、太陽の光を浴びて歩くことが個人的には最も効果があったように思える。
最初は5分や10分でも、毎日でなくても、外に出て歩くことが回を重ねるごとに特別なことではなくなってきて、30分、ときには50分と時間も伸びて、いつの頃か眠れるようになっていた。

一つずつ効果があるか検証したわけではないので、確実なことはわからないが、自分としては、太陽の光とリズム運動なくして、不眠症を克服するのは
難しかったのではないかと思う。

かくして不眠症とはめでたくおさらばできた私だが、やはり仕事を再開したいというか、しないとまずいなという思いが日々胸の中にくすぶり続けていた。
(次回に続く)



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